Mac対応の青色申告ソフトまとめ【2024年最新版】

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更新日 2024年2月08日

Mac対応の青色申告ソフト

Macを使っている個人事業主向けに、青色申告対応の会計ソフトをまとめました。Windowsと比べるとインストール型の選択肢は少ないですが、Windows・Mac両対応のクラウド会計ソフトがあるので問題ありません。クラウド会計ソフトは、ChromeやSafariなどのWebブラウザからログインして利用できます。

Mac対応の会計ソフト【比較一覧表】

料金
(税込)
自動
仕訳
電子
申告
スマホ
アプリ
操作画面
やよいの青色申告 オンライン
やよいの青色申告
オンライン

9,680円/年~
クラウド
やよいの青色申告 オンライン(操作画面)
freee会計
freee会計

12,936円/年~
クラウド
freee会計(操作画面)
マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワード
クラウド確定申告

11,880円/年~
クラウド
マネーフォワードクラウド確定申告(操作画面)
HANJO会計
HANJO 会計

12,936円/年
クラウド
× HANJO会計(操作画面)
ジョブカン青色申告
ジョブカン青色申告

13,200円/年
クラウド
× ジョブカン青色申告(操作画面)
やるぞ!青色申告
やるぞ!青色申告

9,680円~
インストール
× × やるぞ!青色申告(操作画面)

これから導入するなら、断然「クラウド型」の会計ソフトがオススメです。特に「弥生freeeマネーフォワード」の大手3社が提供するクラウド会計ソフトなら、機能もコスパも間違いありません。(それぞれの詳しい説明は後述)

そもそも「クラウド型」の会計ソフトとは?

会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」の2種類に大別できます。「クラウド型」の会計ソフトなら、MacでもWindowsと同じように使えます。

クラウド型とインストール型の違い【個人事業主の会計ソフト】

クラウド型 インストール型
利用方法 インターネットブラウザや
スマホアプリから利用する
パソコンにソフトを
インストールして利用する
対応OS Mac・Wndows
どちらでも使える
ほとんどWindows向け
(Mac対応のものは少ない)
主な特徴 操作画面がシンプルで
初心者でも使いやすい
経理の専門用語が多く
やや経験者向け

>> クラウド型とインストール型の違いを詳しく

クラウド会計ソフトは、パソコンやスマホのブラウザ(Google ChromeやSafariなど)から利用するのが基本です。ただ、スマホからの操作に最適化されたスマホアプリ版が用意されたソフトもあります。

ブラウザ版とスマホアプリ版、どちらでソフトを使っても記帳した内容などは、クラウド上で一元化されます。

クラウド会計ソフトの利用方法

ブラウザから利用
(ブラウザ版)
スマホアプリで利用
(スマホアプリ版)
パソコン ×
タブレット
少し見づらい場合も
×
スマホ
少し見づらい場合も

ソフトによっては「ブラウザ版」の画面がタブレット・スマホに最適化されず、パソコン以外ではうまく動作しない場合があります。とくにスマホからの利用をメインにしたい人は、スマホアプリの機能もチェックしておきましょう。

【クラウド型】やよいの青色申告 オンライン


やよいの青色申告 オンライン」は、大手クラウド会計ソフトのなかで最も低価格なソフトです。個人事業主向け会計ソフトでシェア1位を誇る「弥生株式会社」が提供しています。

料金
(税込)
無料トライアル 主な対応ブラウザ iPhone対応
(ブラウザ版)
iPad対応
(ブラウザ版)
9,680円/年~ ・Chrome
・Firefox
・Safari

最適化なし

最適化なし
自動仕訳 確定申告書類 電子申告 請求書の作成 スマホアプリ

一部有料

機能が少ない
  • 同社の「確定申告e-Taxオンライン」とあわせて使えば電子申告もカンタン(無料)
  • 請求書の作成には「Misoca」という別サービスを使う(月11枚以上の発行には追加料金)
  • スマホアプリは記帳機能に特化しており、その他の機能はほとんどない
  • 「会計ソフトはパソコンで操作する」という個人事業主向き

「やよいの青色申告 オンライン」には、3つの料金プランがあります。安価なプランでも機能面に制限はなく、ユーザーサポートの手厚さが異なるだけです。

「やよいの青色申告 オンライン」の料金プラン

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金(税込) 9,680円/年
初年度は無料
15,180円/年
初年度は無料
26,400円/年
初年度は半額
帳簿づけ
確定申告書の作成
電子申告
請求書の作成
一部有料

一部有料

一部有料
サポート なし ・メール
・チャット
・電話
・メール
・チャット
・電話
・確定申告の相談

>> 「やよいの青色申告 オンライン」の料金プランを詳しく

最上位の「トータルプラン」では、サポートの一環として確定申告の相談ができます。これは、帳簿づけや申告業務の疑問点を相談できるサービスです。初年度はプラン料金が割引になるので、初心者はサポートの手厚い上位プランから使い始めるのがよいでしょう(プランはあとから変更可能)。

実際の操作画面(やよいの青色申告 オンライン)

取引入力(帳簿づけ) 確定申告書類の作成
取引入力画面 (やよいの青色申告オンライン)
確定申告書類の作成画面 (やよいの青色申告オンライン)
分析レポート スマホアプリ
分析レポート画面 (やよいの青色申告オンライン)
スマホアプリ作成画面 (やよいの青色申告オンライン)

弥生は長らくインストール型の会計ソフトを提供していたメーカーなので、操作画面のデザインに少し「老舗感」があります。しかし、画面の構成自体はシンプルなので、初心者でもスムーズに使いこなせるでしょう。特に仕訳の入力フォームなどは、3社の中でも際立ってシンプルで、Macユーザーでもストレスなく利用できるはずです。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式)

【クラウド型】freee会計


freee会計」は、自動仕訳や電子申告など、DXへの素早い対応で業界をリードしている会計ソフトです。弥生・マネーフォワードと比べると料金が少し高めですが、そのぶん経理業務の効率化を見込めます。

料金
(税込)
無料トライアル 主な対応ブラウザ iPhone対応
(ブラウザ版)
iPad対応
(ブラウザ版)
12,936円/年~ ・Chrome
・Firefox
・Safari

最適化

最適化
自動仕訳 確定申告書類 電子申告 請求書の作成 スマホアプリ

電子申告まで可能
  • スマホやタブレットからでも、ブラウザ版を操作しやすい
  • 確定申告書類の作成は、○×アンケート感覚で初心者でもカンタン
  • ソフトの中に請求書機能が搭載されており、無制限で利用できる
  • スマホアプリだけで記帳~電子申告まで済ませることも可能

個人事業主向けの「freee会計」には3つの料金プランがあります。最安の「スターター」だと、分析レポートの作成機能などに若干の制限があります。これは売上の推移などをグラフ化し、経営状況を分かりやすいかたちで把握したい事業主向けの機能です。

「freee会計」の料金プラン

スターター スタンダード プレミアム
料金(税込) 12,936円/年 26,136円/年 43,780円/年
帳簿づけ
確定申告書の作成
電子申告
分析レポート
種類が少ない
サポート ・メール
・チャット
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・電話
・税務調査サポート補償

>>「freee会計」の料金プランを詳しく

「スターター」でもメール・チャットでのサポートを受けられますが、「スタンダード」以上のプランだと対応がよりスピーディになります。また「プレミアム」では、電話サポートに加えて「税務調査サポート補償」というユニークなサービスも付きます。

実際の操作画面(freee会計)

取引入力(帳簿づけ) 確定申告書類の作成
取引入力画面 (freee会計)
確定申告書類の作成画面 (freee会計)
分析レポート スマホアプリ
分析レポート画面 (freee会計)
スマホアプリ画面 (freee会計)

「freee会計」のユーザーインターフェイスはスッキリとしていながら、随所に初心者でも使いやすい工夫がされています。たとえば、専門用語には「?」マークが添えられており、そこにカーソルを合わせると解説がニョコっと表示される仕組みになっています。

>> freee会計(公式)

【クラウド型】マネーフォワード クラウド確定申告


マネーフォワードは、バックオフィス業務に関わる複数のクラウドソフトを「マネーフォワード クラウド」と称してセット提供しています。その中の「マネーフォワード クラウド確定申告」が、個人事業主の会計ソフトに当たります。

料金
(税込)
無料トライアル 主な対応ブラウザ iPhone対応
(ブラウザ版)
iPad対応
(ブラウザ版)
11,880円/年~ ・Chrome
・Firefox
・Safari

最適化

最適化
自動仕訳 確定申告書類 電子申告 請求書の作成 スマホアプリ

電子申告まで可能
  • スマホやタブレットからでも、ブラウザ版を操作しやすい
  • Macからの電子申告は少し面倒だが、スマホアプリを使えば簡単
  • 請求書機能は、セット内の「クラウド請求書」というソフトを使う(追加料金なし)
  • スマホアプリだけで記帳~電子申告まで済ませることも可能

「マネーフォワード クラウド」の料金は弥生とfreeeの中間くらいですが、複数ソフトのセット料金なので、コスパを考えると実質的にはかなりおトクです。どの料金プランでも、セットで提供されるソフトの数は変わりません。

「マネーフォワード クラウド」の料金プラン

パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
料金(税込) 11,880円/年 16,896円/年 39,336円/年
帳簿づけ
確定申告書の作成
電子申告
分析レポート
種類が少ない
サポート ・メール
・チャット
・メール
・チャット(優先対応)
・メール
・チャット
・電話

>>「マネーフォワード クラウド」の料金プランを詳しく

最安の「パーソナルミニ」だと一部の機能に制限がかかりますが、帳簿づけや確定申告に関わる機能は問題なく使えます。なお「パーソナル」と「パーソナルプラス」の違いは、電話サポートの有無だけです。

実際の操作画面(マネーフォワード クラウド確定申告)

取引入力(帳簿づけ) 確定申告書類の作成
取引入力画面 (マネーフォワードクラウド確定申告)
申告書類の作成画面 (マネーフォワードクラウド確定申告)
分析レポート スマホアプリ
分析レポート画面 (マネーフォワードクラウド確定申告)
スマホアプリ画面 (マネーフォワードクラウド確定申告)

マネーフォワードの操作画面はシンプルですが、弥生やfreeeほど「初心者向け」に振り切ってはいない印象です。従業員関連の機能も多く備わっていることから、それなりの事業規模を目指しつつ、バックオフィス全体の効率化を図りたい事業主向けと言えます。

>> マネーフォワード クラウド確定申告(公式)

まとめ - Macユーザーにおすすめの会計ソフト

大手3社のクラウド会計ソフトは、機能・料金の両面で優れているので、どれを選んでも間違いはありません。この3社のソフトなら、Macの操作画面に慣れているユーザーでもストレスなく利用できるはずです。

Macにおすすめの会計ソフト(個人事業主の青色申告)

3社とも無料トライアルが用意されているので、気になるソフトは使用感を試してみるとよいでしょう。

大手3社のクラウド会計ソフト【比較一覧表】

弥生 freee マネーフォワード
料金
(税込)
月額契約 - 1,628円/月~ 1,408円/月~
年額契約 9,680円/年~ 12,936円/年~ 11,880円/年~
無料体験
対応デバイス ・パソコン
・タブレット
・スマホ
・パソコン
・タブレット
・スマホ
・パソコン
・タブレット
・スマホ
自動仕訳
確定申告書類の作成
電子申告 PCから
やや面倒
スマホから ×
未対応
請求書の作成
月11枚以上は追加料金
スマホアプリ
機能が少ない
消費税申告
上位プランのみ

上位プランのみ

やよいの青色申告 オンライン」は、3社の中で利用料金が最も安いです(さらに初年度無料・半額キャンペーンも実施中)。ただ、スマホアプリの機能はまだまだ少ないので「主にスマホで会計業務を行いたい」という個人事業主には不向きです。

freee会計」は、豊富な機能とシンプルなインターフェイスが特徴です。弥生・マネーフォワードと違って、面倒な画面遷移やソフトの切り替えなしで全機能を使えます。他より少しお高めですが、使い勝手の良さを考えれば納得の料金設定だと言えます。

マネーフォワード クラウド確定申告」は、会計ソフトとしての機能性はもちろんのこと、その他にも複数のクラウドソフトをまとめて導入できる点が魅力です。特に従業員を雇う個人事業主などは、各ソフトの機能を最大限に活用できるでしょう。

>> やよいの青色申告 オンライン
>> freee会計
>> マネーフォワード クラウド確定申告