経費の帳簿付けに使える会計ソフト11選 - フリーランス向け
更新日 2024年12月26日

こんなフリーランスにおすすめのソフト・アプリを紹介!
- ちょっとした経費の管理がめんどくさい
- 未処理のレシートが溜まって困っている
- ITツールを活用してラクに経費処理したい
- フリーランスの経費処理に使える会計ソフト10選
- ポイント① 口座連携による帳簿付け
- ポイント② レシート撮影による帳簿付け
- ポイント③ 確定申告の機能
- おすすめの会計ソフト - 弥生・freee・マネーフォワード
フリーランスの経費処理に使える会計ソフト10選
フリーランス・個人事業主は、会計ソフトを使って経費処理をすることで「帳簿付け~確定申告」の手間を大幅に減らせます。とくに、自動化などの便利機能が豊富な「弥生・freee(フリー)・マネーフォワード」の3社が人気です。
フリーランスの経費処理に使える会計ソフト【比較一覧表】
年額料金 (税込) |
自動で帳簿付け | 申告書類の 自動作成 |
電子申告 | ||
---|---|---|---|---|---|
口座連携 | レシート撮影 | ||||
![]() やよいの白色申告 オンライン |
無料〜 | 白色のみ | |||
![]() やよいの青色申告 オンライン |
11,330円~ 初年度無料 |
||||
![]() freee会計 |
12,936円~ | ||||
![]() マネーフォワード クラウド確定申告 |
11,880円~ | ||||
![]() タックスナップ |
12,936円〜 | ||||
![]() HANJO 会計 |
12,936円 | 青色のみ | e-taxソフトが 必要 |
||
![]() 円簿青色申告 |
無料 | 青色のみ | |||
![]() ジョブルポ |
12,936円 | CSV 取込 |
e-taxソフトが 必要 |
||
![]() ジョブカン青色申告 |
13,200円 | 青色のみ | |||
![]() CalQ Share (カルクシェア) |
13,200円 | 青色のみ | |||
![]() Taxnote |
無料〜 | ||||
年額料金 | 口座連携 | レシート撮影 | 確定申告書類 | 電子申告 |
「やよいの白色申告 オンライン」は、永年無料でありながら、他社の有料ソフトと同等以上の機能を備えています。現状では、フリーランス・個人事業主が白色申告をするならこれ一択でしょう。
青色申告をねらうフリーランスには「やよいの青色申告 オンライン」「freee会計
」「マネーフォワード クラウド確定申告
」がおすすめです。人によって好みが分かれますが、3社とも無料お試しができるので、とりあえず一通り使ってみましょう。
ポイント① 口座連携による帳簿付け
「口座連携」に対応した会計ソフトなら、銀行口座やクレジットカードを登録するだけで、定期的に明細を自動取得できます。取得したデータは帳簿に反映されるので、ほとんど手間をかけずに経費処理ができます。
会計ソフトで経費処理を自動化できる

初期設定さえしておけば、あとは定期的に取得データを確認するだけでOKです。勘定科目などもソフトが推測してくれます。一般的なフリーランスなら、月に1回くらいのペースで確認すれば問題ないでしょう。
「弥生・freee
・マネーフォワード
」のクラウド会計ソフトは、3社ともこの「口座連携」に対応しています。買い物をキャッシュレスで行い、3社のいずれかを利用すれば、経費処理をほぼ自動化できます。
口座連携による帳簿付け - freeeの例
「freee会計」の自動取込画面
このように、自動取得したデータが一覧で表示されるので、問題なければ「登録」を押して帳簿に反映させましょう。もし勘定科目の推測が間違っていても、この画面ですぐに修正できます。弥生・freee・マネーフォワードの3社とも、同様の操作が可能です。
ポイント② レシート撮影による帳簿付け
現金で支払った経費も、専用のスマホアプリでレシートを撮影すれば、手入力せずにサクッと処理できます。アプリが日付や金額などを写真から読み取り、テキストデータに変換後、帳簿に反映してくれます(OCR機能)。
レシートを撮影してテキスト化できる

未処理のレシートがたくさん溜まっていても、この機能を使えば時間をかけずに経費処理ができます。ユーザーはひたすらレシートの写真を撮って、読み取り結果を確認していくだけで構いません。
「弥生・freee
・マネーフォワード
」は、3社とも専用のスマホアプリを提供しており、いずれもこの「レシート撮影」に対応しています。もちろん、手入力で記帳することもできるので、件数が少ないときなどは自分でパパっと入力してもOKです。
レシート撮影による帳簿付け - freeeの例
「freee会計」のレシート取込画面
専用のスマホアプリで撮影したレシートは、このようにクラウド保存されます。必要に応じてテキストデータを修正し、帳簿に反映させましょう。弥生・freee・マネーフォワードの3社とも、同様の操作が可能です。
ポイント③ 確定申告の機能
「電子申告(e-Tax)」に対応したクラウド会計ソフトを使えば、確定申告書類の作成・提出をオンラインで簡単に行えます。帳簿データに基づいて、確定申告書類の大部分を自動作成してくれるので、書類作成に不慣れでも大丈夫です。
会計ソフトで簡単に電子申告できる

「弥生・freee
・マネーフォワード
」の会計ソフトには、それぞれ専用の電子申告ツールが用意されています。会計ソフトの案内にしたがって操作するだけで、簡単に確定申告書のデータを送信できます。
「電子保存」にも対応! - 紙で保存しなくてもOK
税務関係の帳簿や書類は、確定申告後も所定の方法で保存しなくてはいけません。「弥生・freee
・マネーフォワード
」の3社は、いずれも「電子帳簿保存法」に対応しているので、経費のレシートなどもすべて電子データとして保存できます。
たとえば、専用のスマホアプリでレシートを撮影すれば、紙のレシートは捨てて構いません。また、ネットショッピングの明細をPDFでダウンロードした場合も、専用のクラウドストレージにそのままアップロードできます。
フリーランスにおすすめの会計ソフト
「弥生・freee・マネーフォワード」の3社であれば、どのクラウド会計ソフトでも簡単にフリーランスの経費処理~確定申告ができます。3社とも無料でお試しできるので、とりあえず実際に使ってみて、一番しっくり来たものを採用しましょう。
白色申告をするなら、永年無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」がおすすめです。有料ソフトと同等以上の機能を制限なく利用できるので、無理に他の有料ソフトに手を出す必要はないでしょう。
>>やよいの白色申告 オンライン(公式サイト)
クラウド会計ソフト3社の料金・特徴 - 青色申告向け
やよいの青色申告 オンライン |
freee会計 |
マネーフォワード クラウド確定申告 |
|
---|---|---|---|
料金 (税込) |
セルフプラン 11,330円/年 初年度無料 ベーシックプラン 18,975円/年 初年度無料 トータルプラン 33,000円/年 初年度16,500円 |
スターター 12,936円/年 1,628円/月 スタンダード 26,136円/年 2,948円/月 プレミアム 43,780円/年 |
パーソナルミニ 11,880円/年 1,408円/月 パーソナル 16,896円/年 1,848円/月 パーソナルプラス 39,336円/年 |
特長 | ・初年度は無料~半額 ・最安プランでも機能制限なし |
・機能が豊富 ・自動化の設定がしやすい |
・コスパがよい ・外部連携が充実している |
やよいの青色申告 オンライン
弥生はどのプランでも機能面に差はなく、サポート内容のみ異なります。「トータルプラン」であれば、帳簿付けや確定申告についてわからないことを色々質問できます。初年度は割引で使えるので、まずはサポートの充実した上位プランから始めて、使い方に慣れてからプラン変更するのがおすすめです。
>> やよいの青色申告 オンラインの詳細記事
freee会計
freeeの場合は「スターター」から始めるのがおすすめです。多少の機能制限はありますが、フリーランスがちょっと1人で使うだけなら充分です。もし上位プランの機能が必要になったら、そのタイミングで切り替えればOKです。
>> freee会計の詳細記事
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワードなら、複数のバックオフィスソフトをセットで利用できます。「クラウド確定申告・クラウド請求書・クラウド契約」など、様々なサービスを追加料金なしで利用できるため、かなりコストパフォーマンスがよいです。
>> マネーフォワードクラウドの詳細記事