電子申告は将来的に携帯電話で認証できる?!

電子申告の携帯電話認証
最終更新日:2017年1月12日

国税庁の発表によると「財務省改善取組計画」(財務省行政情報化推進委員会決定)に基づき、
2016年度分の電子申告からは、携帯電話の認証を可能にする予定のようです。
2016年(平成28年)度分の確定申告なので、つまり2017年(平成29年)2月16日~3月15日に提出する確定申告でこれが可能になるということです。

セキュリティ対策やなりすまし対策のため、この案は再検討となってしまったようです。 2017年から予定されていた、携帯電話による本人認証は、導入が延期となりました。(導入時期は未定)

>> 国税庁ウェブサイト - e-Taxにおける新たな認証方式の導入について

電子申告の変更点 - ICカードリーダーと住基カードについて

電子申告をするためには、電子証明書が格納された住基カードもしくは個人番号カードと、ICカードリーダー(ICカードリーダライタ)が必要です。 パソコンにUSB接続のICカードリーダーを挿し、そのICカードリーダーに住基カードを挿して本人認証するという形です。 >> 電子申告の個人認証に必要なものについて

2017年からはこの2つが不要となり、携帯電話での認証が可能になる予定でしたが、 セキュリティ対策などの観点から、再検討した上で実施される事となったようです。 携帯電話による認証が始まる日程は、今のところ未定となっています。

携帯電話による認証の案が実施されれば、今後は自宅パソコンで電子申告をするにあたってICカードリーダーが必須ではなくなります。 電子申告を考えている方はこの辺りもふまえて検討しましょう。 ICカードリーダーは電子マネーのチャージぐらいしか他の利用機会がないものです。

ちなみに2016年1月からの個人番号カードの交付開始に伴い、
2016年からは住基カードの新規発行・更新は終了しました。
>> 個人番号カードの受け取り方 - 交付開始時期・住基カードの返納について

新システムによる電子申告のまとめ

  • これまで郵送が必要だった書類はPDFデータによる送信が可能に
  • 本人確認は携帯電話とメールで可能に

PDFによる添付書類提出も可能に

2016年(平成28年)4月1日(金)から、特定の添付書類については、イメージデータ(PDF形式)による提出が可能となりました。PDF形式で提出できる添付書類の種類は段階的に拡大される予定です。

紙の提出は不要で、代わりにPDFによるデータ送信が可能になるということです。
スマートフォンのアプリを利用しての書類スキャンも可能ですが、
大量の書類をスキャンするのには向いていないので、
今後はICカードリーダーの代わりにスキャナーが必要になるかもしれません。

本人確認は携帯電話とメールで可能に

携帯電話での本人確認は、以下の3ステップになるようです。

  1. 電子申請の手続き画面で携帯電話の番号を入力
  2. 認証コードがメールなどで通知される
  3. システムから自動音声の電話がかかってくるので携帯電話にコードを入力する

この3ステップで本人確認ができるとのことです。
この認証方法の採用が予定されているのは2017年2月〜3月以降に提出する確定申告からです。
国税庁のウェブサイトによると、運用開始予定日は2017年(平成29年)1月4日(水)です。

日本年金機構における個人情報流出問題をふまえ、 セキュリティ・なりすまし対策の観点から、再検討となってしまったようです。
最新情報は、e-Tax公式ウェブサイトのお知らせ一覧から確認できます。 e-Tax公式ウェブサイト - お知らせ一覧

ちなみに、電子申告によって2013年度に削減した事務処理時間は10万時間を超え、
1件辺りの行政費用は433円かかっているとのことです。
いま現在は所得税の確定申告において、全体の50%超が電子申告を利用しているという統計が出ています。

>> e-Taxを分かりやすく!電子申告するまでの流れ・事前準備について
>> 個人事業の確定申告に関するまとめ