会計ソフトの比較一覧【個人事業主向け】

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更新日 2024年7月17日

個人事業主の会計ソフト - おすすめソフトの比較一覧

>> 法人向け会計ソフトの比較はこちら

無料で使える確定申告ソフト
やよいの青色申告 オンライン
クラウド確定申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」で、確定申告・会計業務をかんたんに。 会計の専門知識は不要で、すぐに始められます。

開業したてで会計業務に不慣れな方や、今までエクセルや手計算で確定申告を行っていた方にもピッタリ。e-Taxにも対応!
会計ソフトfreee
確定申告が初めてでも簡単!クラウド会計ソフト
マネーフォワード
確定申告がラクになる!
クラウド会計ソフト

個人事業主におすすめの会計ソフト【比較一覧表】

個人事業主向けの主要な会計ソフトを一覧表にまとめました。日々の帳簿づけから、確定申告書類の作成機能までは、下表に挙げるどのソフトにも備わっています。

料金
(税込)
対応
OS
申告対応 操作画面
やよいの白色申告 オンライン
やよいの白色申告
オンライン

0円/年~
クラウド

白色申告 やよいの白色申告 オンライン(操作画面)
やよいの青色申告オンライン
やよいの青色申告
オンライン

11,330円/年~
クラウド

白色申告
青色申告
やよいの青色申告オンライン(操作画面)
freee会計
freee会計

12,936円/年~
クラウド

白色申告
青色申告
freee会計(操作画面)
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワード
クラウド確定申告

11,880円/年~
クラウド

白色申告
青色申告
マネーフォワード クラウド確定申告(操作画面)
ジョブカン青色申告
ジョブカン青色申告

13,200円/年
クラウド

青色申告 ジョブカン青色申告(操作画面)
やよいの青色申告
やよいの青色申告

13,200円~
インストール
白色申告
青色申告
やよいの青色申告(操作画面)
みんなの青色申告
みんなの青色申告

10,780円
インストール
白色申告
青色申告
みんなの青色申告(操作画面)
やるぞ!青色申告
やるぞ!青色申告

9,680円~
インストール

白色申告
青色申告
やるぞ!青色申告(操作画面)
ジョブカンDesktop 青色申告
ジョブカンDesktop
青色申告

5,500円~
インストール
白色申告
青色申告
ジョブカン青色申告/確定申告 Desktop(操作画面)
MJSかんたん!青色申告
MJS
かんたん!青色申告

7,920円
インストール
白色申告
青色申告
MJSかんたん!青色申告(操作画面)

結論から言うと、白色申告の個人事業主には「やよいの白色申告 オンライン」がイチオシです。一方、青色申告の個人事業主は「弥生freeeマネーフォワード」の3社から選ぶのがよいでしょう。「弥生・freee・マネーフォワード」は会計ソフト業界のトップ3なので、ひとまずこの中から選んでおけば機能面もコスパ面も間違いありません。

ここからは、会計ソフトの初心者向けに、まずソフト選びの重要ポイントを解説します。

会計ソフトの選定ポイント【個人事業主向け】

個人事業主が会計ソフトを選ぶ際、まずは下記のポイントをチェックしておきましょう。

  1. クラウド型かインストール型か?
  2. 帳簿づけ画面の使い勝手はよい?
  3. 確定申告書類を簡単に作成できる?
  4. 電子申告に対応している?
  5. サポート体制に不足はない?

ここからは、それぞれの比較ポイントを個人事業主向けに詳しく解説していきます。

ポイント① クラウド型 or インストール型

会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」の2種類に大別できます。これから初めて導入するなら「クラウド型」のソフトがおすすめです。クラウド型とインストール型の違いについては、下表をご参照ください。

クラウド型とインストール型の違い【比較表】

クラウド型 インストール型
インストール 不要 必要
ネット環境 必要 不要
デバイス パソコン・タブレット・スマホで利用可能
(OSを問わずに使える)
パソコンのみで、Windows向けがほとんど
(対応のOSでしか使えない)
使い方 ChromeやSafariなどのブラウザから
ログインして使う(スマホからでもOK)
パソコンにインストールして使う
操作画面 スッキリしていて
初心者でも使いやすいものが多い
古めかしく複雑で
経理経験者向けのものが多い
初期費用 かからない ソフト本体の購入代金
継続費用 月額 or 年額の利用料金 税制改正などに対応するため
毎年のバージョンアップ費用が必須

クラウド型の会計ソフトなら、本体の購入費用やインストールの手間がかからないので、初心者でも気軽に導入できます。個人事業主向けであれば月額料金は1,000円程度が相場ですから、お試しで使ってみるハードルも低いです(無料のお試し期間を設けているソフトも多いです)。

ランニングコストはインストール型のほうがおトク?バージョンアップについて

インストール型の会計ソフトなら、クラウド型のような月額・年額の利用料金はかかりません。しかし、インストール型会計ソフトは基本的に毎年のバージョンアップが必要なので、年単位ではクラウド型と同等のコストが発生します。

クラウド型 インストール型
自動でアップデートされる
バージョンアップに関して
追加料金はかからない
自分でバージョンアップする
最新の税制等に対応するために
毎年バージョンアップ費用を払うことになる

きちんとバージョンアップをしていないと、税制改正などに対応できません。その結果、確定申告書類を正しく作成できなくなってしまいます。ちなみに「サポートに加入していればバージョンアップが無料!」というインストール型ソフトもありますが、この場合はサポート料金を継続的に支払う必要があります。

ポイント② 帳簿づけ画面は使いやすい?

会計ソフトでは、日々の売上や経費を「手入力」か「自動取り込み」で帳簿付けしていきます。毎日の記帳業務をラクに済ませるには、このような機能の使い勝手が重要です。

手入力による帳簿づけ

大手3社のクラウド会計ソフトはスッキリした入力画面で、会計初心者の個人事業主でも使いやすくなっています。入力項目もシンプルなので、記帳の経験がなくても簡単に帳簿付けできます(複式簿記にも対応可能)。

弥生 freee マネーフォワード
手入力による帳簿づけ(弥生) 手入力による帳簿づけ(freee会計) 手入力による帳簿づけ(マネーフォワードクラウド確定申告)

自動取り込みによる帳簿づけ

最近の会計ソフト(主にクラウド型)には、銀行口座やクレジットカードの明細情報を自動で取り込む機能が備わっています。取り込んだ取引明細には「売上」「仕入」「消耗品費」などの勘定科目が自動で割り振られ、そのまま帳簿付けできます。これにより、記帳作業がグンと楽になります。

自動取込による帳簿づけ(マネーフォワードクラウド確定申告)

マネーフォワード クラウド確定申告」の自動仕訳画面

たとえば「マネーフォワード クラウド確定申告」では、自動で取り込んだデータが上図のように一覧表示されます。それぞれに自動で勘定科目が提案されるので、ユーザーはそれをチェックして「登録」を押すだけです。勘定科目や摘要の欄は、修正も簡単にできます。

ポイント③ 確定申告書類の作成はカンタン?

本記事で紹介している会計ソフトは、どれも個人事業主の確定申告書類作成に対応しています。日々の記帳内容から、売上や経費の合計額を自動計算してくれるので、確定申告書類の大部分があっという間に作成できます。

自動入力だけでは埋められない項目もありますが、インターフェイスが優れた会計ソフトなら迷わず申告書類を仕上げられます。特に、大手3社のクラウド会計ソフトは「次に何を入力したらよいか」が分かりやすく示されるので、確定申告が初めての個人事業主でも安心です。

確定申告書類の作成画面 - クラウド会計の大手3社比較

弥生 freee マネーフォワード
確定申告書類の作成画面(弥生) 確定申告書類の作成画面(freee会計) 確定申告書類の作成画面(マネーフォワードクラウド確定申告)

たとえば「freee会計」では、○×アンケートのような形式で確定申告書類の作成を進めます。「○」を選択したところだけ詳しい記入欄が表示されるので、自分に関係のない箇所はすべてスルーできます。

ポイント④ 電子申告に対応している?

会計ソフトで作成した確定申告書類は、印刷したものをそのまま税務署に提出できます。あるいは「電子申告」に対応したソフトなら、そのままオンラインで提出することも可能です。

電子申告とは?

  • 確定申告書類をオンラインで税務署に提出すること
  • 従来は、国税庁が提供する「e-Taxソフト」の利用が必須だった
  • 現在は、対応が進んだソフトなら申告書類の作成画面からそのまま電子申告できる

たとえば「freee会計」では、ソフトで作成した書類を「電子申告アプリ」という専用ソフトを介して提出できます(追加料金なし)。確定申告書類の作成画面から指示に従って操作していくだけなので、初めてでも迷うことはないでしょう。

会計ソフトから電子申告をする流れ(freee会計の例)

① 申告書類の作成 ② 電子申告アプリの起動 ③ 送信
申告書類の作成(freee会計) 電子申告アプリの起動(freee会計) 電子申告データの送信(freee会計)

弥生マネーフォワードのクラウド会計ソフトにも、同じような電子申告機能があります。確定申告のために税務署へ行くのが面倒な人や、65万円の青色申告特別控除をラクに狙いたい人は、電子申告への対応状況もチェックしておきましょう。

>> 電子申告の対応状況で会計ソフトを比較!- 弥生・freee・マネーフォワード

ポイント⑤ サポート体制に不足はない?

大抵の会計ソフトには、チャットや電話によるサポートサービスが用意されています。会計ソフト初心者やパソコン操作に慣れていない事業主は、サポートの手厚さも比較しておきましょう。

サポートの扱い - クラウド型とインストール型の比較

クラウド型会計ソフト インストール型会計ソフト
月額・年額のソフト利用料金に
サポートの料金も含まれている
ソフトの本体価格とは別に
年額料金でサポートに加入する場合が多い

たとえば「やよいの青色申告 オンライン」には3つの料金プランがあり、プランによってサポート内容が異なります。このように、クラウド会計ソフトは「どのプランでも機能は同じだが、サポートの手厚さが異なる」というプラン設定になっていることが多いです。

「やよいの青色申告 オンライン」のサポート内容

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
基本機能
メール
サポート
×
チャット
サポート
×
電話
サポート
×
(年10回まで)

(無制限)
業務ヘルプデスク × ×

>> 弥生の料金プランについて詳しく

上記の「業務ヘルプデスク」は、確定申告や経理業務についての相談もできる、弥生独自のサービスです。他社のサポートは、会計ソフトの操作方法などに関する対応だけですから、こうした盤石なサポート体制は弥生ならではの強みと言えます。

確定申告が初めてで不安がある個人事業主は、初年度半額の割引額が多い「弥生のトータルプラン」からスタートをきるのがおすすめです。後からプラン変更することもできるので、まずは初年度半額でトータルプランから始め、操作に慣れてサポートが必要なくなれば、セルフプランなどに切り替えましょう。

個人事業主向けの会計ソフト10選【個別解説】

ここからは、個人事業主向けの主な会計ソフトを個々に紹介します。気になるソフトだけチェックしていただければOKです。

結論から言うと、これから導入するなら大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)のクラウド会計ソフトがおすすめです。大手3社より安いソフトもありますが、会計業務の手間を削減したいなら、数千円の差でケチらないほうが賢明です。

やよいの白色申告 オンライン

やよいの白色申告オンラインの操作画面
利用料金 形式 対応OS 申告対応
無料~ クラウド型 Windows
Mac
白色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 白色申告の個人事業主にはこれがイチオシ!
  • サポートなしの「フリープラン」ならずっと無料で使える
  • 青色申告に切り替える際は「やよいの青色申告 オンライン」に簡単に移行できる

やよいの白色申告 オンライン」は白色申告専用のクラウド会計ソフトです。業界最大手の弥生株式会社が提供しています。料金の安さが最大の魅力ですが、機能面もバッチリです。白色申告の個人事業主は、ひとまずこれを使っておけば間違いありません。

「やよいの白色申告 オンライン」の料金プラン

フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
利用料金
(税込)
ずっと無料 12,650円/年
初年度は無料
23,100円/年
初年度は半額
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
操作サポート ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
問合せ手段 - ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

「やよいの白色申告 オンライン」は、プランによってユーザーサポートの内容が異なります(機能面はどのプランでも同じ)。最上位の「トータルプラン」では、帳簿付けの仕方や確定申告に関する相談も受け付けてもらえます。

初心者の場合は、ひとまず「トータルプラン」から使い始めるのがおすすめです。初年度は半額でかなりお得に利用できます。2年目以降、帳簿付けや申告業務に慣れてきたら、永年無料の「フリープラン」に切り替えるとよいでしょう。

>> やよいの白色申告 オンライン(公式サイト)

やよいの青色申告 オンライン

やよいの青色申告オンライン(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
11,330円/年~
初年度は無料~
クラウド型 Windows
Mac
白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 大手の青色申告ソフトの中では最安
  • 初年度は無料でも使えるので、会計ソフト初心者のお試しにもおすすめ
  • 機能がほどよく絞られており、使い勝手がシンプルで◎

やよいの青色申告 オンライン」は、業界最大手の弥生が提供する青色申告向けのクラウド会計ソフトです。後述するfreeeやマネーフォワードと比較すると機能は少ないですが、そのぶん使い勝手がシンプルで、料金もリーズナブルです。

「やよいの青色申告 オンライン」の料金プラン

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
利用料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
操作サポート ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
問合せ手段 - ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

「やよいの青色申告 オンライン」は、プランによってサポート内容が異なります。最上位の「トータルプラン」では、仕訳や確定申告に関する相談もできます。なお、機能面はどのプランでも変わりません。

青色申告の帳簿付けでは、ちょっと高度な会計知識が求められる場面も多いので、初心者は「トータルプラン」から使い始めるのがおすすめです(初年度は半額)。2年目以降、青色申告に慣れてきたら、最安の「セルフプラン」に切り替えるとよいでしょう。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式サイト)

freee会計

freee会計の操作画面(フリー)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
12,936円/年~ クラウド型 Windows
Mac
白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 先進的なDX対応で業界をリードするクラウド会計ソフト
  • 良い意味で"会計ソフトっぽくない"インターフェイスが特徴
  • 経理業務をスマホでパパっと済ませたい人にもおすすめ

freee会計」は、従来の会計ソフトにありがちな「使いづらさ」や「わかりづらさ」を徹底的に排除したクラウド会計ソフトです。機能はかなり豊富ですが、初心者でも直感的に使えるよう工夫されています。e-Tax機能やスマホアプリなど、先進的なDX対応も強みです。

「freee会計」の料金プラン

スターター スタンダード プレミアム
利用料金
(税込)
12,936円/年 26,136円/年 43,780円/年
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
消費税申告 ×
従業員向け機能 × ×
操作サポート ・メール
・チャット
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・メール(優先対応)
・チャット(優先対応)
・電話

基本的には、最安の「スターター」で問題ありません。消費税申告をする事業者(課税事業者)は「スタンダード」以上を選びましょう。最上位の「プレミアム」では、従業員と一緒にソフトを使う際に便利な機能が付きます。

>> freee会計(公式サイト)

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
11,880円/年~ クラウド型 Windows
Mac
白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 複数のクラウドソフトをセットでお得に導入できる
  • 請求書ソフトや勤怠管理ソフトなどの導入も検討している人におすすめ
  • 家計簿アプリの「マネーフォワードME」とも連携可能

マネーフォワード クラウド」とは、事業者向けの複数のクラウドソフトをセットで導入できるサービスです。「クラウド確定申告」は、このセットに含まれている個人事業主向けの会計ソフトです。下記のセット料金ですべてのソフトを使えます(クラウド確定申告だけの単体契約は不可)。

「マネーフォワード クラウド」の料金プラン

パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
利用料金
(税込)
11,880円/年 16,896円/年 39,336円/年
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
消費税申告 ×
従業員向け機能 ×
操作サポート ・メール
・チャット
・メール
・チャット
・メール
・チャット
・電話

基本的には最安の「パーソナルミニ」でまったく問題ありません。消費税の申告が必要な事業者(課税事業者)は、ひとつ上の「パーソナル」を選びましょう。「パーソナルプラス」は、「パーソナル」に電話サポートが付くだけと考えてOKです。

>> マネーフォワード クラウド(公式サイト)

ジョブカン青色申告

ジョブカン青色申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
13,200円/年 クラウド型 Windows
Mac
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 昔ながらの会計ソフトに近い操作感
  • 料金プランは「13,200円/年」の1つだけ
  • コスパで考えると、大手3社にはちょっと見劣りする

ジョブカン青色申告」は、昔ながらの会計ソフトっぽさを残したクラウド会計ソフトです。初心者には取っ付きづらい印象もありますが、経理経験のある人にとってはむしろ使いやすいかもしれません。

他社と比較して、機能面に大きな不足はありません。ただ、自動仕訳機能や電子申告機能の使い勝手は、大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)と比較するとイマイチです。特にこだわりがなければ、やはり大手3社から選ぶほうが無難でしょう。

やよいの青色申告(インストール版)

やよいの青色申告の操作画面(インストール版)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
15,400円~ インストール型 Windows 白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • インストール型会計ソフトの中ではこれがおすすめ
  • 自動仕訳や電子申告機能が優秀で、使用感はクラウド型に近い
  • ただ、コスパ的には「やよいの青色申告 オンライン」のほうがベター

やよいの青色申告」は、弥生が提供するインストール型会計ソフトです。機能面はクラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」と似ています。が、インターフェイスには"往年のWindowsソフトっぽさ"が残っているので、好みが分かれるかもしれません。

「やよいの青色申告」の料金体系

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
初年度の費用
ソフト代 + プラン料金
15,400円 15,400円 31,900円
2年目以降の費用
プラン料金のみ
11,330円/年 18,975円/年 33,000円/年
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
操作サポート ×
仕訳相談 × ×
確定申告相談 × ×
問合せ手段 - ・メール
・電話(年10回まで)
・メール
・電話(無制限)

「やよいの青色申告」はインストール型なので、初年度はまずソフト本体を購入します。このとき、1年分のサポートが割引価格で付帯します。ソフトをバージョンアップするには、2年目以降もサポートプランに加入し続ける必要があります。

インストール型とはいえ、基本的にはランニングコストを払い続ける必要があるので、どうせならクラウド型のほうがおすすめです。クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」なら、初年度は年額料金が無料 or 半額になるので、単年で考えてもおトクです。

みんなの青色申告

みんなの青色申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
10,780円 インストール型 Windows 白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 昔から会計ソフトを使っている人向け
  • 自動仕訳機能と電子申告機能の使い勝手が微妙
  • この価格なら「やよいの青色申告」を選んだほうが無難

みんなの青色申告」は、ほどよくクラウド型っぽい機能も取り入れたインストール型ソフトです。雰囲気は「やよいの青色申告」と似ていますが、やや玄人向けの仕様です。いちおう自動仕訳や電子申告の機能もありますが、使い勝手はあまり良くありません。

たとえば、電子申告をする際は「みんなの青色申告」で作った申告書類を、いったん「みんなの電子申告」という別ソフトに移動します。さらに、そこから国税庁の「e-Taxソフト」に取り込んで、国税庁に送信する必要があります。大手の会計ソフトと比較すると、あまり親切なつくりではありません。

やるぞ!青色申告

やるぞ!青色申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
9,680円~ インストール型 Windows
Mac
白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
×
  • Windows・Macの両方で提供されている
  • 自動仕訳機能がないのが致命的
  • 電子申告機能が付いているのはWindows版だけ

やるぞ!青色申告」は、WindowsとMacの両方で提供されているインストール型会計ソフトです。自動仕訳機能がないので、これから会計ソフトを導入する初心者にはおすすめしません。

近年のバージョンアップで「インボイス制度」や「電子帳簿保存」に対応していますが、このあたりは大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)でも問題なく対応できます。あえて「やるぞ!青色申告」を選ぶメリットは少ないでしょう。

ジョブカンDesktop 青色申告

ジョブカンDesktop青色申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
5,500円~ インストール型 Windows 白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • そこそこ会計知識のある人向け
  • 料金は安いが、全体的に使い勝手はイマイチ
  • 自動仕訳機能が他社ほど便利でない

ジョブカンDesktop 青色申告」は低価格が特徴のインストール型会計ソフトです。一般的な機能をひととおり備えていますが、細かな使い勝手は他社ほど洗練されていない印象です。とにかく安いやつがいい!という人以外にはおすすめしません。

いちおう自動仕訳機能もありますが、クレカ明細などを自動で取り込んでくれるのは週1回だけです。また、勘定科目を予測する機能がないので、結局は自分で勘定科目を設定しなくてはなりません。大手ソフトのような効率化は期待できないと思いましょう。

MJSかんたん!青色申告

MJSかんたん!青色申告(操作画面)
利用料金 形式 対応OS 申告対応
7,920円 インストール型 Windows 白色申告
青色申告
帳簿付け 自動仕訳 確定申告 電子申告
  • 表計算ソフトのような入力画面が特徴
  • これまでエクセル等で帳簿付けしていた人には使いやすいかも
  • 機能面での優位性はとくになし

MJSかんたん!青色申告」は、古参の経理経験者を意識したインストール型会計ソフトです。取引入力画面が表計算ソフトのような作りで、慣れればキーボード操作だけで次々と入力していけます。これまでエクセル等を使っていた人には便利かもしれません。

振替伝票形式(借方・貸方をそれぞれ入力する形式)での帳簿付けが基本になるので、初心者にはハードルが高いです。勘定科目を調べる「仕訳アシスタント」という機能もありますが、調べたあとはやはり振替伝票形式で入力することになります。

まとめ - おすすめの会計ソフト3選

個人事業主が会計ソフトを選ぶ際のポイント
  • これから導入するなら「インストール型」よりも「クラウド型」がおすすめ
  • 日々の時短のためには、帳簿づけ機能の使い勝手が重要
  • 確定申告の初心者には、簡単に申告書類を作れる機能が必須
  • そのまま電子申告までできるソフトなら、申告書類の提出まであっという間
  • サポートの内容は、自分のレベルに合わせて選べると良い

上記のようなポイントを満たす会計ソフトが、大手メーカー3社(弥生・freee・マネーフォワード)のクラウド会計ソフトです。「会計自体が初めて」「確定申告に慣れていない」という個人事業主には、これらのクラウド会計ソフトがおすすめです。

個人事業主におすすめの会計ソフト3選【比較表】

弥生 freee マネーフォワード
料金
(税込)
月額契約 - 1,628円~ 1,408円~
年額契約 白:0円~
青:11,330円~
12,936円~ 11,880円~
帳簿づけ 手入力
自動仕訳
申告書類の作成画面 確定申告書類の作成画面(弥生) 確定申告書類の作成画面(freee会計) 確定申告書類の作成画面(マネーフォワードクラウド確定申告)
電子申告
(e-Tax)

パソコンからなら簡単

OSや端末を問わず簡単

スマホからなら簡単
その他の主な機能 ・分析レポート
・消費税申告
・分析レポート
・消費税申告
・請求書の作成
・分析レポート
・消費税申告
・請求書の作成
・給与計算
・勤怠管理

白色申告の個人事業主には、ひとまず「やよいの白色申告 オンライン」がおすすめです。無料プランでも全ての機能を使えるので、とにかく試してみて損はありません。手書きやExcelによる帳簿づけと比べれば、格段に効率が上がるはずです。初年度はサポート付きの有料プランが割引になるので、まずはサポート付きのプランで始めて、サポートが不要になればフリープランに切り替えるのがおすすめです。

青色申告にチャレンジするなら、まずは弥生freeeマネーフォワードの3社を一通り試してみるのがおすすめです。3社はどれも一定期間の無料トライアルが可能です。無料体験期間が終わっても、自動的に有料プランに移行するようなことはないので安心してお試しできます。

青色申告対応の優秀な会計ソフトは年間1万~2万円ほどの利用料金がかかりますが、青色申告で得られる節税メリット(青色申告特別控除など)と比べたら大した金額ではありません。

>> やよいの白色申告 オンライン(公式)
>> やよいの青色申告 オンライン(公式)
>> freee会計(公式)
>> マネーフォワード クラウド確定申告(公式)