確定申告を簡単にする会計ソフト4選!【比較一覧表】
更新日 2024年5月01日
- 個人事業主・フリーランス向け会計ソフト - おすすめ4選
- 【白色·青色】freee会計
- 【白色·青色】マネーフォワード クラウド確定申告
- 【白色】やよいの白色申告 オンライン
- 【青色】やよいの青色申告 オンライン
- 確定申告書類の作成画面を比較
- まとめ
個人事業主・フリーランス向け会計ソフト - おすすめ4選
「確定申告をさっさと終わらせたい!でもきちんと申告したい!」という個人事業主・フリーランスのために、おすすめの会計ソフトを厳選してまとめました。
個人事業主・フリーランスにおすすめの会計ソフト
freee会計 |
マネーフォワード クラウド確定申告 |
やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
|
---|---|---|---|---|
料金 (税込) |
12,936円/年~ | 11,880円/年~ | 無料~ | 11,330円/年~ 初年度は無料~ |
帳簿づけ | ○ | ○ | ○ | ○ |
確定申告書類の作成 | ○ | ○ | ○ | ○ |
申告方式 | 白色申告 青色申告 |
白色申告 青色申告 |
白色申告 | 白色申告 青色申告 |
電子申告 対応デバイス |
パソコン スマホ |
パソコン スマホ |
パソコン | パソコン |
個人事業主向け会計ソフトの機能は、主に「帳簿づけ」と「確定申告書類の作成」です。帳簿づけには「手入力」と「自動仕訳」の2種類の方法があります。
帳簿づけが終わったら、ほぼ自動で確定申告書類を生成できるので、会計ソフトの利用によってかなりの時短が期待できます。電子申告もスムーズです(>> e-Taxの対応状況で比較する会計ソフト)。
会計ソフトで確定申告を自動化できる
本記事で紹介するソフトは、すべて「自動仕訳」に対応しています。銀行口座やクレジットカードを登録しておくと、AIが勘定科目を推測して、自動的に記帳データを用意してくれます。
今回おすすめする会計ソフトは、どれもブラウザ上で動作する「クラウド型」です。ネットにつながる端末さえあれば、すぐにでも利用開始できます。バックアップもすべて自動です。
【白色・青色】freee会計
「freee会計」は、操作画面から専門用語を徹底的に排除し、会計ソフト界に革新をもたらしたソフトです。DX対応に関しても、他社に比べて頭一つ抜けています。
料金 | 無料トライアル | 申告方式 | 推奨デバイス | スマホアプリ |
---|---|---|---|---|
12,936円/年~ | ○ | 白色申告 青色申告 |
パソコン タブレット スマホ |
○ |
帳簿づけ | 自動仕訳 | 確定申告書類 | 請求書 | サポート |
○ | ○ | ○ | ○ |
- 確定申告書類を「○×アンケート」の感覚で手軽に作成できる
- 専門用語を知らなくても、直感的に操作できる
- スマホだけで記帳~電子申告まで完結する
「freee会計」の料金プランは以下の3つです。「スターター」でも必要最低限の機能は使えますが、時短にこだわる方は「スタンダード」以上のプランをおすすめします。
「freee会計」の料金プラン
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
料金 (税込) | 12,936円/年 | 26,136円/年 | 43,780円/年 |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告 | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | ○ | ○ | ○ |
レシート撮影から 自動仕訳 |
△ 月5枚まで |
○ | ○ |
サポート | ・メール ・チャット |
・メール (優先対応) ・チャット (優先対応) |
・メール (優先対応) ・チャット (優先対応) ・電話 ・税務調査サポート補償 |
「スタンダード」は、面倒な入力作業をなくしたい個人事業主・フリーランスにおすすめです。レシートをスマホで撮るだけで、OCR機能により日付や金額を自動で読み取って、勘定科目まで推測してくれます。
「プレミアム」のみ電話サポートが受けられます。また、税務調査に備えた保険サービスも付帯します。万が一、税務調査の対象になってしまったら、税理士の立会費用を補償してもらえます(1時間あたり1万円を限度として最大50万円まで)。
>> freee会計(公式)
【白色・青色】マネーフォワード クラウド確定申告
「マネーフォワード クラウド」は、バックオフィス業務に関する10個以上のソフトがセットで提供されるクラウドサービスです。個人事業向け会計ソフトに相当するのが「マネーフォワード クラウド確定申告」です。
料金 | 無料トライアル | 申告方式 | 推奨デバイス | スマホアプリ |
---|---|---|---|---|
11,880円/年~ (複数ソフトのセット) |
○ | 白色申告 青色申告 |
パソコン タブレット スマホ |
○ |
帳簿づけ | 自動仕訳 | 確定申告書類 | 請求書 | サポート |
○ | ○ | ○ | ○* |
*「クラウド請求書」というソフトを使用する(追加料金なし)
- データ連携できる銀行やサービスが多く、取り込み頻度も高い
- 事業と家計のお金を、まとめて確定申告書へ反映できる(マネーフォワードME)
- スマホだけで記帳~電子申告まで完結する
「マネーフォワード クラウド」には、下記3つの料金プランがあります。どのプランでも、バックオフィス業務に関わるすべてのソフトがセットで提供されます(バラ売りなし)。
「マネーフォワード クラウド」の料金プラン
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
---|---|---|---|
料金 (税込) | 11,880円/年 | 16,896円/年 | 39,336円/年 |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告 | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ 機能制限あり |
○ | ○ |
レシート撮影から 自動仕訳 |
○ | ○ | ○ |
サポート | ・メール ・チャット |
・メール ・チャット |
・メール ・チャット ・電話 |
「パーソナルミニ」でも、確定申告には必要十分な機能を利用できます。普段の経理業務で請求書機能を多用するなら「パーソナル」がおすすめです。
「パーソナルプラス」と「パーソナル」の違いは、電話サポートの有無だけです。電話をよく使う個人事業主・フリーランスは「パーソナルプラス」も検討してみましょう。
【白色】やよいの白色申告 オンライン
「やよいの白色申告 オンライン」は、白色申告に特化した会計ソフトです。「弥生株式会社」は、個人事業主向け会計ソフトのシェア1位を獲得しています。
料金 | 無料トライアル | 申告方式 | 推奨デバイス | スマホアプリ |
---|---|---|---|---|
無料~ | - | 白色申告のみ | パソコン | △ |
帳簿づけ | 自動仕訳 | 確定申告書類 | 請求書 | サポート |
○ | ○ | ○ | △* |
* 請求書作成には姉妹サービスの「Misoca」を使う(月10枚までは無料)
- メニューの構成がシンプルで初心者に優しい
- 青色申告への移行がスムーズにできる
- スマホアプリは記帳ぐらいしかできず、複雑な操作には対応していない
「やよいの白色申告 オンライン」は、3つの料金プランがあります。本格的な会計ソフトの機能を「フルスペック&無料」で使えるのは、実質このソフトだけでしょう。白色申告ならコレで決まりです。
「やよいの白色申告 オンライン」の料金プラン
フリープラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
---|---|---|---|
料金 (税込) | ずっと無料 | 12,650円/年 初年度は無料 |
23,100円/年 初年度は11,550円/年 |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告 | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ 月11枚以上は有料 |
△ 月11枚以上は有料 |
△ 月11枚以上は有料 |
サポート | (なし) | ・メール ・チャット ・電話(年10回まで) |
・メール ・チャット ・電話(無制限) ・確定申告の相談 |
確定申告に慣れていない「まったくの初心者です!」という人には、最上位の「トータルプラン」をおすすめします。半額で利用できる初年度のうちにサポートをフル活用して、記帳から確定申告までマスターしてしまいましょう(プランはあとで変更可)。
トータルプランなら「そもそも確定申告って何?」「家賃を経費にできるってホント?」のような、確定申告に関する一般的な質問にもやさしく答えてもらえます。ベーシックプランではこのような質問ができません。あくまで製品のサポートだけです。
【青色】やよいの青色申告 オンライン
「やよいの青色申告 オンライン」は、会計ソフトの老舗「弥生株式会社」が提供しています。老舗らしい細やかな配慮が行き届いた、手堅い会計ソフトです。
料金 | 無料トライアル | 申告方式 | 推奨デバイス | スマホアプリ |
---|---|---|---|---|
11,330円/年~ 初年度は無料~ |
○ | 白色申告 青色申告 |
パソコン | △ |
帳簿づけ | 自動仕訳 | 確定申告書類 | 請求書 | サポート |
○ | ○ | ○ | △* |
* 請求書作成には姉妹サービスの「Misoca」を使う(月10枚までは無料)
- 入力画面に無駄がなく、初心者でも誤入力などのミスが起きにくい
- スマホアプリは記帳のみで、確定申告書を作成する際はパソコンが必要
- freeeやマネーフォワードに比べて、スマホアプリでできることが少ない
「やよいの青色申告 オンライン」は、3つの料金プランがあります。といっても、サポート対応のグレードが異なるだけで、機能面での違いはありません。
「やよいの青色申告 オンライン」の料金プラン
セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
---|---|---|---|
料金 (税込) | 11,330円/年 初年度は無料 |
18,975円/年 初年度は無料 |
33,000円/年 初年度は16,500円/年 |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告 | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ 月11枚以上は有料 |
△ 月11枚以上は有料 |
△ 月11枚以上は有料 |
レシート撮影から 自動仕訳 |
○ | ○ | ○ |
サポート | (なし) | ・メール ・チャット ・電話(年10回まで) |
・メール ・チャット ・電話(無制限) ・確定申告の相談 |
初年度は割引になるので、サポート付きのプランをおすすめします(2年目からセルフプランに変更すればよい)。確定申告に慣れていない人は最上位の「トータルプラン」、確定申告経験者は「ベーシックプラン」がよいでしょう。
「トータルプラン」なら、帳簿づけや確定申告の一般的な疑問にも答えてもらえます。一方「ベーシックプラン」では、操作方法などの製品に関する質問しかできません。
確定申告書類の作成画面を比較
おすすめ会計ソフト3社の「確定申告書の作成画面」を紹介します。実際の画面を比較して、とっつきやすいものを選ぶとよいでしょう。
確定申告書類の作成画面 - 3社の比較
freee | マネーフォワード | 弥生 | |
---|---|---|---|
トップ画面 | |||
入力画面 |
※ 弥生の画面は「やよいの青色申告 オンライン」のもの(「やよいの白色申告 オンライン」も画面はほぼ共通)
帳簿データは自動で反映されるので、改めて入力し直す必要はありません。あとは、その他の微調整を行うだけで、確定申告書類が自動的に生成されます。たとえば「社会保険料控除」などの所得控除について、上記のようにデータを入力します。
どのソフトでも、画面の指示に従ってポチポチ選択するだけでOKです。わからない用語が出てきても、ヘルプが表示されるのでそうそう行き詰まることはないでしょう。
まとめ
フリーランス・個人事業主の確定申告は、クラウド会計ソフトを使うことでかなり自動化できます。なかでも、本記事で紹介した4つのソフトがおすすめです。
個人事業主・フリーランスにおすすめの会計ソフト
freee会計 |
マネーフォワード クラウド確定申告 |
やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
|
---|---|---|---|---|
料金 (税込) |
12,936円/年~ | 11,880円/年~ | 無料~ | 11,330円/年~ 初年度無料~ |
無料 トライアル |
○ | ○ | - | ○ |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ | ○ |
確定申告書類 の作成 |
○ | ○ | ○ | ○ |
請求書 | ○ | ○ | △ | △ |
申告方式 | 白色申告 青色申告 |
白色申告 青色申告 |
白色申告 | 白色申告 青色申告 |
確定申告書の 作成画面 (トップ) |
||||
確定申告書の 作成画面 (入力) |
||||
推奨デバイス | パソコン タブレット スマホ |
パソコン タブレット スマホ |
パソコン | パソコン |
電子申告 対応デバイス |
パソコン スマホ |
パソコン スマホ |
パソコン | パソコン |
推奨ブラウザ | Chrome Firefox Safari |
Chrome | Chrome Firefox |
Chrome Firefox |
スマホアプリ | ○ | ○ | △ | △ |
サポート | ・メール ・チャット ・電話 ・税務調査サポート補償 |
・メール ・チャット ・電話 |
・メール ・チャット ・電話 ・確定申告の相談 |
・メール ・チャット ・電話 ・確定申告の相談 |
freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 |
やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
青色申告に対応している会計ソフトなら、「複式簿記」での帳簿づけが簡単にできます。会計の専門知識がなくても、55万円・65万円の青色申告特別控除を狙えます。
「白色申告でいいや」という個人事業主・フリーランスには、断然「やよいの白色申告 オンライン」をおすすめします。freeeやマネーフォワードと比べても遜色ない機能がすべて無料で使えます。
>> freee会計(公式)
>> マネーフォワード クラウド確定申告(公式)
>> やよいの白色申告 オンライン(公式)
>> やよいの青色申告 オンライン(公式)