個人事業主用の会計ソフトfreeeでできること

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更新日 2022年12月01日

個人事業主用の会計ソフトfreeeでできること

freee(フリー)は、会計の知識がなくても導入できるクラウド会計ソフト。確定申告が簡単になることが大きなメリットです。 個人事業主がfreeeを使ってできることをサクッと概観できるよう、本記事にfreeeで実現できることをまとめました。

freeeはネットを使ってふだんの経理業務を効率化し、確定申告をスムーズにしてくれる会計ソフトです。 インターネットを使える環境であれば、いつでも会計処理を行うことができます。 データのバックアップも不要で、自宅のパソコンやスマホでも会計作業を行えます。

freeeさえあれば、会計のことを知らなくても会計処理ができます。 そして、年に一度の確定申告を楽にしてくれます。個人事業主の強い味方と言えるでしょう。

freeeでできる会計関連の業務について

会計freeeでは、以下のような業務をこなすことができます。

確定申告 確定申告書の作成、電子申告
青色申告、白色申告、不動産申告に対応
売上把握
帳簿作成
請求書の作成、発行、郵送、入金確認
レジなどのアプリ連携で売上を自動登録
見積書や納品書の作成
帳簿の作成
経費管理 銀行口座やクレジットカードの明細からデータを自動取り込み
領収書やレシートの読取り
経費精算
経営分析 収支、売掛など多彩なレポートで経営状況を把握
月別の推移や取引先別の売上状況を把握

freeeを利用すると、たとえば「毎日の売上を手入力するのに時間をかけていた」「入金の確認が遅れがちだった」「確定申告の準備がなかなかできなかった」という悩みから解放されます。

最初に銀行口座やクレジットカードなどを登録しておくと、自動で同期が行われ、会計データが取り込まれます。これで、帳簿を作る準備が整います。

学習機能を活かした自動仕訳も便利です。たとえば電気料金の引き落としがあれば、AIが推測して「水道光熱費」に振り分けられます。慣れない会計業務にかかる時間や手間を削減でき、本業に力を入れることができるのはありがたいですね。

freeeでできる以下のことについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

確定申告帳簿の入力が完了すれば、確定申告書は質問に答えるだけで完成
 青色申告・白色申告・不動産申告に対応
売上把握
帳簿作成
請求書の発行から帳簿作成まで対応
 レジなどと連携することで売上を自動登録
経理管理銀行口座やクレジットカードの明細からデータを自動取り込み
 領収書はスマホで撮影・スキャンで取込

確定申告書で税務の知識が必要な部分はマルバツ形式で分かりやすい

確定申告に必要な情報はマルバツで答えればOK

freeeを利用した確定申告書の作り方はシンプルです。 ガイドにしたがって必要項目を入力した後は、画面に表示される質問に◯、×で答えていくだけ。 質問はたとえば「配偶者はいますか(配偶者控除の質問)」「国民年金に加入していますか(社会保険料控除の質問)」といったものがあります。

開業して初めての確定申告。慣れない経理用語に圧倒されるかもしれません。しかし、freeeを使うと、アンケートに答えていく要領で確定申告書類ができあがります。そして、そのまま電子申告をすることも可能です。

WindowsとMac、どちらでも電子申告が可能です。電子申告にはマイナンバーカードなどが必要ですが、これさえあれば混み合った税務署で並ぶ必要はありません。

青色申告・白色申告・不動産申告に対応

確定申告には、青色申告と白色申告があります。freeeは、どちらの申告にも対応しています。また、不動産申告も行うことができます。

freeeで作成・出力が可能な書類には、以下のものがあります。

  • 青色申告決算書・白色申告収支内訳書(事業用・不動産用)
  • 確定申告書
  • 消費税申告書 他

データさえそろっていれば、これらの書類をすぐに用意することが可能です。

確定申告で必要な所得や控除の入力も

確定申告では、株などで利益を上げた分についても申告をする義務があります。 また、医療費控除やふるさと納税などについて申告すると、控除を受けられます。そうした個別の所得や控除も、freeeでまとめて入力できます。

freeeが入力対応している所得・控除の例

  • 国民年金/国民年金基金
  • 株・FX取引
  • 医療費
  • ふるさと納税などの寄付
  • 住宅ローン
  • 生命保険や地震保険
  • 予定納税/損失繰越 など

請求書の発行から帳簿作成まで対応

freeeで作れる請求書イメージのサンプル

freeeを使って取引先への請求書の発行も可能です。請求書を作成すると、そのデータは自動で帳簿に入力されます。請求書を送る、というボタンを押せばメールソフトが立ち上がり、そのまま送信することも可能。さらに郵送も代行してくれます(有料:切手代・封筒代など込みで1通につき165円)

見積や請求、仕訳などのデータは一元管理されているので、請求書の発行と帳簿づけを一気に済ませることができます。取引先からの入金についてもステータス管理をすることができ、「ここは未入金」「ここは入金済」と一目でわかるようになっています。確認漏れも防ぐことができるでしょう。

請求書や見積書を作ったことがないという方は、freeeが使っているテンプレートを見本に作成することもできます。

レジなどと連携することで売上を自動登録できる

freeeは連携できるアプリが多彩です。店舗運営をしている個人事業主は、レジなどとデータのやり取りをすることで、さらに便利に利用できます。

freeeと連携できるアプリの例

  • POSレジ … Airレジ、スマレジ、ユビレジ
  • 決済サービス … square、イプシロン、PayPal他
  • EC … ASKUL、BASE(ベイス)、Amazon他

たとえばPOSレジと連携ができれば、営業日が変わるタイミングで「売上金額合計」「会計修正金額」「レジ確認の際の過不足金額」といった情報がfreeeに送信されます。

帳簿づけが自動で行われるので、締め作業が一気に簡単になります。利用中のサービスに対応しているかを確認した上で選択するのも良いでしょう。

銀行口座やクレジットカードの明細からデータを自動取り込み

ネットバンクやクレジットカードの明細データを自動取り込み

銀行口座やクレジットカードを連携させることで、自動で明細を取得し記録します。 日付や金額、取引先などをひとつひとつ手入力する時間や労力をカットしましょう。手入力によるミスも防げます。

銀行口座を登録しておくと、ログインした時に同期済みのデータが取り込まれ、「通信費」「地代家賃」といった勘定科目の提案をコンピューターが行ってくれます。ユーザーはこれをチェックをしていくだけです。

直接入出金を手入力する際も、項目一つ一つにわかりやすい説明が付いています。当てはまる項目を選ぶだけなので、会計知識がなくても心配いりません。おこづかい帳感覚で仕訳をすることができます。

領収書はスマホで撮影・スキャンでデータ取り込みが可能

領収書の画像ファイルを保存

開業するときに、「仕事で使ったレシートは取っておく」と教わった方も多いのではないでしょうか。 経費の計算のために、レシートはきちんと取っておかなくてはなりません。

freeeの「ファイルボックス」機能は、紙のレシートをデータとして取り込むことができます。レシートを撮影またはスキャンすると、解析をして自動でデータが取得されます。確定申告直前に未処理の領収書がたまっていても、一から手入力する必要はありません。

PCやスマホでいつでもどこでも利用できる

freeeの使い勝手はどうでしょう。クラウド会計ならではの長所がいくつもあります。

  • インストール不要・バックアップ不要
  • 機能拡充のスピードが早く、税制改正などの法律改定にもすぐに自動対応
  • 導入のコストが手頃
  • WindowsとMacの両方に対応
  • スマホやタブレットでも利用可能
  • 他のクラウド系アプリや業務ソフトとの相性が良く、連動性が高い
  • 3名まで共有して利用できる
    (4名以上の場合は有料:1名につき月額払い396円、年額払い3,960円 ※いずれも税込)

モバイル端末から利用する場合は、アプリ版が便利でしょう。ちょっとした空き時間にスマホでさっと会計処理できるのは、忙しい事業主にとってうれしい機能です。

freeeの公式アドバイサーにサポートしてもらうことも可能

売上も大きくなったのでプロに相談しようと思ったら、税理士がfreeeに対応していなかった…というケースもあり得ます。 こうした課題に応えて、freeeでは認定アドバイザー制度を設けています。freeeお墨付きの税理士・会計士を探し、アドバイスを仰ぐことが可能です。

たとえば、このような時にプロの手を借りることができます。

  • freeeの操作方法を教えてもらいたい
  • 導入にあたってサポートをしてほしい
  • 帳簿をチェックしてほしい
  • 決算や確定申告の会計業務をお願いしたい

公式サイトでは、欲しいアドバイス別・地域別・事業別など、さまざまな検索方法でfreee認定アドバイザーを探すことができます。 税理士や会計士に依頼したい場合は、チェックしてみてください。

個人事業主向けプランの料金を比較

freeeにはいくつかのプランが用意されています。個人事業主向けのプランは、機能に応じて3種類。どのプランも無料トライアルが可能です。 >> freeeの無料お試し

スターター スタンダード プレミアム
主な対象 フリーランス・副業の方など 店舗(飲食/小売/理容など)
EC運営など
複数店舗・複数従業員・法人化検討など
料金(税込) 1,628円 / 月
12,936 / 年
2,948円 / 月
26,136 / 年
43,780円 / 年
申告機能 確定申告 確定申告・消費税申告 確定申告・消費税申告
記帳効率化 自動化による効率化 記帳の自動化、
レシート読取り
複数店舗や複雑な入出金も効率化が可能
電子帳簿保存法(※2)対応
事務・
管理業務
効率化
請求書が作成可能 請求業務・売掛買掛管理(※1)・経営状況の把握 経費精算などの業務も効率化
サポート チャット ・ メール チャット・メール
(優先対応)
チャット・メール(優先対応)・電話

>> freee会計の3プランを詳細比較

※1 売掛買掛管理 …売掛金管理は相手先の支払通知とこちらの売上記録等を照合して残高を合わせること。買い掛け金管理はその逆
※2 電子帳簿保存法 …税金に関係する帳簿・書類を電子データで保存することを認めた法律。事前に手続きが必要

スターター

主な用途は確定申告。必要十分な機能のシンプルで手頃なプラン。

スタンダード

確定申告に加えて消費税率申告にも対応。売掛金買掛金管理が可能で、日々の経理の効率化ができる。標準的な会計業務を一通り任せられる。

プレミアム

複数の店舗に対応。規模が大きくなった事業、複雑な会計に対応。導入サポートが必要である場合にも。

簿記や会計の知識がなくても会計処理をこなせる便利なfreee。自動でお金の出入りデータを集めて仕訳をしてくれて、年度末には確定申告の書類もこしらえてくれるのはありがたい存在ですね。

freeeに慣れていくうちに、事業主にとって必要不可欠な会計の知識を少しづつ身につけていくこともできます。freeeの設定を工夫して、さらに効率化を図ることも可能です。

>> freeeの公式サイト・無料利用はこちら