マネーフォワード クラウド確定申告の取引登録 - 取引入力・自動取得の方法

更新日 2020年6月26日

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告」には様々な入力方法がありますが、どの入力方法で取引を登録しても、同じ帳簿に情報が集約されます。 帳簿には、仕訳帳や総勘定元帳をはじめとした表示形式があり、表示した帳簿はPDF・CSV形式で出力し、印刷することができます。

簡単入力 - 4ステップで簡単にできる入力方法

まず、最も分かりやすい入力方法が「簡単入力」です。 この入力方法であれば、簿記の知識がなくても4ステップで簡単に取引を入力できます。 例えば、仕事で使う印鑑を現金購入した場合、下記のように入力と選択をしていきます。

簡単入力は4ステップで帳簿づけできる

1 取引の種類を選択現金で購入するので、「支出」から「現金」を選択
2 取引の内容・金額を選択印鑑は消耗品なので、勘定科目のタブから「備品・消耗品費」を選択。購入金額10,000円を入力。
3 日付を選択印鑑を購入した日付をカレンダーから選択する
4 摘要、タグを入力し、登録を選択摘要欄に購入した物の内容を入力

「簡単入力」では以上の4ステップで取引入力が完了します。 非常にシンプルなので特にマニュアルなど見なくてもすぐに理解できるはずです。

マネーフォワード クラウドの勘定科目メニューはカスタマイズ可能

勘定科目のメニューは、表示項目と並び順を自分でカスタマイズすることもできます。 よく使う項目は上部にまとめて、全く使わない勘定科目は非表示にしておくといったことが可能です。 (「簡単入力」の勘定科目を編集するには、「各種設定 > 勘定科目 > 簡単入力用」の設定を変更します。)

「入力内容を保持」することで連続登録がラクにできる

「入力内容を保持」にチェックをいれて取引の登録をすることで、選択・入力した内容を残したままで次の取引登録に移れます。 同じような取引内容を連続して登録する場合に便利な機能です。

振替伝票入力 - 振替伝票の形式で入力

「振替伝票入力」では、振替伝票の形式で取引を入力できます。 振替伝票とは、入金・出金取引以外の取引も記録できる伝票のことです。 複式簿記の知識がある方、振替伝票の扱いに慣れている方、 複数行にわたる取引入力をしたい場合などに、この入力方法を使いましょう。

マネーフォワード クラウド確定申告の振替伝票入力

「+行追加」のボタンを押すことで、ひとつの取引を複数行で記録することができます。 例えば、売掛金50,000円から振込手数料200円を差し引いた金額が普通預金の口座に振り込まれた場合、 複合仕訳で下記のように帳簿づけできます。

振替伝票入力での複合仕訳

仕訳帳入力 - 仕訳帳の形式で入力

「仕訳帳入力」は文字通り、仕訳帳に直接書き込んでいくような形で帳簿づけをすることができます。 こちらも借方・貸方をはじめとした複式簿記の知識を要します。

マネーフォワード クラウド確定申告の仕訳帳入力

上の画像は入力用の仕訳帳ですが、閲覧用の仕訳帳(マネーフォワードの中では「会計帳簿」の中の仕訳帳)では、タグや摘要で検索をかけて取引内容を探したり、 仕訳帳のデータをPDFに出力して印刷したりすることができます。

「会計帳簿」の仕訳帳

また、マネーフォワード クラウド確定申告では帳簿づけの重複チェックもできます。

マネーフォワード クラウドの重複チェック

仕訳帳の画面にある「重複チェック」ボタンを押すことで、 取引日や仕訳金額のデータをもとに重複の可能性がある仕訳を抽出することができます。

誤差を指定して帳簿の重複をチェックできる

取引から入力 - 取引先と取引内容から入力

「取引から入力」では、取引先と取引内容(摘要に反映される)から情報を入力することができます。 一度入力した内容は記憶されるので、いくつかの取引先と同じような取引内容が多い場合は、 こちらの方法で入力作業の手間なくスピーディーに取引登録ができます。

取引先と取引内容から入力

ここまで見てきたのが、ユーザーが実際にパソコンやスマホからソフトへ入力をする手動入力の方法です。 最後に、会計ソフトがデータを自動取得してくれるクラウド会計ソフトならではの機能を見ていきましょう。

自動入力 - 金融機関データの自動取得

マネーフォワード クラウド確定申告に銀行口座やクレジットカードを登録すれば、取引明細のデータを自動取得できます。 これにより、日付・金額・摘要を自動で取得できるので、仕訳にかかる時間を大幅に削減することができます。

銀行口座とのデータ連携で帳簿づけがラクに

取引の勘定科目はマネーフォワードが自動提案してくれますが、仮に自動提案された勘定科目が間違っていた場合、 ユーザーが一度修正して登録をすれば、会計ソフトが学習してくれます。 これにより次回以降、ユーザーが修正を加えた後の内容で自動仕訳されるようになります。

領収書・レシートを撮影してデータをアップロードすれば、 金額や日付の内容を読み取って取引のデータを自動取得させることもできます。

その他の自動仕訳 - 他社サービスなどからも自動仕訳可能

マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業用の会計ソフトですが、オンラインで請求書を作成・印刷までできる「マネーフォワード クラウド請求書」や、効率的な給与計算を目的とした「マネーフォワード クラウド給与」といった関連サービスも用意されています。

こういったマネーフォワードのサービスを利用しているユーザーは、 そのデータをマネーフォワード クラウド確定申告に直接反映することができます。 例えば、マネーフォワード クラウド請求書で作成した請求書のデータから、 取引の日付・金額・取引内容などの情報を会計ソフトの方に反映することができるわけです。

また、マネーフォワードのサービスだけでなく、連携している様々なウェブサービスとデータの連動設定が可能です。 クラウドソーシングサイト、決済サービス、POS、Eコマースなどの領域で連携している他社製のサービスからデータを自動取得することができます。

>> マネーフォワード クラウド確定申告(白色申告・青色申告 両対応)