マネーフォワードクラウドの料金プランを徹底比較【個人事業主向け】

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更新日 2024年9月05日

マネーフォワードクラウドの個人事業主向け料金プランを比較

個人事業主やフリーランス向けに、マネーフォワードクラウドの料金プランを徹底比較します。「パーソナルミニとパーソナルの違いってなに?」「パーソナルプラスにする必要はある?」などと迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

マネーフォワードクラウドの料金プラン【個人事業主向け】

マネーフォワードクラウドの個人事業主向けプランは、「パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラス」の3種類です。各プランの主な違いを比較表にまとめました。

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
料金
(税込)
11,880円/年 16,896円/年 39,336円/年
申告対応 白色申告
青色申告
白色申告
青色申告
白色申告
青色申告
帳簿付け
確定申告
消費税申告 ×
非対応
電帳法対応
上限あり
分析レポート
種類が少ない
データエクスポート ×
非対応
請求書の作成
一部制限あり
サポート ・メール
・チャット
・メール
・チャット
・メール
・チャット
・電話

>> マネーフォワードの詳しい料金プラン(公式サイト)

小規模な個人事業主やフリーランスは、最安の「パーソナルミニ」でも十分です。ただ、消費税の課税事業者は「パーソナル」を選びましょう。詳しくは以下で解説します。

「パーソナルミニ」と「パーソナル」の違い

パーソナルミニとパーソナルの最大の違いは「消費税申告」の可否です。パーソナルミニでは消費税申告の機能が使えません。ですから、消費税の課税事業者はパーソナル以上のプランを選ぶ必要があります。

消費税申告とは
前々年の売上が1,000万円を超えた事業者などは、消費税の「課税事業者」とみなされ、毎年「消費税申告」という手続きをすることになる。消費税申告では、1年間に受け取った消費税と支払った消費税を集計して、その差額を税務署に納付する。

パーソナルミニでは、消費税申告のほかにも若干の機能制限がありますが、あとはあまり気にしなくてもOKです。消費税申告ができないことを除けば、パーソナルミニでも十分に実用できるレベルです。(詳しい機能比較は後述)

「パーソナル」と「パーソナルプラス」の違い

パーソナルとパーソナルプラスの違いは、電話サポートの有無だけです。機能面の違いはありません。パーソナルプラスはそこそこ高価なので、どうしても電話サポートがないと不安!という人向けだと考えましょう。

ちなみに、サポートに問い合わせられるのはソフトの操作方法だけです。公式サイトに「経理や税務のご相談は承ることができません」と明記されています。電話サポートが付いても、税務相談などができるわけではないので注意しましょう。

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パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラスの機能を比較

ここからは、各プランの機能を詳しく比較していきます。まずは、各プランの比較表をおさらいしておきましょう。

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
料金
(税込)
11,880円/年 16,896円/年 39,336円/年
帳簿付け
確定申告
消費税申告 ×
電帳法対応
分析レポート
データエクスポート ×
請求書の作成
サポート

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とくに注目してほしいのは消費税申告に関する機能です。また、分析レポートの種類帳簿データのエクスポート機能にも、プランごとに大きな差があります。気になるところだけでもチェックしてみてください。

① 帳簿付けに関する機能

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
簡単入力
振替伝票入力
仕訳帳入力
取引から入力
自動仕訳
レシート撮影
月5件まで
メンバー追加 ×

マネーフォワードクラウドの基本的な帳簿付け機能は、どの料金プランでも変わりません。どのプランでも、手入力での帳簿付け(4種類の入力方法が利用可能)に加えて、自動仕訳による帳簿付けができます。
>> マネーフォワードクラウド確定申告の帳簿付け方法を詳しく!

ただしパーソナルミニでは、レシート撮影による帳簿付けが月5件までしかできません。これは、必要経費のレシートなどをスマホで撮影するだけで、取引内容を帳簿に反映できる機能です。現金で経費を支払うことが多い人などにとっては便利な機能です。

また、パーソナルミニではメンバー追加ができません。税理士に帳簿をチェックしてもらいたい場合や、従業員にも帳簿付けをしてほしい場合などは、パーソナル以上のプランを選ぶ必要があります。

② 確定申告に関する機能

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
決算書 収支内訳書
青色申告決算書
確定申告書 第一表
第二表
第三表
第四表
第五表 × × ×
電子申告
(e-Tax)

確定申告に関する機能は、どの料金プランでも変わりません。最安のパーソナルミニでも、個人事業主の確定申告に必要な書類をしっかり作成できます。作成した申告書類は、印刷して提出できるほか、スマホアプリからオンライン提出(電子申告)も可能です。

ちなみに、どのプランでも申告書の「第五表」は作成できません。といっても、第五表は2021年分以前の修正申告でしか使わないので、とくに気にしなくてOKです。(個人事業主の確定申告では、基本的に第一表と第二表しか使いません)

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③ 消費税申告に関する機能

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
消費税の集計 ×
消費税申告書の作成 ×
電子申告 -

最安のパーソナルミニでは「消費税申告書(消費税の確定申告書)」が作成できません。消費税申告をする必要がある個人事業主は、パーソナル以上のプランを選びましょう。消費税申告が必要な個人事業主とは、たとえば下記のような事業者のことです。

消費税申告が必要な個人事業主(主な例)

  • 前々年の売上が1,000万円を超えている人
  • 前年1~6月の「売上」と「支払った給与」がどちらも1,000万円を超えている人
  • インボイスを発行するために任意で課税事業者になった人

インボイス制度の導入以降は、インボイス(適格請求書)を発行するために任意で課税事業者になる個人事業主が増えています。課税事業者になったら、毎年3月末までに消費税申告をおこなう必要があるので注意しましょう。

④ 電子帳簿保存法の対応

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
帳簿の保存
決算関係書類の保存
請求書や領収書の保存
1,000件まで

無制限

無制限

マネーフォワードクラウドで作成した帳簿と決算書類は、自動的に「電子帳簿保存法」のルールに従って保存されます。ですから、帳簿や決算書をいちいち印刷して保管しておく必要はありません。

電子帳簿保存法とは
電子帳簿保存法(電帳法)とは、事業に関わる帳簿や書類を「紙」ではなく「データ」で保存する場合の条件を定めている法律。電帳法の条件を満たせない場合は、帳簿や書類をすべて紙の状態で保管しておく必要がある。

取引書類(請求書や領収書など)についても、「クラウドBox」というソフトにアップロードすれば電帳法の条件を満たした状態で保存できます。ただ、パーソナルミニではクラウドBoxに1,000件までしか書類を保存できません。

個人事業主の請求書や領収書は、最大7年にわたって保存しておく必要があります。つまり、7年間のうちに1,000件をオーバーしてしまったら、パーソナルに切り替えるか、超過分を紙で保管する必要があるわけです。月11枚くらいは保存できる計算ですが、取引書類の多い人にとっては微妙なラインです。

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⑤ 分析レポート

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
キャッシュフローレポート
収益レポート ×
費用レポート ×
収入先レポート ×
支出先レポート ×
MAP3との連携 ×

マネーフォワードクラウドでは、帳簿付け内容に従って、上記のようなレポートが自動生成されます。パーソナル・パーソナルプラスなら、すべてのレポートを閲覧できます。が、パーソナルミニの「キャッシュフローレポート」だけでもひとまず十分でしょう。

ちなみに「MAP3」とは、株式会社MAP経営が提供する経営シミュレーションソフトのことです。個人事業でこれを使っている人はほとんどいないでしょう。顧問税理士などが使っている場合もあるかもしれませんが、何も言われなければ気にしなくてOKです。

⑥ 帳簿データのエクスポート

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
PDFでの出力
CSVでの出力 ×

パーソナルミニでは、帳簿(仕訳帳や総勘定元帳など)をCSV形式で出力できません。他社の会計ソフトに乗り換える際には、帳簿データをCSV形式で引き継ぐのが一般的です。要するにパーソナルミニでは、他社ソフトへの乗り換えがしづらいということです。

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⑦ 請求書作成に関する機能

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
作成できる書類 ・見積書
・納品書
・請求書
・領収書
・見積書
・納品書
・請求書
・領収書
・見積書
・納品書
・請求書
・領収書
メール送信
毎月自動作成 ×
取引先の登録
15件まで

無制限

無制限
郵送代行 220円/通 198円/通 198円/通

※ 料金はすべて税込表示

どの料金プランでも、作成できる書類の種類は同じです。基本的な使い勝手も変わりません。ただ、最安のパーソナルミニでは、便利機能の一部が制限されています。

たとえば、パーソナルミニでは「毎月自動作成」の機能が使えません。これは、同じ内容の請求書を定期的に自動作成してくれる機能です。毎月の収入先が決まっているフリーランスなどにとっては、地味に助かる機能です。

また、パーソナルミニでは取引先を15件までしか登録できません。登録していない取引先に請求書類を送る際には、取引先の名前やアドレスを毎回入力する必要があるので、ちょっと面倒です。

⑧ ユーザーサポート

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
メールサポート
チャットサポート
電話サポート × ×

マネーフォワードクラウドでは、どの料金プランでもメールとチャットによるサポートを受けられます。しかし、電話でのサポートを利用できるのは最上位のパーソナルプラスだけです。

ちなみに、メール・チャット・電話のいずれも、問い合わせられるのはソフトの操作方法に関する質問だけです。たとえば「この仕訳方法は正しいですか?」「この収入は申告が必要ですか?」などといった相談は受け付けてもらえません。

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マネーフォワードクラウドの無料プランについて

マネーフォワードクラウドは1ヶ月間無料でトライアルができます。無料トライアルの終了後に有料プランを契約しないと、「有料プラン未契約」という状態になります。ちまたでは、この「有料プラン未契約」の状態が「無料プラン」と呼ばれています。

マネーフォワードクラウドの無料プランとは

有料プラン未契約(いわゆる無料プラン)の状態でも一応使えますが、下記のような機能制限がかかります。

無料プランの主な機能制限

  • 仕訳登録は「年間50件」までしかできない
  • レシート撮影による帳簿付けはできない
  • 収支内訳書や青色申告決算書を作成できない
  • 証憑書類を「クラウドBox」に保存できない(電帳法に対応できない)

まず、無料プランでは年間50件までしか仕訳を登録できません。もちろん、売上も必要経費も合わせて年間50件なので、実用性はかなり低いでしょう。取引先が少なく、必要経費もほとんどないITフリーランス等なら、なんとか使えるかもしれません。

年間50件以内で帳簿付けできたとしても、無料プランでは確定申告に必要な決算書(収支内訳書や青色申告決算書)が作成できません。無理やり確定申告するとしたら、1年間の収支を自力で集計して、ゼロから決算書を作る必要があります。

結論、マネーフォワードクラウドの無料プランは「使えなくもないけど、本来の利便性はほぼゼロ」といった仕様です。経理業務の効率を上げたいなら、やはり有料プランに加入するのが断然おすすめです。

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まとめ

マネーフォワードクラウドには3種類の個人事業主向けプランがあります。最安のパーソナルミニには若干の機能制限がありますが、帳簿付けや確定申告などの基本機能は問題なく使えます。

マネーフォワードクラウドの個人事業主向け料金プラン【比較表】

パーソナル
ミニ
パーソナル パーソナル
プラス
料金
(税込)
11,880円/年 16,896円/年 39,336円/年
申告対応 白色申告
青色申告
白色申告
青色申告
白色申告
青色申告
帳簿付け
確定申告
消費税申告 ×
非対応
電帳法対応
上限あり
分析レポート
種類が少ない
データエクスポート ×
非対応
請求書の作成
一部制限あり
サポート ・メール
・チャット
・メール
・チャット
・メール
・チャット
・電話

>> マネーフォワードの詳しい料金プラン(公式サイト)

小規模な個人事業主やフリーランスなら「パーソナルミニ」で十分です。消費税申告が必要な事業者(消費税の課税事業者)は「パーソナル」を選びましょう。なお「パーソナル」と「パーソナルプラス」の違いは、電話サポートの有無だけです。

最初の1ヶ月は「パーソナル」に相当する機能を無料トライアルでお試しできます。無料トライアル期間中に必要な機能を見極めて、パーソナルミニとパーソナルのどちらに加入するか判断するとよいでしょう。

ちなみに、無料トライアルを始める際に、クレジットカードなどを登録する必要はありません。ですから、無料トライアル終了後に勝手に課金されてしまう心配もありません。まずは気軽にお試ししてみるのがおすすめです。

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