マネーフォワードとfreeeを比べてみた!【個人事業主向け】

更新日 2026年6月19日

マネーフォワードとfreeeの比較

「マネーフォワード クラウド確定申告」と「freee会計」は、どちらも個人事業主の人気が高いクラウド会計ソフトです。本記事では、両者の違いを徹底比較します。

マネーフォワードとfreeeの違い【比較一覧表】

マネーフォワードクラウド」と「freee会計」は、どちらも料金プランが3段階に分かれています。小規模な個人事業主・フリーランスなら、いちばん安いプランでも機能は十分です。

マネーフォワードとfreeeの違い【比較一覧表】

マネーフォワードクラウド freee会計
ホーム画面 ホーム画面 (マネーフォワード クラウド確定申告) ホーム画面 (会計freee)
料金
(税込)
パーソナルミニ
1,408円/月
11,880円/年

 
パーソナル
1,848円/月
16,896円/年


  パーソナルプラス
39,336円/年
スターター
1,958円/月
12,936円/年


スタンダード
3,278円/月
26,136円/年


プレミアム
43,780円/年
帳簿付け
自動仕訳
レシート撮影
確定申告書の作成
電子申告
(e-Tax)
請求書の作成
スマホアプリ
分析レポート
従業員管理
別料金
消費税申告
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート
・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート
・税務調査補償
・乗り換え代行
マネーフォワードクラウド freee会計

マネーフォワードもfreeeも、基本的な機能に大きな違いはありません。どちらも、クラウド会計ソフトの特徴である「自動仕訳」や「電子申告」にもバッチリ対応しています。ただ、料金プランによっては「レシート撮影」や「請求書作成」などの高度な機能が制限されるので注意しましょう。

マネーフォワードクラウドはこんな人におすすめ!

  • できるだけコストを抑えたい
  • 従業員を雇っている
  • 家計簿アプリ「マネーフォワードME」を使っている

freee会計はこんな人におすすめ!

  • 豊富な機能を使いこなす自信がある
  • 帳簿付けの自動化を徹底したい
  • 帳簿付けから確定申告まで、ぜんぶスマホで済ませたい

① 料金プラン

マネーフォワードクラウドとfreee会計には、3段階の料金プランがあります。ここでは同等のプラン同士を比較して、主な違いをまとめました。

【最安プラン】一般的な個人事業主・フリーランス向け

マネーフォワードクラウド freee会計
プラン名 パーソナルミニ スターター
料金
(税込)
1,408円/月
11,880円/年
1,958円/月
12,936円/年
レシート撮影
月5件まで
従業員管理
freee人事労務を使う(別料金)
消費税申告 × ×
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・メールサポート
・チャットサポート

どちらのソフトも、基本的な機能は最安プランから搭載されています。「自動仕訳」や「電子申告」などの便利機能も問題なく使えます。

【ミドルプラン】消費税申告が必要な課税事業者向け

マネーフォワードクラウド freee会計
プラン名 パーソナル スタンダード
料金
(税込)
1,848円/月
16,896円/年
3,278円/月
26,136円/年
レシート撮影
従業員管理
「freee人事労務」を使う(別料金)
消費税申告
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・メールサポート
・チャットサポート

マネーフォワードもfreeeも、消費税申告の機能が使えるのはこのプランからです。マネーフォワードなら、freeeの半額程度の料金で消費税申告ができます。(そもそも消費税の申告をしない「免税事業者」には関係ありません)

【ハイプラン】手厚いサポートが必要な初心者向け

マネーフォワードクラウド freee会計
プラン名 パーソナルプラス プレミアム
料金
(税込)
39,336円/年 43,780円/年
レシート撮影
従業員管理
「freee人事労務」を使う(別料金)
消費税申告
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート
・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート
・税務調査補償
・乗り換え代行

マネーフォワードは、最上位プランでも電話サポートが付くだけで、機能面はミドルプランの「パーソナル」と変わりません。一方、freeeの最上位プランには「税務調査補償」や「乗り換え代行」といったユニークなサポートがつきます(詳細は後述)。

② 手入力での帳簿付け

まずは、手入力による帳簿付け画面を比較します。後述する「自動仕訳」による帳簿付けも便利ですが、現金取引などで「手入力」が必要な場面もあるでしょう。

会計初心者でもOK - 手入力画面の比較

マネーフォワードクラウド freee会計
手入力での帳簿付け画面 - マネーフォワード クラウド 手入力での帳簿付け画面 - 会計freee

マネーフォワードの取引入力画面は、スッキリして見やすいです。いくらか会計知識がある個人事業主にとっては、こちらのほうがシンプルで使いやすいかもしれません。

freeeの取引入力画面には、会計の専門用語がほとんど登場しません。勘定科目にもわかりやすい解説がついており、簿記初心者でも迷わず入力できます。

③ 自動取込による帳簿付け(自動仕訳)

「自動仕訳」とは、登録した銀行口座やクレカの取引履歴を自動で取り込んで、会計ソフトへ反映してくれる機能です。勘定科目もソフトが推測してくれるので、ユーザーは画面に表示された仕訳を「合ってるかな?」とチェックするだけで帳簿付けができます。

自動仕訳機能の比較

マネーフォワードクラウド freee会計
仕訳のチェック画面 自動仕訳のチェック画面 - マネーフォワード 自動仕訳のチェック画面 - 会計freee
連携できるサービスの例 連携可能なサービスの例 - マネーフォワード 連携可能なサービスの例 - 会計freee
記帳の完全自動化 ×
同期の
タイミング
銀行口座 1日1回 毎週2回
週の初めと終わり
クレカ 1日1回 請求内容が
確定したとき*

* freeeカードなど、一部のカードは未確定明細の取込にも対応

マネーフォワードは、連携可能サービスの多さと、同期スピードの早さが魅力です。仕訳のチェック画面も一覧で見やすいので、登録作業がストレスなくサッと終わります。さらに、家計簿アプリ「マネーフォワードME」で記録した取引を、ワンタップで帳簿に反映させることも可能です。

freeeの強みは、記帳の「完全自動化」ができる点です。いちど登録した取引について「同じ内容の取引は、今後も同じ仕訳で登録しなさい」といった設定が可能なので、ユーザーのチェックなしでも自動仕訳による記帳ができます。

④ レシート撮影による帳簿付け

レシートをスマホで撮影し、その内容をもとに自動で帳簿付けができます(OCR機能で仕訳データへ変換)。現金取引が多い個人事業主にとっては嬉しい機能です。

レシート撮影機能の比較

マネーフォワードクラウド freee会計
撮影に使うスマホアプリ マネーフォワードME* freee会計の
スマホアプリ版
撮影画面
(スマホ)
レシート撮影画面 - マネーフォワードME レシート撮影画面 - 会計freee
仕訳登録の画面
(パソコン)
レシート撮影による帳簿付け - マネーフォワードME レシート撮影による帳簿付け - 会計freee
料金プランによる制限 制限なし 最安の「スターター」では
月5件まで

*「マネーフォワード クラウド経費」でも可

マネーフォワードでは、「マネーフォワードME」という家計簿アプリで撮影したデータを、会計ソフトに取り込んで登録します。このとき、撮影した紙のレシートは捨てずに保管しておきましょう。

freeeでは、撮影~仕訳登録まで同じアプリで作業できるので、操作手順がわかりやすいです。また「スキャナ保存(電子帳簿保存法)」に対応しているので、撮影した紙のレシートは捨てても問題ありません。

ちなみに、マネーフォワードもfreeeも、領収書の画像をパソコン版(ブラウザ版)のソフトに直接アップロードする方法でも、同様の自動仕訳機能を使えます。PDFで受領した領収書などは、パソコン版のソフトに直接アップするほうが手っ取り早いでしょう。

⑤ 確定申告書類の作成

マネーフォワード クラウドfreee会計も、所得税の確定申告に関する基本的な書類は問題なく作成できます。操作感は多少異なりますが、比較にあたってそこまで重視すべき項目ではないでしょう。

確定申告書類の作成機能を比較

マネーフォワードクラウド freee会計
トップ画面 確定申告のトップ画面(マネーフォワード クラウド確定申告) 確定申告のトップ画面(会計freee)
入力画面 確定申告の入力画面(マネーフォワード クラウド確定申告) 確定申告の入力画面(会計freee)
収支内訳書
青色申告決算書
確定申告書
第一表・第二表
第三表
(分離課税用)
第四表
(損失申告用)
第五表
(修正申告用)
× ×

確定申告書類の作成については、どちらかといえばfreeeのほうが初心者向けです。ヘルプも読みやすいので、迷わず作業を進められます。マネーフォワードも十分見やすいですが、ヘルプの言葉遣いがやや固く、わかりづらいと感じる人もいるかもしれません。

⑥ 電子申告(e-Tax)

会計ソフトで作成した確定申告書類は、そのままオンラインで提出できます(電子申告)。スマホをマイナンバーカードにかざして読み取るだけで、自宅にいながら申告が完了します。

スマホ申告の流れを比較

マネーフォワードクラウド freee会計
操作画面 スマホ申告の操作画面(マネーフォワード クラウド確定申告) スマホ申告の操作画面(会計freee)
使用する
スマホアプリ
使用するアプリのアイコン(マネーフォワード クラウド確定申告) 使用するアプリのアイコン(会計freee)
マイナンバーカード 必要 必要
ICカードリーダー 不要 不要

どちらのソフトも、スマホアプリから電子申告ができます。アプリは無料でダウンロードでき、追加料金もかかりません。対応機種のラインナップは、どちらも同じです。(ちなみに、パソコンに専用のICカードリーダーを接続して電子申告する旧来の方法も利用できます)

スマホから電子申告をするには、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホを使うことが前提となる。7以降のiPhoneや、2010年代後半以降に発売されたGalaxy・Xperia・AQUOSなどは基本的に対応している。

⑦ 請求書の作成

マネーフォワードクラウドfreee会計も、最安プランから請求書の作成機能を利用できます。もちろん帳簿と連携させることも可能ですから、売掛金の記帳漏れ防止などにも役立ちます。

請求書作成機能の比較

マネーフォワードクラウド freee会計
作成画面 請求書の作成画面 - マネーフォワード クラウド確定申告 請求書の作成画面 - 会計freee
料金プラン
による制限
最安の「パーソナルミニ」は
一部制限あり
最安の「スターター」は
一部制限あり
郵送代行の料金
(税込)
1通あたり231円 1通あたり165円
主な対応書類 ・見積書
・納品書
・請求書
・領収書
・見積書
・納品書
・請求書
・領収書
・注文書

マネーフォワードもfreeeも、最安プランでは請求書機能に同じような制限がかかります。たとえば、請求書を定期的に自動発行する機能などが使えません。

⑧ スマホアプリ

マネーフォワードとfreeeは、どちらもスマホアプリでの帳簿付けが可能です。ちょっとした移動時間などを活用して、記帳業務を効率よくこなせます。

スマホアプリの機能を比較

マネーフォワードクラウド freee会計
ホーム画面 スマホアプリのホーム画面 - マネーフォワード クラウド確定申告 スマホアプリのホーム画面 - 会計freee
対応OS iOS・Android iOS・Android
帳簿付け
自動仕訳
一括登録は不可
レシート撮影
別アプリを併用する
固定資産の登録 ×
ブラウザのみ
レポート表示
確定申告書の作成
電子申告
(e-Tax)

別アプリを併用する

マネーフォワードのスマホアプリは、ちょっとした作業をする分にはまったく問題ありません。freeeの場合は、個人事業主の経理・税務に必要なほぼすべての作業をスマホアプリ内で行えます。

⑨ 分析レポート

マネーフォワードもfreeeも、帳簿付けしたデータから様々な分析レポートを自動生成してくれます。記帳した内容を視覚的にわかりやすく表示してくれるので、記帳ミスにも気づきやすいです。もちろん、経営状態の把握にも役立ちます。

分析レポート機能の比較

マネーフォワードクラウド freee会計
レポート画面 分析レポート画面 - マネーフォワード クラウド 分析レポート画面 - 会計freee
レポートの種類 ・キャッシュフローレポート
・収益レポート
・費用レポート
・得意先レポート
・仕入先レポート
・損益レポート
・収益レポート
・費用レポート
・現預金レポート
・資金繰りレポート
・集計表(ピボット分析)

※ いずれも、最安プランでは上記太字のレポートのみ表示可能

表示できるレポートの種類はどちらも大差ないですが、操作性が多少異なります。freeeはマウスやタッチパネルでの操作に向いていて、マネーフォワードはキーボードを使った操作に向いています。

⑩ サポート

会計ソフトの操作方法や料金体系など、サービスに関する質問に関しては、freeeもマネーフォワードも対応しています。

ユーザーサポートの比較

マネーフォワードクラウド freee会計
サービスに関する質問 メール・チャット・電話
(電話は「パーソナルプラス」のみ)
メール・チャット・電話
(電話は「プレミアム」のみ)
有人チャット対応時間 平日10:30~17:00 平日10:00~12:00
平日13:00~18:00
電話対応時間 事前予約不要
平日10:30~17:00
事前予約制
平日10:00~12:00
平日13:00~18:00
その他のサポート とくになし 税務調査補償
乗り換え代行
(いずれも「プレミアム」のみ)

freeeの最上位プランの「プレミアム」には、ユニークなサポートが付帯します。税務調査の際は、税理士の立会費用の一定額を補償してくれます。また、他社ソフトから乗り換える場合、仕訳データのインポート代行を無料で依頼できます。

まとめ - freeeとマネーフォワードの機能一覧表

最後に「マネーフォワードクラウド」と「freee会計」の機能を、各料金プランごとにまとめます。一般的な個人事業主・フリーランスに必要な機能は、最安のスタータープランでも一通り使用できます。

マネーフォワードの機能まとめ(料金プランごとの比較)

パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
料金
(税込)
1,408円/月
11,880円/年
1,848円/月
16,896円/年
39,336円/年
帳簿付け
自動仕訳
レシート画像の
取り込み
確定申告書の作成
電子申告
(e-Tax)
請求書作成
若干の機能制限あり
スマホアプリ
分析レポート
種類が少ない
従業員管理
消費税申告 ×
サポート ・メール
・チャット
・メール
・チャット
・メール
・チャット
・電話

>> マネーフォワードクラウドの料金プランを詳しく

マネーフォワードクラウドの大きな魅力は、最安プランの「パーソナルミニ」でも幅広い機能を使用できる点です。また、消費税の申告書を作成できる「パーソナル」は、freeeの同等プランの半額程度で利用できます。

ちなみに最上位の「パーソナルプラス」は、「パーソナル」に電話サポートが加わるだけです。「電話でいろいろ聞きたいんだ!」という強い要望がない限りは、「パーソナル」でも全く問題ありません。

freeeの機能まとめ(料金プランごとの比較)

スターター スタンダード プレミアム
料金
(税込)
1,958円/月
12,936円/年
3,278円/月
26,136円/年
43,780円/年
帳簿付け
自動仕訳
レシート画像の
取り込み

月5件まで
確定申告書の作成
電子申告
(e-Tax)
請求書作成
若干の機能制限あり
スマホアプリ
分析レポート
種類が少ない
従業員管理 「freee人事労務」を使えば可能
(別料金)
消費税申告 ×
サポート ・メール
・チャット
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・電話
・税務調査補償
・乗り換え代行

>> freee会計の料金プランを詳しく

freee会計の場合、まずは最安の「スターター」で契約してみて、必要に応じて上位プランへ切り替えるのがおすすめです。現金取引を行わなければ、レシート撮影機能は大して重要ではありません。

ただ、freeeは他の会計ソフトとインターフェイスが大きく異なります。他社ソフトからfreeeへ乗り換える場合は、「プレミアム」の乗り換え代行サポートを活用するのもありです。

>> マネーフォワードクラウド(公式サイト)
>> マネーフォワードクラウド【詳細記事はこちら】
>> freee会計(公式サイト)
>> freee会計【詳細記事はこちら】