白色申告対応の会計ソフト一覧【無料ソフトあり】

更新日 2022年10月04日

白色申告におすすめの会計ソフト【比較一覧】

白色申告の個人事業主・フリーランス向けに、おすすめの会計ソフトをまとめました。結論から言うと、イチオシは「やよいの白色申告 オンライン」です。無料プランでも白色申告にバッチリ対応できるうえ、サポート付きの有料プランも初年度は半額で利用できます。

白色申告対応の会計ソフト【比較一覧表】

以下で紹介する会計ソフトは、どれも日頃の帳簿づけから確定申告書類(白色申告の「収支内訳書」を含む)の作成まで対応しています。「青色申告」と名の付くソフトでも、白色申告の書類作成にも対応可能です。

白色申告対応の会計ソフト【比較一覧表】

料金
(税込)
対応OS 自動
仕訳
電子
申告
操作画面
やよいの白色申告オンライン
やよいの白色申告
オンライン

0円/年~
クラウド
やよいの白色申告オンライン(操作画面)
マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワード
クラウド確定申告

10,560円/年~
クラウド
マネーフォワードクラウド確定申告(操作画面)
freee会計
freee会計

12,936円/年~
クラウド
freee会計(操作画面)
やよいの青色申告
やよいの青色申告

13,200円~
インストール
やよいの青色申告(操作画面)
みんなの青色申告
みんなの青色申告

10,780円
インストール
みんなの青色申告(操作画面)
やるぞ!青色申告
やるぞ!青色申告

9,680円~
インストール
× やるぞ!青色申告(操作画面)
ジョブカン青色申告/確定申告 Desktop
ジョブカン
青色申告/確定申告

5,500円~
インストール
ジョブカン青色申告/確定申告 Desktop(操作画面)

「クラウド型」の会計ソフトは、ネット環境さえあれば、OSやデバイスを問わずに利用できます。操作画面が分かりやすいのも特徴で、経理初心者でも難なく使えます。

一方「インストール型」の会計ソフトは、インストールしたパソコンでしか利用できません。また、クラウド型と比較するとインターフェイスが古めかしく操作しにくいため、経理に慣れていない初心者には不向きです。
>> クラウド型・インストール型の違いについて詳しく

Excelからのデータ移行も可能
上記の会計ソフトはいずれも、Excelなどで作成した記帳データを引き継ぐことが可能。データ移行時は、Excelデータを一旦CSV形式に変換してインポートするのが一般的だが、中には「.xlsx」形式のまま取り込めるソフトもある。

オススメ!無料で使えるクラウド会計ソフト

白色申告の個人事業主に、特にオススメなのは「やよいの白色申告 オンライン」です。白色申告に必要な機能が漏れなく搭載されているうえ、ずっと無料で使える「フリープラン」が用意されています。無料期間のしばりはありません。

「やよいの白色申告 オンライン」の料金プラン

フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
ずっと無料! 10,120円/年
初年度は5,060円
18,480円/年
初年度は9,240円
帳簿づけ
自動仕訳
確定申告書の作成
ユーザーサポート なし ・メール
・チャット
・電話
・メール
・チャット
・電話
・業務相談

>> やよいの白色申告 オンライン(公式)

「フリープラン」でも有料プランと同じ機能を使えます。初年度だけは有料プランが半額で使えるので、まずはサポートつきの有料プランで始めて、サポートが不要になったらフリープランへ切り替えるのがおすすめです。トータルプランの「業務相談」は、帳簿づけや確定申告の相談までカバーしています。プランはあとから切替可能です。

「やよいの白色申告 オンライン」の機能について

無料で使えるとはいえ、基本的な機能の使い勝手は、他の有料ソフトと比較しても遜色ありません。便利な「自動仕訳」の機能もバッチリ使えるうえ、インターフェイスも初心者が使いやすいように配慮されています。

帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書の作成
「やよいの白色申告オンライン」の帳簿づけ画面
「やよいの白色申告オンライン」の自動仕訳画面
確定申告書類の作成画面(やよいの白色申告オンライン)

「やよいの白色申告 オンライン」に登録したデータは、そのまま「やよいの青色申告 オンライン」に引き継げます。ですから、将来的に青色申告を考えている個人事業主も、まずは「やよいの白色申告 オンライン」から使い始めて問題ありません。

>> やよいの白色申告 オンライン(公式)

機能で選ぶなら有料ソフトもアリ

基本的な機能が揃っていれば十分という個人事業主には、先述した「やよいの白色申告 オンライン」が断然おすすめです。ただ、その他の細かな機能に目を向けると「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計」が勝っている部分もあります。

主な機能の比較 - 大手3社のクラウド会計ソフト

やよいの白色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
料金
(税込)
月額契約 - 1,078円~ 1,298円~
年額契約 0円~ 10,560円~ 12,936円~
帳簿づけ 手入力
自動仕訳
確定申告書の作成
請求書の作成
月6通以上は有料

無制限

無制限
電子申告 パソコンから
少し面倒
スマホから ×
スマホ
アプリ
帳簿づけ(手入力)
自動仕訳 ×
レシート撮影
申告書類の作成 ×
請求書の作成 ×
freee会計では、2022年12月から全プランの「月額料金」が300円ほど値上げされる(年額契約の場合は影響なし)。
>> freeeの価格改定について詳しく【2022年10月〜】- 自営百科

料金面では、無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」が抜きん出ています。ただ、下記のようなポイントを重視する個人事業主は「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計 」もあわせて検討するとよいでしょう。

マネーフォワードとfreeeが優れている部分

  1. 請求書等の作成機能
  2. 電子申告への対応
  3. スマホアプリの充実度

比較① 請求書などの作成機能

  • 「弥生」にも請求書等の作成機能はあるが、無料で作成できるのは月に5通まで
  • 取引書類をたくさん発行する個人事業主は「弥生」だと追加料金がかかりがち
  • 一方「マネーフォワード」と「freee」なら追加料金なしで何通でも作成できる

大手3社のクラウド会計ソフトでは、いずれも請求書や領収書の作成機能を利用できます。書類に記載する請求金額などは、自動的に帳簿にも反映され、経理作業が効率的に行えます。

請求書機能の比較 - 大手3社のクラウド会計ソフト

やよいの白色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
発行できる書類の数
月6通以上は有料

無制限

無制限
作成できる書類の種類 ・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・発注書
・注文請書
・検収書
・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・発注書

やよいの白色申告 オンライン」では、同社が提供する「Misoca(ミソカ)」というクラウドサービスを使って請求書等を作成します。「Misoca」は無料でも使えますが、書類を月に6通以上作成する場合は有料プラン(8,800円/年~)への加入が必要です。

Misoca(ミソカ)の料金プラン一覧

無料プラン プラン15 プラン100 プラン1,000
料金(税込) 無料 8,800円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は無料
110,000円/年
初年度は無料
発行できる書類の数 5通/月 15通/月 100通/月 1,000通/月

>> Misoca(公式)

一方「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計 」は、会計ソフトの利用料金内で、請求書等を無制限に作成できます。取引書類をたくさん発行する個人事業主は、これらの会計ソフトを使ったほうが、結果的にコストを抑えられるかもしれません。

比較② 電子申告への対応状況

  • 3社とも、ソフトからそのまま電子申告が可能
  • 「マネーフォワード」と「freee」はスマホから電子申告ができる
  • どのソフトでも、電子申告機能の利用には「マイナンバーカード」が必要
電子申告とは
「e-Tax」というシステムを介して、申告書類をデータの状態で国税庁に送信すること。従来は、操作性の悪い「e-Taxソフト(国税庁が提供する専用ソフト)」等の利用が必須だったが、現在は会計ソフトから簡単に電子申告まで済ませられるケースが増えている。

電子申告への対応状況 - 大手3社のクラウド会計ソフト

やよいの白色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
パソコンからの
電子申告

e-Taxソフトの利用が必須
スマホからの
電子申告
×

やよいの白色申告 オンライン」では、同社が無料提供する電子申告ソフトを使って簡単に電子申告ができます。弥生の電子申告ソフトには、Windows用の「確定申告e-Taxモジュール」と、Mac用の「確定申告e-Taxオンライン」があります。

freee会計」の対応はもっとも進んでおり、OSやデバイスを問わず簡単に電子申告ができます。マネーフォワード クラウド確定申告」では、スマホからのみ電子申告が可能です。パソコンから申告する場合は、Windows・Macのいずれもe-Taxソフトを使う必要があります。

比較③ スマホアプリの充実度

  • 「弥生」のスマホアプリでできるのは、簡単な帳簿づけくらい
  • 「マネーフォワード」と「freee」のスマホアプリは、帳簿づけ~電子申告まで可能
  • 最も機能が充実しているのは「freee」のスマホアプリで、請求書の作成もできる

大手3社のクラウド会計ソフトには、いずれも専用のスマホアプリがあります。PC版とスマホアプリでは常にデータ共有されているので、いつどちらから操作してもOKです。スマホアプリの機能は、下表のとおりソフトによって差があります。

スマホアプリの機能 - 弥生・マネーフォワード・freee

やよいの白色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
操作画面
スマホアプリの操作画面(やよいの白色申告オンライン)
スマホアプリの操作画面(マネーフォワードクラウド確定申告)
スマホアプリの操作画面(freee会計)
対応OS iOS・Android iOS・Android iOS・Android
記帳 手入力
『弥生 申告』アプリ
自動仕訳 ×
レシート撮影
弥生 レシート取込アプリ
申告書類の作成 ×
請求書等の作成 × ×
電子申告 ×

やよいの白色申告 オンライン」にはスマホアプリが2つありますが、どちらも「手入力による帳簿づけ」と「レシート撮影による帳簿づけ」に機能を絞っています。そもそも機能が少ないうえ、アプリが2つに分かれているので、主にスマホから利用したい個人事業主は不便です。

一方で「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計 」のスマホアプリには、確定申告に必要な機能が一通り備わっています。とくに「freee会計」のアプリは機能が充実しており、パソコン版とほぼ同様の機能を利用できます。

まとめ - 大手3社のクラウド会計ソフトを比較!

白色申告を行う個人事業主におすすめの会計ソフトは「やよいの白色申告 オンライン」です。基本的な機能がしっかり備わっているにも関わらず、「フリープラン」ならずっと無料で利用できます。最初の年だけは有料プランが半額になるので、まずはサポートつきの有料プランで始めて、サポートが必要なくなったらフリープランに切り替えましょう。

「やよいの白色申告 オンライン」の特徴

良い点 懸念点
・ずっと無料でも利用できる
・無料プランでも機能に制限がない
・他社と比較すると有料プランも割安
・青色申告への移行もスムーズ
・請求書機能には追加料金がかかりがち
・スマホからの電子申告には未対応
・スマホアプリの機能が少ない

「やよいの白色申告 オンライン」以外の選択肢としては、同じく大手の会計ソフトメーカーが提供する「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計 」が挙げられます。プラスアルファの機能を重視するなら、これらの会計ソフトを有料で使うのもアリです。

主な機能の比較 - 大手3社のクラウド会計ソフト

やよいの白色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
料金
(税込)
月額契約 - 1,078円~ 1,298円~
年額契約 0円~ 10,560円~ 12,936円~
帳簿づけ 手入力
自動仕訳
確定申告書の作成
請求書の作成
月6通以上は有料

無制限

無制限
電子申告 パソコンから
少し面倒
スマホから ×
スマホ
アプリ
帳簿づけ(手入力)
自動仕訳 ×
レシート撮影
申告書類の作成 ×
請求書の作成 ×

ちなみに、青色申告の場合は電子申告に税制上のメリット(青色申告65万円控除)がありますが、白色申告にそのようなメリットはありません。あくまで、書類提出の手間を省くための便利機能と考えておきましょう。

初心者ならインストール型は避けたほうが無難

インストール型のソフトは、インターフェイスが古めかしく複雑な傾向にあります。使いこなすには簿記の知識がある程度必要なので、経理初心者は避けたほうが無難です。トータルのコストもクラウド型と同じくらいかかるので、これから会計ソフトを導入するならクラウド型をオススメします。

>> やよいの白色申告 オンライン(公式)
>> マネーフォワード クラウド確定申告(公式)
>> freee会計(公式)