白色申告で提出する必要書類 - 収支内訳書と確定申告書

更新日 2024年8月19日

白色申告で提出する必要書類

白色申告では「収支内訳書」と「確定申告書」を提出するのが基本です。本記事では、書類の概要や入手方法について簡単にまとめています。それぞれの書き方については、下記のページを参照してください。
>> 収支内訳書の書き方 >> 確定申告書の書き方

白色申告で提出する確定申告書類

白色申告では「収支内訳書」と「確定申告書」を税務署へ提出するのが基本です。どちらも、国税庁ウェブサイトからダウンロードできます。

  • 収支内訳書(合計2ページ)
  • 確定申告書(第一表・第二表 + 添付書類台紙)

最寄りの税務署まで足を運んで入手したり、税務署に連絡して郵送してもらうといった方法でも入手できます。
>>確定申告書類の詳しい入手場所について

青色申告の場合は、「収支内訳書」の代わりに「青色申告決算書」を提出します。収支内訳書のほうが記入する項目が少ないので、比較的カンタンです。
>>青色申告で提出する書類

提出書類① 収支内訳書

1年間(1月1日~12月31日)の売上や経費の金額をまとめ、事業の所得を計算するものが「収支内訳書」です。「一般用」「農業所得用」「不動産所得用」の3種類がありますが、多くの個人事業主は「一般用」を使います。農業や不動産による所得がある場合に、必要に応じてそれらの書類を使用します。

収支内訳書 ページ1 収支内訳書 ページ2
白色申告の収支内訳書 1ページ目(令和4年分以降用) 白色申告の収支内訳書 2ページ目(令和4年分以降用)

収支内訳書は全部で2ページだけです。1ページ目に収入や売上、経費などの金額を記入します。2ページ目には売上や仕入金額の明細、減価償却費の計算などを記入する欄が設けられています。
>> 収支内訳書(一般用)について

提出書類② 確定申告書と添付書類台紙

個人事業主が確定申告する際は、白色・青色に関わらず「確定申告書」を提出する必要があります。第一表に収入や控除・税金の計算などを記入し、第二表に詳細な情報(所得や控除の内訳など)を記入しましょう。

確定申告書 第一表 確定申告書 第二表
確定申告書 1ページ目(令和4年分以降用) 確定申告書 2ページ目(令和4年分以降用)
2022年分からは「確定申告書A」と「確定申告書B」が統合され、A・Bの区別がなくなっています。2021年分以前の申告をする際には、A・Bを使い分けます。
>> 確定申告書A・Bの使い分けについて【令和3年分以前の申告向け】

確定申告書の添付書類台紙

基本的には、確定申告書と一緒に「添付書類台紙」を提出します。添付書類台紙は、本人確認書類の写し(マイナンバーカードのコピーなど)、控除に関係する証明書などの提出に利用します。

台紙に必要書類を貼りつけて提出します。基本的にはのりづけしますが、ホッチキスやテープでも問題ありません。ちなみに、e-Taxで電子申告する場合、多くの書類は添付を省略できます。

添付書類台紙 表面 添付書類台紙 裏面
添付書類台紙の表面 添付書類台紙の裏面

白色申告の提出書類と確定申告期間

以上見てきた通り、個人事業主が白色申告をする際は、収支内訳書と確定申告書を提出します。添付書類台紙には、本人確認書類のコピーや控除証明書など、申告をする上で必要な関係書類を貼り付けて提出します。

確定申告書類を作成したら、確定申告期間(原則2月16日〜3月15日)に税務署へ提出します。

日頃から白色申告用の会計ソフトで帳簿づけを行っていれば、確定申告書類の作成は簡単です。ソフトで売上や経費を帳簿づけしていれば、その内容を確定申告書類に自動で反映してくれます。無料で使えるソフトもあるので、これから白色申告をする人は活用してみてください。

>> 白色申告用の会計ソフト - 帳簿づけから確定申告書類の作成まで対応
>> 白色申告の帳簿づけ方法 - 記帳の具体例