「マネーフォワード クラウド確定申告」の操作レビュー

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更新日 2021年9月22日

マネーフォワード クラウド確定申告

「マネーフォワード クラウド確定申告」は、マネーフォワードが提供するクラウド型の会計ソフトです。2018年11月27日から、サービス名称が「MFクラウド確定申告」から「マネーフォワード クラウド確定申告」へ変更されました。

>> マネーフォワード(公式サイト)

マネーフォワード クラウド確定申告の概要

  • クラウド会計ソフトであり、パソコンだけでなくスマホやタブレットからも操作可能
  • パソコンのOSも問わない(Windows・Macの両方で利用可能)
  • 個人事業主向けは「クラウド確定申告」、法人向けは「クラウド会計」
  • 個人事業主は「クラウド確定申告」で「帳簿づけ」と「確定申告書類作成」をする
  • 銀行口座やクレジットカードと連携可能で、連携すれば記帳作業がラクになる
個人事業主向けの料金プラン - マネーフォワード

>> 個人事業主向けの料金プラン - マネーフォワード

取引の入力方法について

収入や支出の取引は、左メニューから「手動で仕訳」を選択して入力します。 ここに入力すれば「会計帳簿」「レポート」「決算・申告」などにデータが反映されます。

マネーフォワード クラウド確定申告の取引入力

「簡単入力」での入力作業は非常にかんたんです。取引入力は以下の4ステップで完了します。

項目利用例
1. 取引の種類を選択支出の中から「現金」を選択
2. 取引の内容を選択して金額を入力「備品・消耗品費」を選択、500円と入力
3. 日付を選択カレンダーから2月2日を選択
4. 摘要を入力コピー用紙

入力をすませると、今回の例の取引では「備品・消耗品費を現金で支払った」と、取引内容が簡単な文章で表示されます。 これがあるので、後から見ても取引の内容が理解しやすいはずです。 なお、もともと簿記の知識がある人は「振替伝票入力」などで複式簿記スタイルの帳簿づけも可能です。

あとは同じ要領で、売上や経費の内容を入力していけばOKです。 「仕訳帳」や「総勘定元帳」などの帳簿には、その都度自動で反映されます。 確定申告で提出するための決算書、貸借対照表や損益計算書、確定申告書にも入力内容が反映されるので、これらの計算を自分でする必要はありません。 確定申告で提出するための書類は、簡単に出来上がります。

帳簿のページにはPDF出力のボタンや印刷ボタンがあるので、 必要に応じて該当箇所をお好みの形式で出力することができます。

金融機関の取引結果を自動取得できる

銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、明細情報を自動取得する事も可能です。 預金取引が多く、入力のルーティン作業が多い人は重宝する機能です。 手入力する手間が省け、手動による入力ミスをなくすことができます。

取引明細を自動取得

対応している金融機関の情報を登録すれば、ソフトが自動で明細情報を取得し、勘定科目は予測提案してくれます。 あとはユーザーがチェックするだけで、基本的に入力作業は必要ありません。

【対応金融機関の例】
三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、シティバンク、新生銀行、りそな銀行、東京スター銀行、セブン銀行、ソニー銀行、PayPay銀行、オリックス銀行、イオン銀行...(その他、地方銀行や信用金庫にも対応)

上記の通り、メガバンクをはじめとして、主要な金融機関には一通り対応しています。 その他、ネット銀行、地方銀行、信用金庫を含む2,000以上の金融機関に対応しています。

仕訳学習により、使うたびに自動提案する勘定科目の精度が向上していきます。 もちろん自動データ取得は使わず、手動で入力することもできます。 (>> マネーフォワード クラウドの取引入力方法をもっと見る

グラフで収益や費用を確認できるレポート機能

マネーフォワード クラウド確定申告には、会計情報のレポート機能がついています。 これは帳簿付けや確定申告に必要なものではありませんが、経営状況をスムーズに把握するための便利な機能です。

費用内訳レポート
売上高 月次推移のレポート画面

※ いずれも有料プラン

このレポートで、収益や費用の内訳や月次推移がグラフで確認できます。 取引入力に基づいて自動作成されるので、ユーザーがグラフを作る必要はありません。 収益や費用の内訳を円グラフで確認したり、月ごとの売り上げ推移などを棒グラフで確認することが可能です。

マネーフォワード クラウド確定申告の総評

上述の通り、基本的には「取引入力」の画面に、売上や経費を入力していく作業になります。 そうすれば「会計帳簿」や「決算・申告書類」「レポート」にデータが自動反映されます。 この基本設計がシンプルで明快です。 従来の会計ソフトのように、どこに何を入力すればいいのか迷うようなことはないでしょう。 ユーザーが使い方で困ることがないよう、上手く設計されているソフトです。

申告書類の作成 - マネーフォワード

初心者でも簡単に確定申告書類を作成することができます。 そしてこの会計ソフトで作成し、プリンターで印刷した確定申告書類を税務署に提出できます。 ちなみに確定申告書類は、カラーでなく白黒印刷でも提出用として認められます。

これ1本で日々の会計入力から確定申告の書類作成まで完結できるソフトで、 使いやすさやコストパフォーマンスに魅力を感じて使用しているユーザーが多いようです。 実際に利用したネットユーザーからの評判も良く、将来性を見越しておすすめできる会計ソフトです。

>> マネーフォワード クラウド確定申告(白色申告・青色申告 両対応)