会計ソフトのクラウド型・インストール型とは?違いをわかりやすく!
更新日 2026年7月09日

会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」に大別できます。2つの違いや、クラウド会計ソフトのメリットをわかりやすく解説します。
- クラウド型とインストール型の違い【比較表】
- クラウド型会計ソフトのメリット
- ① インストールが不要
- ② こまめに無料でバージョンアップされる
- ③ 取引入力の自動化が得意(自動仕訳)
- ④ 操作画面がわかりやすい
- ⑤ 電子申告がしやすい(e-Tax)
- 今後もクラウド型のシェアが拡大
クラウド型とインストール型の違い【比較表】

| クラウド型会計ソフト | インストール型会計ソフト | |
|---|---|---|
| インストール | 不要 | 必要 |
| ネット環境 | 必要 | 不要 |
| OS | Windows・Mac両方に対応 | ソフトによって異なる (Windows・Macどちらか) |
| デバイス | PC・スマホ・タブレット等で使える | インストールしたPCでしか使えない |
| 料金形態 | 月額制 or 年額制 | パッケージ購入 or ダウンロード購入 |
| バージョンアップ | 無料 | 有料 (年に1回) |
| 取引の入力 | 自動仕訳が充実 | 手入力が基本 |
| インターフェース | シンプル | やや複雑 |
| 電子申告 (e-Tax) |
対応が進んでいる | 遅れ気味 |
| 主なソフト | ・やよいの白色申告 オンライン ・やよいの青色申告 オンライン ・マネーフォワードクラウド ・タックスナップ |
・やよいの青色申告 ・みんなの青色申告 ・やるぞ!青色申告 |
「クラウド型」は、アカウント登録をしたらすぐに利用開始できます。Chromeなどのブラウザからログインするだけで、いつでもどこでも同じ帳簿にアクセスできます。
「インストール型」は、ソフトをインストールしたパソコンでのみ利用できます。インストール後も、バックアップやアップデートなどの手間がかかります。強いて言えば、オフライン環境でも動作するのが唯一の利点です。
クラウド会計ソフトのメリット
- インストールが不要
- こまめに無料でバージョンアップされる
- 取引入力の自動化が得意(自動仕訳)
- 操作画面がわかりやすい
- 電子申告がしやすい(e-Tax)
ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
メリット① インストールが不要
| クラウド型 | インストール型 |
|---|---|
| SafariやChromeなどの ブラウザからログインして使う | パソコンにソフトをインストールして使う |
| PC・スマホ・タブレット等で利用可能 | PCでのみ利用可能 |
クラウド型会計ソフトは、パソコンにソフトをインストールする必要はありません。アカウント登録をしたら、ネットからログインしてソフトを使用します。もちろんパスワードは保存も可能です。毎回入力する必要はありません。
一方、インストール型会計ソフトは、ソフトをパソコンにインストールしてから利用します。ソフトをインストールしたパソコンでしか利用できません。
メリット② こまめに無料でバージョンアップされる
| クラウド型 | インストール型 |
|---|---|
| 月額払い or 年額払い | パッケージ購入 or ダウンロード購入 |
| バージョンアップは無料 | バージョンアップが有料 (年に1回) |
インストール型は「買い切り型」とも言われますが、買ったら終わりということではなく、毎年ソフトをバージョンアップさせる必要があります。バージョンアップさせないと、税制改正に対応できず、正しく確定申告できなくなってしまう可能性があります。
一方、クラウド型は、バージョンアップがこまめに行われます。バージョンアップに追加料金はかかりませんし、ユーザーが特別な操作をする必要もないのでラクです。
メリット③ 取引入力の自動化が得意(自動仕訳)

クラウド型の会計ソフトは、銀行口座やクレカのオンライン明細を自動取得して、帳簿へ反映させるのが得意です(自動仕訳)。ソフトが勘定科目を推測してくれるので、これを確認するだけで帳簿付けが完了します。
インストール型の会計ソフトでも、金融機関明細の自動取得ぐらいなら対応している場合もありますが、やはり使い勝手は劣ります。
メリット④ 操作画面がわかりやすい
インターフェイスの使いやすさに関しては、明らかにクラウド会計ソフトに軍配が上がります。これはクラウド型のソフトが比較的新しく開発されているもので、デザインに関する新鮮な知見が反映されているのが主な理由と言えるでしょう。
クラウド型では取引入力がシンプルなのに対して、インストール型は取引の種類に応じて帳簿を選択しなければなりません。インストール型ソフトを扱うには、ある程度簿記の知識が必要です。

また、マネーフォワードや弥生のクラウド型会計ソフトには、上記のようなグラフレポート機能がついています。確定申告には直接関係のない機能ですが、経営状態がグラフ形式で直感的に把握できるので便利です。月ごとの売上の推移を棒グラフで確認したり、経費の内訳を円グラフで確認できます。
>> 大手のクラウド会計ソフトを比較!弥生・マネーフォワード・freee
メリット⑤ 電子申告がしやすい(e-Tax)
クラウド型なら、会計ソフトで作成した確定申告データを、e-Taxでオンライン送信するのもカンタンです(電子申告)。65万円の青色申告特別控除をねらう個人事業主にとっては、とくに重要なポイントです。
e-Tax対応の傾向【クラウド型とインストール型の比較】
| クラウド型 | インストール型 | |
|---|---|---|
| パソコン | 「e-Taxソフト」は不要 | 「e-Taxソフト」が必要 |
| スマホ | スマホから申告可能 | 非対応 |
※ 一部、例外もあります
クラウド型の会計ソフトでは、メーカー独自の電子申告ツールの開発が進んでいます。これを活用すれば、会計ソフトからそのまま電子申告ができます。
一方、インストール型の会計ソフトでは、国税庁が提供する「e-Taxソフト」を介して電子申告をするのが基本です。「e-Taxソフト」は民間のソフトと比べると使い勝手が悪いので、なるべく使わずに済ませたいところです。
>> 電子申告しやすい会計ソフトはどれ?e-Tax対応を比較!
今後もクラウド型のシェアが拡大
近年、個人事業主のクラウド利用率が大幅に伸びています。会計ソフトを新規導入する事業主から支持を集めると同時に、元々インストール型を使っていた事業主も、どんどんクラウド型へ移行していると考えられます。
クラウド会計ソフトの利用率(個人事業主)

出典:MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査」
| クラウド型 | インストール型 |
|---|---|
| 新型 | 旧型 |
| 経理初心者・経理経験者向き | 経理経験者向き |
インストール型ソフトは旧来からのスタイルで、クラウド型ソフトは後に技術が進んで開発されたものです。後発のクラウド型はインストール型の欠点をカバーし、さらに金融機関の取引データ自動取得などの便利な機能を兼ね備えています。
また、帳簿づけの構成もシンプルで初心者に分かりやすいものになっているので、これから会計ソフトを使い始める方・買い替えの方にはクラウド会計ソフトをおすすめします。
>> 弥生・マネーフォワード・freeeを徹底比較!おすすめはどれ?
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>> 個人事業主におすすめの会計ソフトまとめ【比較一覧表】