外注工賃(がいちゅうこうちん)

外注工賃の仕訳や源泉徴収などについて

外注工賃とは?

外注工賃とは、外部の業者に仕事を発注した際に払う手間賃や下請け賃料のことを指します。 「外注費」と同じ意味です。作業をする方に直接、指揮監督をする場合には、給与とみなされます。外注は、基本的に請負契約・委託契約です。

例えば、ホームページ運営や電気工事などを外部の業者に頼んだ場合、
経費の勘定科目は「外注工賃」とします。

税理士・弁護士・司法書士などへの報酬は、外注工賃の勘定科目ではなく、支払手数料や支払報酬で処理します。会計ソフトにこれらの勘定科目がない場合は、新たに作成しましょう。収支内訳書や青色申告決算書にも勘定科目を書き加えることができます。

外注工賃を支払った場合の消費税区分は「課税」です。
給与や賃金の支払い「給料賃金」は不課税ですが、
外注費のように、雇用関係になく事業として行ってもらう場合には課税取引となります。

源泉徴収義務者の場合、仕事内容によっては源泉徴収をする必要がある

仕事を発注するあなたが源泉徴収義務者の場合で、なおかつ相手が個人事業主(フリーランス)の場合、仕事内容によっては源泉徴収をする必要があります。(一人で事業を行っている個人事業主は、源泉徴収義務者ではありません。) >> 「源泉徴収が必要な報酬・料金等」とは?

例えば、フリーランスのデザイナーにホームページのデザインを外注する場合、
あなたが源泉徴収義務者の場合は源泉徴収をする必要があります。
同じ発注内容でも、あなたが源泉徴収義務者でない場合は源泉徴収をする必要はありません。

ちなみに、帳簿に外注工賃をつける際は、源泉徴収税を引く前の金額を外注工賃として計上します。 源泉徴収の分は「預り金」として計上すればOKです。

複式簿記の場合の帳簿づけ例

外注工賃として現金50,000円を支払った場合の仕訳↓

借方貸方
外注工賃 50,000現金 50,000

源泉徴収義務者が、外注工賃としてフリーランスのデザイナーに現金100,000円を支払った場合の仕訳↓

借方貸方
外注工賃 100,000現金 90,000
預り金 10,000

上の例では、分かりやすくするために源泉税率10%で計算していますが、
平成25年〜平成49年までは復興特別所得税(0.21%)が加算されて10.21%です。
>> 源泉徴収税額の計算方法と計算例

この他にも源泉徴収が必要な仕事の種類があります。
源泉徴収が必要な仕事内容の詳細については、こちらを確認して下さい。
>> 「源泉徴収が必要な報酬・料金等」とは

>> 個人事業で使う必要経費の種類一覧へ