「やよいの青色申告オンライン」と「やよいの青色申告」の違いは?クラウド版とデスクトップ版の比較

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更新日 2024年10月16日

「やよいの青色申告オンライン」と「やよいの青色申告」の違いは?クラウド版とデスクトップ版の比較

弥生株式会社が提供する青色申告ソフトには、クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」とデスクトップ型の「やよいの青色申告」の2種類があります。個人事業主やフリーランス向けに、2つの会計ソフトの違いをわかりやすく比較します。

結論から言うと、これから導入するならクラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」が断然おすすめです。本体価格がかからないうえ、初心者向けに工夫されていて使いやすいです。

>> クラウド型「やよいの青色申告 オンライン」の詳細記事はこちら

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の違いを比較

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」と、デスクトップ型(インストール型)の「やよいの青色申告」について、おおまかな違いを比較表にまとめました。

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
帳簿付け画面 やよいの青色申告オンラインの帳簿付け画面(クラウド型) やよいの青色申告の帳簿付け画面(デスクトップ版)
形式 クラウド型 デスクトップ型
(インストール型)
料金形態 年額料金
11,330円/年~
本体15,400円
+
サポート料金
11,330円/年~
対応デバイス パソコン
タブレット
スマホ
パソコン
対応OS Windows・Macなど Windowsのみ
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
e-Tax

※ 料金はすべて税込表示

これから導入するならクラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」が断然おすすめです。本体価格がかからないので、デスクトップ版より安く導入できます。また、操作画面が初心者向けに工夫されていて使いやすいです。

そもそもクラウド型・インストール型とは?
クラウド型会計ソフトとは、ネット上でログインして利用する会計ソフトのこと。一方、インストール型の会計ソフトは、パソコンにインストールして使う昔ながらの形式。インストール型は「デスクトップ型」や「パッケージ版」などとも呼ばれる。
>> クラウド型とインストール型の違いを比較【個人事業主の会計ソフト】

ここからは、「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の違いをさらに詳しく比較解説していきます。

違い① 料金・価格

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
初期費用
なし

15,400円
ランニングコスト セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額
セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額

※ 料金はすべて税込表示

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」は、年額制のプラン料金だけで使い続けられます(いわゆるサブスク型の料金形態)。クラウド型なので、ソフト本体を購入する必要はありません。公式サイトでアカウントを作るだけで使い始められます。
>> やよいの青色申告 オンラインの料金プランについて詳しく!

デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、まず導入時にソフト本体の購入代金がかかります。そのうえで、基本的には年額制のサポート料金も払い続ける必要があります。サポートプランは、クラウド型と同様に「セルフ・ベーシック・トータル」の3種類です。

デスクトップ型の料金形態が少し分かりづらいので、下表に「1年目の費用」と「2年目以降の費用」を整理しておきます。(現在は初年度のサポート料金が無料 or 半額になるキャンペーンを開催中)

デスクトップ版「やよいの青色申告」の料金を試算

セルフ ベーシック トータル
1年目 15,400円
(本体価格 + サポート無料)
15,400円
(本体価格 + サポート無料)
31,900円
(本体価格 + サポート16,500円)
2年目以降 11,330円/年 18,975円/年 33,000円/年

※ 料金はすべて税込表示

デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、サポートに加入しなくても使えます。ただし、自動仕訳などの便利機能が使えないうえ、ソフトのアップデートも行われません。利便性が損なわれるだけでなく、最新の税制に対応できなくなる恐れもあるので、サポートの加入は必須と考えましょう。

>> 公式サイトで詳しい料金プランを見てみる

違い② 対応デバイス・対応OS

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
対応デバイス パソコン
タブレット
スマホ
パソコン
対応OS Windows・Macなど Windowsのみ
端末の台数 無制限 1ライセンスで
2台までインストール可能

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」は、ネット上でログインして使う形式なので、パソコンだけでなくタブレットやスマホからでも利用できます。さらに、スマホ専用の帳簿付けアプリも用意されています(iPhone・Androidの両方に対応)。
>> やよいの青色申告 オンラインの使い方について詳しく!

デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、Windowsのパソコンにインストールして使います。ソフトを1つ購入すれば、2台のパソコンにインストールできます。ただし、2台のパソコンで同時に使用することはできません(詳しくは以下で解説します)。

違い③ ライセンス数(一緒に使える人数)

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
メンバーを2人まで
追加料金なしで追加できる
(同時ログインも可能)
2台までインストールできるが
同時に使えるのは1台だけ

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」では、一緒に帳簿付けするメンバーを2人まで無料で招待できます(3人目以降は月額770円/人)。追加されたメンバーは、全員が同時にログインして作業できます。

デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、1ライセンスで2台までインストールできますが、2台での同時使用はできません。2台で使う場合は、時間を分けて利用する必要があります。

デスクトップ版「やよいの青色申告」を2台のパソコンで使う方法

デスクトップ版「やよいの青色申告」を2台のパソコンで使う方法

時間を分けて2台で使用する際も、データをいちいち「弥生ドライブ」などにアップロード&ダウンロードする必要があるので面倒です。弥生ドライブとは、弥生専用のクラウドストレージのようなもので、サポートプランに加入していると使えます。

違い④ インターネット環境の必要性

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
ネット環境が必須 自動仕訳などを使うには
ネット環境が必要

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」は、オンラインでログインして使う仕様です。そのため、ネット環境がないとまったく使えません。これは、あらゆるクラウド会計ソフトに共通する特徴です。

デスクトップ版の「やよいの青色申告」では、基本的な機能はネット環境がなくても使えます。ただ、口座連携による自動仕訳(スマート取引取込)などを使うにはネット接続が必要です。少なくとも週に数回はネットに接続できる環境が好ましいでしょう。

やよいの青色申告について「インストール版だからネット環境なしでもOK」と説明しているサイトもありますが、上述の理由からあまり適切ではありません。実際、システム要件にも「インターネットに接続できる環境が必要です」と明記されています。

違い⑤ 操作画面の使いやすさ

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」も、使える機能はほとんど同じです。ただ、ユーザーインターフェイス(操作画面)の使いやすさには違いがあります。

操作画面の比較(ホーム画面の例)

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
やよいの青色申告オンラインのホーム画面(クラウド版) やよいの青色申告のホーム画面(インストール版)
シンプルな操作画面で
初心者でもわかりやすい
昔ながらのデザインで
古参ユーザー向け

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」は、非常にシンプルな画面デザインになっています。そもそもクラウド会計ソフトは経理初心者をターゲットにしたものが多く、弥生もかなりそちらに寄せてきている印象です。
>> やよいの青色申告 オンラインの詳細記事はこちら

デスクトップ版の「やよいの青色申告」の操作画面は、クラウド版と比較すると複雑です。良くも悪くも"昔ながらの会計ソフト"っぽいデザインなので、初心者には少し使いづらいでしょう。弥生には古参ユーザーも多いので、そちらを意識したデザインだと思われます。

違い⑥ データの保存方法

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
データは自動で
クラウドに保存される
データはローカル保存が基本
(クラウド保存も可能)

クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」に入力したデータは、リアルタイムでウェブ上に自動保存されます。ですから、別のパソコンやスマホからログインしても、常に同じデータを編集できます。自分でバックアップなどを設定する必要はありません。

デスクトップ版の「やよいの青色申告」のデータは、PC本体に保存するのが基本です。加えて、サポートに入っていればクラウドストレージ(弥生ドライブ)も利用できます。ただ、別の端末とデータを共有する際は、自分でアップロード&ダウンロードする必要があるので面倒です。

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の共通点

ここからは、「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」の共通点について解説していきます。下記のポイントはどちらのソフトでも変わりません。

  1. ランニングコスト
  2. ユーザーサポートの内容
  3. 会計ソフトとしての機能
  4. 連携できる外部サービス

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説していきます。

共通点① ランニングコスト

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの青色申告」を比較すると、導入時の初期費用(ソフト本体の購入代金)には違いがあります。しかし、それ以降のランニングコストは基本的に同じと考えてOKです。

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
初期費用
なし

15,400円
ランニングコスト セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額
セルフプラン
11,330円/年
初年度は無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度は無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度は半額

※ 料金はすべて税込表示

デスクトップ版の「やよいの青色申告」でも、基本的には年額制のサポート(あんしん保守サポート)に加入する必要があります。このサポートには3種類のプランがあり、料金は「やよいの青色申告 オンライン」のプラン料金と同じです。

あんしん保守サポートの加入はあくまで任意ですが、加入していないと「自動仕訳」や「クラウドストレージ」などの便利機能が使えません。また、ソフトのアップデートも適用できないので、最新の税制に対応できなくなる恐れがあります。

一般的には「インストール版のほうが買い切りで使い続けられるからおトク!」という考え方もありますが、弥生の場合はそうでもないわけです。ランニングコストが同じなら、むしろ初期費用のかからないクラウド型のほうがおトクと言えます。

>> クラウド型「やよいの青色申告 オンライン」の詳細記事はこちら

共通点② ユーザーサポートの内容

上述したように、クラウド版でもデスクトップ版でも「セルフプラン・ベーシックプラン・トータルプラン」のいずれかに加入する必要があります。クラウド版でもデスクトップ版でも、ユーザーサポートの内容は選択するプランによって決まります。

プランごとのサポート内容を比較

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
利用料金
(税込)
11,330円/年
初年度は無料
18,975円/年
初年度は無料
33,000円/年
初年度は半額
操作に関する質問 ×
経理業務相談 × ×
確定申告相談 × ×
サポートの
利用方法
- ・メール
・チャット
・電話(年10回まで)
・メール
・チャット
・電話(無制限)

※ 料金はすべて税込表示

「トータルプラン」では、ソフトの操作に関する質問だけでなく、帳簿付けや確定申告のやり方などについても相談できます。これは、個人事業主向けの会計ソフトではかなり珍しいサービスです。

会計初心者の場合、まずは「トータルプラン」で使い始めるのがおすすめです。初年度は年額料金が半額でおトクに利用できます。2年目以降、経理業務に慣れてきたら、最安の「セルフプラン」に切り替えるとよいでしょう。

共通点③ 会計ソフトとしての機能

「やよいの青色申告 オンライン」も「やよいの青色申告」も、会計ソフトとしての基本的な機能はほとんど共通しています。プランによって機能制限が生じることもありません。

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
消費税申告
e-Tax
電帳法対応
記帳アプリ ×
分析レポート ×

どちらのソフトも、帳簿付けや確定申告などの基本機能はしっかり備えています。ただ「違い⑤ 操作画面の使いやすさ」で前述したとおり、使い勝手の面ではクラウド型のほうが優れています。

クラウド型独自の機能には「帳簿付け専用スマホアプリ」と「分析レポートの自動生成」があります。これがないと困る!というような機能ではありませんが、経理業務の時短につながる便利機能です。
>> クラウド型「やよいの青色申告 オンライン」の機能について詳しく

共通点④ 連携できる外部サービス

「やよいの青色申告 オンライン」も「やよいの青色申告」も、外部のソフトやアプリとの連携に対応しています。連携できる主なサービスは下記のとおりです。

弥生と連携できるサービス(主な例)

  • Misoca(請求書作成サービス)
  • STORES ネットショップ
  • Amazonビジネス
  • Airレジ
  • スマレジ
  • ユビレジ
  • Uレジ FOOD
  • ポスタス food

上記のサービスと連携すると、各サービスの売上データなどを自動で取り込めるようになります。取り込んだデータは、口座連携による自動仕訳機能と同じように、ワンタッチで帳簿に反映できます。

弥生のよくある疑問にまとめて回答【Q&A】

クラウド版とデスクトップ版のどっちがおすすめ?
これから導入するなら、クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」が断然おすすめです。従来はインストール版のほうが優れている部分もありましたが、ここ数年でクラウド型の改良が進み、現在ではコスパも使いやすさもクラウド型が勝っています。
>> やよいの青色申告 オンラインの詳細記事はこちら
2台のパソコンで使いたいときは?
クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」は、ネット上でログインして使う仕様なので、利用する端末の種類や台数に制限がありません。また、一緒に帳簿付けするメンバーを登録して、同時に使うこともできます。(追加メンバー3人目以降は月額770円/人)

デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、2台のWindowsパソコンにインストールできます。ただし、2台で同時に使うことはできません。2台で使う場合は時間を分ける必要があります。詳しくは、本記事の「違い③ ライセンス数」で解説しています。
デスクトップ版「やよいの青色申告」は何年使える?
デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、サポートに加入していれば毎年無償で最新版にアップデートできます。ですから、ソフトが古くなることはなく、ずっと使い続けられます。

ただ、サポートに加入していないとソフトをアップデートできません。この場合、最新の税制改正などに対応できなくなる恐れがあります。したがって、サポートに加入せずに2年以上使い続けるのはおすすめできません。
デスクトップ版「やよいの青色申告」は毎年買い替えが必要?
上述のとおり、デスクトップ版の「やよいの青色申告」は、サポートに入っていれば毎年無料で最新版にアップデートできます。ですから、ソフト本体を毎年買い替える必要はありません。
「弥生会計 オンライン」との違いは?
「弥生会計 オンライン」は法人企業向けのクラウド会計ソフトです。利用料金が高いうえ、個人事業主にとってはオーバースペックなので、ひとまず候補から外しておきましょう。法人成りをする際は「やよいの青色申告 オンライン」からスムーズに移行できます。

ちなみに、デスクトップ版の「弥生会計」というソフトもあります。こちらも法人向けなので、個人事業主が検討する必要はありません。

まとめ

弥生の青色申告ソフトには、クラウド型の「やよいの青色申告 オンライン」とデスクトップ型の「やよいの青色申告」があります。基本的な機能は同じですが、料金形態や使い勝手が違います。

クラウド版とデスクトップ版の違いを比較【やよいの青色申告】

やよいの青色申告
オンライン
やよいの青色申告
帳簿付け画面 やよいの青色申告オンラインの帳簿付け画面(クラウド型) やよいの青色申告の帳簿付け画面(デスクトップ版)
形式 クラウド型 デスクトップ型
(インストール型)
料金形態 年額料金
11,330円/年~
本体15,400円
+
サポート料金
11,330円/年~
対応デバイス パソコン
タブレット
スマホ
パソコン
対応OS Windows・Macなど Windowsのみ
帳簿付け
自動仕訳
確定申告
消費税申告
e-Tax
電帳法対応
外部サービス連携
複数人で同時使用 ×

※ 料金はすべて税込表示

これから導入するなら、クラウド版の「やよいの青色申告 オンライン」がおすすめです。クラウド版には下記のようなメリットがあります。

クラウド版「やよいの青色申告 オンライン」のメリット・デメリット

メリット デメリット
・初期費用がかからない
・Macでも使える
・スマホやタブレットでも使える
・操作画面がわかりやすい
・分析レポートの生成機能がある
・複数人で同時に使える
・ネット環境が必須
・古参ユーザーは使いづらいかも

>> やよいの青色申告 オンラインの詳細記事はこちら

従来は「デスクトップ版にしかない機能」も多かったのですが、現在ではむしろクラウド版のほうが機能が充実しています。ですから、クラウド版のデメリットはほとんどありません。特に、会計初心者の場合はクラウド版のほうが圧倒的に使いやすいはずです。

現在、クラウド版の「やよいの青色申告 オンライン」は、初年度の料金が無料になるキャンペーンを開催中です(トータルプランの場合は無料でなく半額)。まずは気軽に操作感を試してみるとよいでしょう。

>>クラウド版「やよいの青色申告 オンライン」公式サイトはこちら

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