フリーランスにおすすめの会計ソフト【経費処理】無料の帳簿アプリも

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更新日 2025年7月01日

フリーランスにおすすめの会計ソフト【経費処理】無料の帳簿アプリも

「ちょっとした経費の管理がめんどくさい!」「未処理のレシートが溜まって困っている…」というフリーランス向けに、おすすめの会計ソフトや帳簿付けアプリを紹介します。自動仕訳などの機能を上手に使えば、日頃の経費処理を一気に効率化できます。

フリーランスの経費処理に使える会計ソフト【比較一覧表】

年額料金
(税込)
自動で帳簿付け 申告書類の
自動作成
電子申告
口座連携 レシート撮影
やよいの白色申告 オンライン
やよいの白色申告
オンライン

無料〜 白色のみ
やよいの青色申告 オンライン
やよいの青色申告
オンライン

11,330円~
初年度無料
マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワード
クラウド確定申告

11,880円~
freee会計
freee会計

12,936円~
タックスナップ(Taxnap)
タックスナップ

12,936円〜
HANJO会計
HANJO 会計

12,936円 青色のみ e-taxソフトが
必要
円簿青色申告
円簿青色申告

無料 青色のみ
ジョブルポ
ジョブルポ

12,936円 CSV
取込
e-taxソフトが
必要
ジョブカン青色申告
ジョブカン青色申告

13,200円 青色のみ
CalQ Share
CalQ Share
(カルクシェア)

13,200円 青色のみ
Taxnote
Taxnote

無料〜
年額料金 口座連携 レシート撮影 確定申告書類 電子申告

フリーランス・個人事業主は、会計ソフトを使って経費処理をすることで「帳簿付け~確定申告」の手間を大幅に減らせます。とくに、自動化などの便利機能が豊富な「弥生・freee(フリー)・マネーフォワード」の3社が人気です。

無料の会計ソフトってどうなの?

やよいの白色申告 オンライン」は、永年無料でありながら、他社の有料ソフトと同等以上の機能を備えています。現状、白色申告をのフリーランス・個人事業主はほとんど「これ一択!」と言ってよいでしょう。

一方、青色申告のフリーランスには有料ソフトがおすすめです。無料の青色申告ソフトもありますが、機能がかなり乏しいです。まずは、無料トライアルができる「やよいの青色申告 オンライン」「freee会計」「マネーフォワード クラウド確定申告」あたりを試してみるとよいでしょう。

>> 白色申告と青色申告の違いをおさらい

会計ソフトを比較する際のポイント

フリーランスが会計ソフトの機能を比較する際は、下記のポイントをチェックしておくとよいです。

  1. 口座連携による帳簿付け機能
  2. レシート撮影による帳簿付け機能
  3. 電子申告の対応状況
  4. 請求書などの作成機能
  5. スマホ対応

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

ポイント① 口座連携による帳簿付け機能

「口座連携」に対応した会計ソフトなら、銀行口座やクレジットカードを登録するだけで、定期的に明細を自動取得できます。取得したデータは帳簿に反映されるので、ほとんど手間をかけずに経費処理ができます。

会計ソフトで経費処理を自動化できる

会計ソフトの自動仕訳 - 銀行口座やクレジットカード明細から取引データを自動取込

初期設定さえしておけば、あとは定期的に取得データを確認するだけでOKです。勘定科目などもソフトが推測してくれます。一般的なフリーランスなら、月に1回くらいのペースで確認すれば問題ないでしょう。

弥生・freee・マネーフォワード」のクラウド会計ソフトは、3社ともこの「口座連携」に対応しています。買い物をキャッシュレスで行い、3社のいずれかを利用すれば、経費処理をほぼ自動化できます。

口座連携による帳簿付け - freeeの例

口座連携・クレカ連携による帳簿付けの例 - freee会計(自動で経理)

freee会計の自動取込画面

このように、自動取得したデータが一覧で表示されるので、問題なければ「登録」を押して帳簿に反映させましょう。もし勘定科目の推測が間違っていても、この画面ですぐに修正できます。弥生・freee・マネーフォワードの3社とも、同様の操作が可能です。

ポイント② レシート撮影による帳簿付け機能

現金で支払った経費も、専用のスマホアプリでレシートを撮影すれば、手入力せずにサクッと処理できます。アプリが日付や金額などを写真から読み取り、テキストデータに変換後、帳簿に反映してくれます(OCR機能)。

レシートを撮影してテキスト化できる

会計ソフトのOCR機能 - レシート画像をテキスト変換して自動的に記帳

未処理のレシートがたくさん溜まっていても、この機能を使えば時間をかけずに経費処理ができます。ユーザーはひたすらレシートの写真を撮って、読み取り結果を確認していくだけで構いません。

弥生・freee・マネーフォワード」は、3社とも専用のスマホアプリを提供しており、いずれもこの「レシート撮影」に対応しています。もちろん、手入力で記帳することもできるので、件数が少ないときなどは自分でパパっと入力してもOKです。

レシート撮影による帳簿付け - freeeの例

レシート撮影・OCR機能による帳簿付けの例 - freee会計(ファイルボックス)

freee会計のレシート取込画面

専用のスマホアプリで撮影したレシートは、このようにクラウド保存されます。必要に応じてテキストデータを修正し、帳簿に反映させましょう。弥生・freee・マネーフォワードの3社とも、同様の操作が可能です。

ポイント③ 電子申告の対応状況(e-Tax)

「電子申告(e-Tax)」に対応したクラウド会計ソフトを使えば、確定申告書類の作成・提出をオンラインで簡単に行えます。帳簿データに基づいて、確定申告書類の大部分を自動作成してくれるので、書類作成に不慣れでも大丈夫です。

会計ソフトで簡単に電子申告できる

会計ソフトで帳簿付けから確定申告まで自動化

弥生・freee・マネーフォワード>」の会計ソフトには、それぞれ専用の電子申告ツールが用意されています。会計ソフトの案内にしたがって操作するだけで、簡単に確定申告書のデータを送信できます。

「電子保存」にも対応! - 紙で保存しなくてもOK

税務関係の帳簿や書類は、確定申告後も所定の方法で保存しなくてはいけません。「弥生・freee・マネーフォワード」の3社は、いずれも「電子帳簿保存法」に対応しているので、経費のレシートなどもすべて電子データとして保存できます。

たとえば、専用のスマホアプリでレシートを撮影すれば、紙のレシートは捨てて構いません。また、ネットショッピングの明細をPDFでダウンロードした場合も、専用のクラウドストレージにそのままアップロードできます。

④ 請求書などの作成機能

弥生・freee・マネーフォワードのクラウド会計ソフトなら、請求書や納品書も作成できます。作成した請求書は帳簿と連動できるので、売掛金などの入金管理がラクになります。

請求書作成機能 - 大手クラウド3社の比較

弥生 マネーフォワード freee
作成できる書類の数 10通/月
(11通以上は追加料金)
無制限 無制限
対応書類 ・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・発注書
・注文請書
・検収書
・領収書
・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・請求書
・見積書
・納品書
・領収書
・発注書
売掛金の管理

弥生の場合、ソフトには請求書等の作成機能がありませんが、同社が提供する「Misoca(ミソカ)」という請求書サービスを同じアカウントで利用できます。月に11枚以上発行するには追加料金が必要ですが、フリーランスならこの枚数で足りる方も多いでしょう。

なおインストール型の会計ソフトは、帳簿づけと確定申告しかできないものが多く、基本的に請求書作成機能は搭載されていません。

⑤ スマホ対応

クラウド型の会計ソフトは、ネット環境さえあればスマホからも操作可能です。また主要なクラウド会計ソフトなら、スマホ専用アプリも用意されています。

スマホアプリの主な搭載機能 - 大手クラウド3社の比較

弥生 マネーフォワード freee
対応OS iOS・Android iOS・Android iOS・Android
主な機能 ・手入力での帳簿づけ
・レシート撮影
・手入力での帳簿づけ
・自動仕訳
・確定申告書類の作成
・電子申告
・手入力での帳簿づけ
・自動仕訳
・確定申告書類の作成
・電子申告
・レシート撮影
・領収書などの作成

アプリの搭載機能は会計ソフトごとに異なりますが、いずれもカンタンな帳簿づけは可能です。外出中でもスマホからササッと仕訳入力を済ませられるので、ちょっとした空き時間を有効活用できます。

ちなみに、スマホからしか使わないかなぁという場合は、スマホ専用アプリの「タックスナップ」も選択肢に入ります。パソコンからは使えませんが、スマホでの操作性はピカイチです。

フリーランスにおすすめの会計ソフト

「弥生・マネーフォワード・freee」の3社であれば、どのクラウド会計ソフトでも簡単にフリーランスの経費処理~確定申告ができます。3社とも無料でお試しできるので、とりあえず実際に使ってみて、一番しっくり来たものを採用しましょう。

白色申告をするなら、永年無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」がおすすめです。有料ソフトと同等以上の機能を制限なく利用できるので、無理に他の有料ソフトに手を出す必要はないでしょう。
>>やよいの白色申告 オンライン(公式サイト)

クラウド会計ソフト3社の料金・特徴 - 青色申告向け

やよいの青色申告
オンライン
マネーフォワード
クラウド確定申告
freee会計
料金
(税込)
セルフプラン
11,330円/年
初年度無料

ベーシックプラン
18,975円/年
初年度無料

トータルプラン
33,000円/年
初年度半額
パーソナルミニ
11,880円/年
1,408円/月

パーソナル
16,896円/年
1,848円/月

パーソナルプラス
39,336円/年
スターター
12,936円/年
1,958円/月

スタンダード
26,136円/年
3,278円/月

プレミアム
43,780円/年
特長 ・初年度は無料~半額
・最安プランでも機能制限なし
・コスパがよい
・外部連携が充実している
・機能が豊富
・自動化の設定がしやすい

>> 弥生・マネーフォワード・freeeの比較記事はこちら

やよいの青色申告 オンライン

弥生はどのプランでも機能面に差はなく、サポート内容のみ異なります。「トータルプラン」であれば、帳簿付けや確定申告についてわからないことを色々質問できます。初年度は割引で使えるので、まずはサポートの充実した上位プランから始めて、使い方に慣れてからプラン変更するのがおすすめです。
>> やよいの青色申告 オンラインの詳細記事

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワードなら、複数のバックオフィスソフトをセットで利用できます。「クラウド確定申告・クラウド請求書・クラウド契約」など、様々なサービスを追加料金なしで利用できるため、かなりコストパフォーマンスがよいです。
>> マネーフォワードクラウドの詳細記事

freee会計

freeeの場合は「スターター」から始めるのがおすすめです。多少の機能制限はありますが、フリーランスがちょっと1人で使うだけなら充分です。もし上位プランの機能が必要になったら、そのタイミングで切り替えればOKです。
>> freee会計の詳細記事