やよいの青色申告オンラインを徹底解説!料金プラン・使い方・評判など

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更新日 2024年10月03日

やよいの青色申告オンラインを徹底解説!料金プラン・使い方・評判

個人事業主やフリーランス向けに、「やよいの青色申告 オンライン」の料金・デメリット・評判などを詳しく解説します。基本的な使い方も紹介するので、具体的な利用イメージを掴んだうえで検討してみてください。

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やよいの青色申告 オンラインの料金プラン

「やよいの青色申告 オンライン」には3種類の料金プランがあります。どのプランでも使える機能は変わりません。違うのは、ユーザーサポートの内容だけです。

やよいの青色申告 オンラインの料金プラン【比較表】
セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
帳簿付け
自動仕訳
確定申告書の作成
電子申告(e-Tax)
操作に関する質問 ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
サポートの
利用方法
- ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

>> やよいの青色申告 オンラインの詳しい料金プラン(公式サイト)

最安の「セルフプラン」にはサポートが付きません。分からないことがあったら、公式サイトの操作説明などを見て、自力で解決する必要があります。会計ソフトに不慣れな初心者は、ひとまず「ベーシックプラン」以上を選ぶと安心でしょう。

最上位の「トータルプラン」では、操作サポートに加えて、帳簿付けや確定申告のやり方についても質問できます。会計初心者にとっては非常に助かるサービスです。ちなみに、弥生以外の会計ソフトでは、基本的に操作に関する質問しか受け付けてくれません。

どのプランも初年度はおトクに利用できるので、まずはサポートが充実した「トータルプラン」から使い始めるのがおすすめです。2年目以降、会計業務に慣れてきたら、安いプランに切り替えても問題ありません。

やよいの青色申告 オンラインに無料プランはある?

やよいの青色申告 オンラインに無料プランはありません。白色申告向けの「やよいの白色申告 オンライン」には永年無料のフリープランがありますが、やよいの青色申告 オンラインに同様のプランはありません。

永年無料プランはありませんが、青色申告による節税効果を考えれば、年間1~2万円程度のコストは決して高くないでしょう。ちなみに、大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)の中では弥生がいちばん安いです。

>> 「やよいの青色申告 オンライン」の料金プランを詳しく(公式サイト)

やよいの青色申告 オンラインの機能【基本の使い方】

やよいの青色申告 オンラインでは、どの料金プランでも下記のような機能をすべて使えます。(基本的な使い方は「やよいの白色申告 オンライン」とほとんど同じです)

  1. 手入力による帳簿付け
  2. レシート撮影による帳簿付け
  3. 口座連携による帳簿付け(自動仕訳)
  4. 確定申告書の作成
  5. 消費税申告書の作成
  6. 電子申告(e-Tax)
  7. 分析レポートの自動生成
  8. 電子帳簿保存法の対応

ここからは、各機能の基本的な使い方をサクッと解説していきます。ソフトのメリット・デメリットが気になる方は、記事の後半まで読み飛ばしてください。

① 手入力による帳簿付け

やよいの青色申告 オンラインでは、下図のような入力フォームを使って帳簿付けできます。日付・勘定科目・金額などを入力するだけなので、会計初心者でも簡単です。

やよいの青色申告オンラインの帳簿付け画面(かんたん取引入力)

ここに入力した内容は、自動で複式簿記の形式に整えられて帳簿に反映されます。ですから「借方・貸方とかよくわからない…」という人でも、簡単に仕訳ができます。(ちなみに、簿記知識のある人向けに仕訳帳形式の入力方法も用意されています)

また、専用のスマホアプリから帳簿付けすることもできます。出先で必要経費をパパっと記帳しておきたいときなどに便利です。

やよいの青色申告オンラインの帳簿付けスマホアプリ(弥生 申告)

これは「弥生 申告」という帳簿付け専用のスマホアプリです。やよいの青色申告 オンラインのユーザーなら追加料金なしで利用できます。

② レシート撮影による帳簿付け

やよいの青色申告 オンラインには、レシートを撮影するだけで帳簿付けできる機能もあります。これには「弥生 レシート取込」というスマホアプリを使います。こちらのアプリも、弥生ユーザーなら追加料金なしで利用できます。

やよいの青色申告オンラインのレシート読み取りアプリ(弥生 レシート取込)

レシートの日付や金額を自動で読み取ってくれるので、取引内容を手入力する手間が省けます。さらに、撮ったレシート画像は、自動的に「電子帳簿保存法」の条件に従って保存されます。ですから、撮影が済んだレシートは捨ててしまっても大丈夫です。

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③ スマート取引取込による帳簿付け(自動仕訳)

やよいの青色申告 オンラインには、いわゆる「自動仕訳」の機能もあります。これは、銀行口座やクレジットカードの取引履歴を自動で取り込んで、帳簿に反映してくれる機能です。

あらかじめ口座やクレカを登録しておくと、そのデータを定期的に取り込んで、下図のように「こういう勘定科目で帳簿付けしますか?」と一覧表示してくれます。ユーザーは、右端にある「登録する」のボタンをポチポチするだけで帳簿付けができます。

やよいの青色申告オンラインの自動仕訳画面(スマート取引取込)

この画面では、必要に応じて勘定科目を修正することもできます。また、もしプライベートの出費などが混ざっている場合は、その取引だけ「登録しない」を選べば、帳簿から除外することも可能です。

④ 確定申告書の作成

やよいの青色申告 オンラインでは、青色申告に必要な書類(青色申告決算書 + 確定申告書)を簡単に作成できます。書類の大部分では自動で作成されるので、ユーザーは下図のようなステップで内容を確認し、必要な情報を追記するだけでOKです。

やよいの青色申告オンラインの確定申告書類作成画面

作成した申告書類は、印刷すればそのまま税務署に提出できます。もしくは、ソフトから手軽にオンラインで提出することも可能です。(e-Tax機能の使い方は後述)

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⑤ 消費税申告書の作成(課税事業者向けの機能)

やよいの青色申告 オンラインでは「消費税申告書」も作成できます。これは、消費税申告をおこなう「課税事業者」向けの機能です。

消費税申告とは
前々年の売上が1,000万円を超えた事業者などは「消費税の課税事業者」とみなされ、毎年3月末までに「消費税申告(消費税の確定申告)」を行う義務が生じる。インボイスを発行するために任意で課税事業者になった場合も、同様に消費税申告をする必要がある。

消費税申告書は、先述した確定申告書の作成手順の途中で作成できます。面倒な計算はソフトがやってくれるので、いくつかの設問に答えるだけでOKです。

やよいの青色申告オンラインの消費税申告書作成画面

ちなみに、申告書の様式は「本則課税」と「簡易課税」の両方に対応しています。また、いわゆる「2割特例(インボイス制度を機に課税事業者になった場合の負担軽減制度のこと)」にも対応できます。

⑥ 電子申告(e-Tax)

やよいの青色申告 オンラインで作成した確定申告書類は、ソフトからそのままオンラインで提出できます。弥生のソフトだけで電子申告が完結できるので、国税庁の「e-Taxソフト」などを使う必要はありません。

申告書類が完成したら下図のようなガイドが表示されるので、指示に従って操作していくだけでOKです。

やよいの青色申告オンラインの電子申告画面(e-Tax)

ちなみに、やよいの青色申告 オンラインから電子申告をするにはマイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードがない人は、申告書類を印刷して提出しましょう。

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⑦ 分析レポートの自動作成

やよいの青色申告 オンラインでは、日々の記帳内容をもとに、様々なグラフレポートが自動で作成されます。確定申告と直接的な関係はありませんが、経営に役立つ機能です。

やよいの青色申告オンラインの分析レポート

このほか、勘定科目別の消費税額や、消費税の納付見込み額なども自動で集計・計算してくれます。無理に使いこなす必要はありませんが、慣れてきたらたまにチェックしてみるとよいでしょう。

⑧ 電子帳簿保存法の対応

やよいの青色申告 オンラインで作成した帳簿と決算書類は、自動的に「電子帳簿保存法」のルールに従って保存されます。電帳法の細かな要件を理解していなくても、ソフト任せで対応できるので安心です。

電子帳簿保存法とは
電子帳簿保存法(電帳法)とは、帳簿や書類を「紙」ではなく「データ」で保存する際の条件を定めた法律。本来は、会計ソフトで作成した帳簿書類でも紙に印刷して保存する必要があるが、電帳法のルールに従えばデータのまま保存しておいてもよい。

取引先とやりとりした契約書や請求書も、弥生の「スマート証憑管理」というサービスを使って簡単に保存できます。下記のような画面から、保存したい書類をアップロードするだけでOKです。

スマート証憑管理のアップデート画面(やよいの青色申告オンライン)

紙で受け取った領収書なども、スマホカメラで撮影してアップロードできます。「スマート証憑管理」は弥生ユーザーなら追加料金なしで使えます。

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やよいの青色申告 オンラインのメリット

  1. 大手3社でいちばん安い
  2. 「かんたん取引入力」が使いやすい
  3. 自動仕訳もできる
  4. 帳簿付けや確定申告の相談ができる
  5. シェアNo.1だからネット上の情報が豊富
  6. 全プランで消費税申告に対応

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

メリット① 大手3社でいちばん安い

「やよいの青色申告 オンライン」は、大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)のなかで最も料金が安い青色申告ソフトです。さらに、初年度は無料 or 半額になるキャンペーンも開催しています。

大手3社の料金プラン【比較表】

やよいの青色申告
オンライン
freee会計 マネーフォワード
クラウド確定申告
利用料金
(税込)
セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額
スターター
12,936円/年

スタンダード
26,136円/年

プレミアム
43,780円/年
パーソナルミニ
11,880円/年

パーソナル
16,896円/年

パーソナルプラス
39,336円/年
帳簿付け
自動仕訳
請求書作成
月6枚以上は追加料金
確定申告
e-Tax
スマホ申告は未対応
消費税申告
上位プランのみ

上位プランのみ

「やよいの青色申告 オンライン」は安いですが、機能面で比較しても特に不足はありません。freeeとマネーフォワードは、従業員関連の機能(経費精算や給与計算など)が充実していますが、小規模な個人事業主にはちょっとオーバースペックでしょう。

「やよいの青色申告 オンライン」の弱点を挙げるとしたら、いちばん気になるのは請求書機能です。請求書機能をがっつり使いたい場合は、追加料金がかかってしまいます。このあたりは、後述のデメリット②で詳しく解説します。

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メリット②「かんたん取引入力」が使いやすい

「やよいの青色申告 オンライン」には、初心者向けの取引入力画面が用意されています(かんたん取引入力)。これを使えば、会計初心者でも簡単に複式簿記で帳簿付けができます。他社の入力画面と比較すると、かなりシンプルでわかりやすいです。

やよいの青色申告オンラインの帳簿付け画面(かんたん取引入力)

たとえば、事業用にインクカートリッジを買ったら上図のように入力します。取引日・勘定科目・金額などを入力するだけでOKです。勘定科目は選択式で、簡単な説明も載っているので、会計知識がなくてもなんとなく分かるでしょう。

ちなみに、freeeとマネーフォワードの取引入力画面は下図のようなデザインです。使用頻度の高い画面なので、自分の好みに合うソフトを選ぶのがおすすめです。

【参考】freeeとマネーフォワードの取引入力画面

freee マネーフォワード
freee会計の帳簿付け画面(フリー) マネーフォワードクラウド確定申告の帳簿付け画面

freeeとマネーフォワードの取引入力画面は、「やよいの青色申告 オンライン」と比較するとちょっと入力項目が多いです。これはこれで使いやすい場面もありますが、初心者には少し難しく感じられるでしょう。

メリット③ 自動仕訳もできる

昨今、大手メーカーのクラウド会計ソフトには必ず「自動仕訳機能」が搭載されています。もちろん「やよいの青色申告 オンライン」も、自動仕訳にバッチリ対応しています。

自動仕訳
自動仕訳とは、口座やクレカの取引履歴をソフトに取り込んで、自動で帳簿に反映してくれる機能のこと。たとえば、事前にクレカを登録しておけば、その利用明細が自動で取り込まれるので、カードで買った備品の金額などをいちいち手入力する必要がなくなる。

「やよいの青色申告 オンライン」に銀行口座やクレジットカードを登録しておくと、その利用明細が下図のように表示されます。日付や金額は自動入力されているので、あとは必要に応じて勘定科目を修正したりするだけでOKです。

やよいの青色申告オンラインの自動仕訳画面(スマート取引取込)

自動仕訳機能を上手に使えば、記帳業務にかかる時間を大幅に削減できます。これから会計ソフトを導入するなら、ほぼ必須の機能と考えておきましょう。

メリット④ 帳簿付けや確定申告の相談ができる

「やよいの青色申告 オンライン」は、最上位の「トータルプラン」だと、サポートデスクに帳簿付けや確定申告の相談ができます。これは、会計初心者が青色申告に挑戦するうえで、かなり助かるサービスです。

プランごとのサポート内容【やよいの青色申告 オンライン】

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
操作に関する質問 ×
仕訳相談 × ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
サポートの
利用方法
- ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

他社の会計ソフトだと、サポートは「ソフトの操作に関する質問だけ」と決められているのが一般的です。その点、弥生なら帳簿付けや確定申告に関してわからないことがあっても、パパっと質問して解決できます。

初年度はトータルプランも半額で利用できるので、せっかくならトータルプランから使い始めるのがおすすめです。2年目以降、仕訳や確定申告のやり方がわかってきたら、最安のセルフプランに切り替えるとよいでしょう。

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メリット⑤ シェアNo.1だからネット上の情報が豊富

弥生株式会社は、個人事業主向けのクラウド会計ソフト市場でシェア1位を獲り続けています。2位のfreeeと比較しても、圧倒的なシェア率を誇っています。

個人事業主向けクラウド会計ソフトのシェア率

シェア率が高いぶんユーザーも多いので、操作方法などの情報をネット上で簡単に見つけられます。「Yahoo!知恵袋」などのコミュニティサイトでも、弥生のソフトに関する質問と回答をたくさん閲覧できます。

また、弥生のソフトを使っている税理士も多いので、顧問税理士を探している場合にも有利です。ニッチなソフトを使っていると、税理士との情報共有に手間がかかるおそれがありますが、「やよいの青色申告 オンライン」なら安心でしょう。

メリット⑥ 全プランで消費税申告に対応

消費税の課税事業者は、毎年「消費税の確定申告」をする必要があります。これは、一般的によく知られている「所得税の確定申告」とは別の手続きです。消費税の確定申告は、初心者が自力でやろうとするとかなり大変です。

消費税の課税事業者
消費税の課税事業者とは、ごく簡単に言うと「けっこう売上がある事業者」のこと。具体的には「前々年の売上が1,000万円超」等の条件がある。条件を満たさなくても、手続きをすれば自分から課税事業者になることも可能(インボイスを発行したい場合など)。

「やよいの青色申告 オンライン」では、全プランで「消費税の確定申告書」の作成機能が使えます。一方、freeeやマネーフォワードだと消費税申告書は上位プランでしか作れません。

消費税申告の対応状況【大手3社の比較】

やよいの青色申告
オンライン
freee会計 マネーフォワード
クラウド確定申告
最安プランも
消費税申告に対応
消費税申告は
「スタンダード」から
消費税申告は
「パーソナル」から
セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額
スターター
12,936円/年

スタンダード
26,136円/年

プレミアム
43,780円/年
パーソナルミニ
11,880円/年

パーソナル
16,896円/年

パーソナルプラス
39,336円/年

インボイス制度の導入以降、小規模な個人事業主やフリーランスでも、任意で課税事業者になるケースが増えました。いざ課税事業者になろうと思ったとき、「やよいの青色申告 オンライン」なら安価に消費税申告に対応できるので安心です。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式サイト)

やよいの青色申告 オンラインのデメリット

「やよいの青色申告 オンライン」は、freeeやマネーフォワードの会計ソフトと比較しても、機能面で大きな不足はありません。強いて言えば、下記の3点がちょっとしたデメリットです。

  1. 最安プランはサポートが付かない
  2. 請求書機能がちょっと使いづらい
  3. スマホアプリの機能が少ない

ここからは、3つのデメリットを詳しく解説していきます。

デメリット① 最安プランはサポートが付かない

「やよいの青色申告 オンライン」には3種類の料金プランがありますが、最安の「セルフプラン」だとユーザーサポートを利用できません。操作方法がわからない場合は、公式サイトのQ&Aなどを見て、自力で解決する必要があります。

プランごとのサポート内容【比較表】

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
操作に関する質問 ×
仕訳相談 × ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
サポートの
利用方法
- ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

初心者はひとまず、サポートが充実した「トータルプラン」から使い始めるのがおすすめです(初年度は半額なのでおトク)。ソフトの操作や会計業務に慣れてきたら「セルフプラン」に切り替えるのがよいでしょう。

デメリット② 請求書機能がちょっと使いづらい

「やよいの青色申告 オンライン」には、請求書の作成機能が付いていません。請求書機能を使いたい場合は、弥生の「Misoca(ミソカ)」という別サービスを利用します。他方、freeeやマネーフォワードは、ソフト内に請求書機能が備わっています。

請求書機能の使い方【大手3社の比較】

やよいの青色申告
オンライン
freee会計 マネーフォワード
クラウド確定申告
請求書機能は
別サービス
月10枚以上は追加料金
請求書機能が
備わっている
追加料金はかからない
請求書機能が
備わっている
追加料金はかからない
会計ソフトの請求書機能とは?
会計ソフトの請求書機能では、一般的に「請求書」や「納品書」の作成・発行・受領が行える。発行した請求書の入金状況などを、自動で帳簿に反映してくれる機能もある。

「やよいの青色申告 オンライン」と「Misoca」は連携できるので、機能面に大きな不足はありません。ただ、freeeやマネーフォワードと比較すると、別サービスを介する煩わしさが若干あります。

また「Misoca」には無料プランがありますが、無料プランでは月に10通までしか請求書を発行できません。月に11通以上の請求書を発行するには、有料プランに加入する必要があります(年額9,680円~)。

デメリット③ スマホアプリの機能が少ない

「やよいの青色申告 オンライン」には専用のスマホアプリがあります。帳簿付けに特化したアプリなので、それ以外の機能はほとんどありません。freeeやマネーフォワードのスマホアプリと比較するとかなりシンプルです。

スマホアプリの主な機能【大手3社の比較】

弥生 freee マネーフォワード
アプリ画面 やよいの青色申告オンラインのスマホアプリ(弥生申告) freee会計のスマホアプリ マネーフォワードクラウド確定申告のスマホアプリ
主な機能 ・取引入力
・レシート読取
・取引入力
・レシート読取
・自動仕訳
・申告書作成
・電子申告
・請求書作成
・取引入力
・レシート読取
・自動仕訳
・申告書作成
・電子申告

弥生のスマホアプリは非常にシンプルな仕様なので、出先でパパっと経費を記録する際などは便利です。ただ、freeeやマネーフォワードと比較すると、「できるだけスマホで済ませたい!」という人には物足りないでしょう。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式サイト)

インストール型「やよいの青色申告」との違いを比較

本記事で紹介した「やよいの青色申告 オンライン」はクラウド型の会計ソフトですが、弥生は「やよいの青色申告」というインストール型のソフトも販売しています。これから導入するなら、やはりクラウド型がおすすめです。

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の違い

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
操作画面 やよいの青色申告オンラインの記帳画面 やよいの青色申告の記帳画面(インストール型)
形式 クラウド型 インストール型
(パッケージ型)
対応OS Windows
Mac
Windows
料金形態 プラン料金
11,330円/年~
本体15,400円
+
サポート料金
11,330円/年~
アップデート 追加料金なしで
自動アップデートされる
サポートに入っていれば
無償でアップデートできる
使いやすさ 初心者でも使いやすい どちらかというと
経験者向け

インストール型の「やよいの青色申告」には年額制のサポートプランがあります。加入は任意ですが、サポートに入っていないとソフトのアップデートができません。アップデートをしないと、最新の税制に対応できず、適切に確定申告できなくなる恐れがあります。

したがって、インストール型の「やよいの青色申告」でも、基本的には年額料金を払い続けることになります。「インストール型のほうがランニングコストがかからないから安い」と言われることもありますが、この場合はむしろ本体価格のぶんだけ高くなります。

これから導入するなら、コスト面でも使いやすさの面でも、クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」が断然おすすめです。インストール型のほうは、昔から弥生製品を使い続けている古参ユーザー向けと考えましょう。

>>「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の違いを詳しく比較!

やよいの青色申告 オンラインの評判・口コミ

「やよいの青色申告 オンライン」に関するネット上の評判・口コミをまとめました。ポジティブなレビューとネガティブなレビューに分けて紹介します。

やよいの青色申告 オンラインのポジティブな評判・口コミ

このほか、ネット上では下記のような評判もよく見られました。

  • 初年度無料のおトク感が大きい
  • UIがシンプルでわかりやすい
  • 現金取引が多いのでレシート読み取り機能が非常に便利
  • 「やよいの白色申告 オンライン」からの移行が簡単でよかった
  • サポートデスクのレスポンスが早い&丁寧で助かる

やよいの青色申告 オンラインの評判では、コスパの良さを喜ぶ口コミが多く見られました。大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)のなかで最安でありながら、必要な機能をしっかり備えている点が支持されているようです。

やよいの青色申告 オンラインのネガティブな評判・口コミ

このほか、下記のようなレビューも散見されました。

  • たまに動作が重くなるときがある
  • スマホアプリで確定申告書を作れるようにしてほしい
  • 無難なソフトだが、他社より突出して良い部分は特に無い
  • 直近の値上げでコスト面の優位性が薄れた

「ときどき動作が重くなる!」と嘆いているユーザーがちらほら見られました。ネット環境の影響を受けやすいのは、クラウド型会計ソフト全体のデメリットでもあります。初年度は無料で使えるので、自身の利用環境との相性を確かめてみるとよいでしょう。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式サイト)

まとめ

「やよいの青色申告 オンライン」は、青色申告の個人事業主にイチオシのクラウド会計ソフトです。3種類の料金プランがありますが、どのプランでも使える機能は変わりません。

やよいの青色申告 オンラインの料金プラン【比較表】

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
帳簿付け
自動仕訳
確定申告書の作成
電子申告(e-Tax)
操作に関する質問 ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
サポートの
利用方法
- ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

>> やよいの青色申告 オンラインの詳しい料金プラン(公式サイト)

初心者の場合は、サポートの充実した「トータルプラン」から使い始めるのがおすすめです。トータルプランなら、仕訳や確定申告でわからないこともサポートデスクに質問できます。2年目以降、青色申告に慣れたら「セルフプラン」に移行するとよいでしょう。

やよいの青色申告 オンラインのメリット・デメリット

メリット デメリット
・大手3社でいちばん安い
・かんたん取引入力が使いやすい
・自動仕訳もできる
・記帳や確定申告の相談ができる
・シェアNo.1だから情報が豊富
・全プランで消費税申告に対応
・最安プランはサポートなし
・請求書機能が少し使いづらい
・スマホアプリの機能が少ない

やよいの青色申告 オンラインは、やはりコスパの良さが最大の魅力です。大手ソフトのなかで最も料金が安いうえ、初年度はさらに割引キャンペーンも開催しています。もちろん、他社と比較して機能面も遜色ありません。

一方、決定的なデメリットはほとんどありません。最安プランにはサポートが付きませんが、初年度は上位プランも無料 or 半額で利用できます。また、請求書機能やスマホアプリは「freee」や「マネーフォワード」のほうが充実していますが、やよいで十分と感じる人も多いでしょう。

>> やよいの青色申告 オンライン(公式サイト)

「ほかのソフトも検討してみたいな」という方は、下記の記事も参考にしてみてください。freeeやマネーフォワードもあわせて、青色申告用の会計ソフトを様々な角度から解説しています。

>> 青色申告におすすめの会計ソフト比較一覧【個人事業主向け】
>> Mac対応の青色申告ソフトを比較!個人事業主におすすめの会計ソフト
>>「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の違いを比較