マネーフォワード クラウド確定申告・クラウド会計の評判
更新日 2023年12月01日
- 本記事で紹介しているレビューについて
- 肯定的な感想 - 高評価のユーザーレビュー
- 否定的な感想 - 評価の低いユーザーレビュー
- その他の感想 - 中立的なユーザーレビュー
- マネーフォワードの料金プラン
マネーフォワードが提供する会計ソフトシリーズは、個人事業主向けが「マネーフォワード クラウド確定申告」、法人向けが「マネーフォワード クラウド会計」です。 以前は「MFクラウド」という名称でサービス展開されていたものです。
本記事で紹介しているレビューについて
本記事では、マネーフォワードの会計ソフトに関するネット上でのユーザーレビューを、肯定的な感想、否定的な感想、その他の感想の3つに分類して紹介しています。 重複した趣旨のレビュー、声が多かった意見については、ある程度まとめて要約しています。 ソフト導入前の判断材料にご利用ください。
なお、他のクラウド会計ソフトにも当てはまるレビュー内容も極力省いています。 たとえば、下記のような利点への評価は他のクラウド会計ソフトにも該当し、マネーフォワード独自のことではありません。
- Windows、MacなどのOSを問わず利用できる
- パソコン、スマホ、タブレットなど端末を問わず利用できる
- レポート機能が実装されている
>> 詳細はインストール型ソフトとクラウド型ソフトの違い
このように、弥生のクラウド会計ソフトやfreeeにも当てはまる評判は省略しています。
マネーフォワードに肯定的な感想 - 高評価のユーザーレビュー
ユーザーインターフェース(操作性やデザイン)に関して
マネーフォワードへの肯定的なレビューで最も多く見られるのがUI(ユーザーインターフェース)に関する評判です。 シンプルで洗練されたUIに魅力を感じているユーザーが多いようです。
- インターフェースの使い勝手が良く、よく考えられていると感じる
- 複式簿記に慣れている人は詳細入力で、簿記の知識があまりない人は簡単入力で、 借方と貸方をほとんど意識せずに入力できる
- インストール型会計ソフトの使用感とそれほど変わらず使える
- デザインが分かりやすく、入力作業がシンプルで良い
- UIがごくシンプルに設計されているので、パッケージソフトよりも断然使いやすい
- インターフェースが現代的で、配慮や工夫が満載の設計
- 他社の会計ソフトの前時代的なインターフェースとは大違いの先進性に満ちた会計ソフト
- 通常設定では、毎回ログインしなくても入力できる (常にサインイン状態。ただし、セキュリティ上で問題になる可能性があるので複数人で使用する端末では使い終わったらログアウトを推奨)
自動仕訳に関して
これはクラウド会計全般に言えることですが、やはり預金口座やクレジットカードの取引を自動取得できることに大きなメリットを感じるユーザーは多いようです。
- オンラインバンキングの口座を登録したところ、ほんのわずかな時間でデータ取得が完了した
- 私はインターネット決済が中心の個人事業主で、いつもカードの利用明細を会計ソフトに入力する作業が大変だったが、マネーフォワード クラウド確定申告が半自動で一括取込してくれるので非常に楽になった
- 支払いは全てカードで現金を月に1万円も使わない。自動取込を使えば、自動仕訳された項目を確認して、間違っているところを直すだけ。今までの大変だった確定申告はなんだったんだ!というほど簡単
料金面に関して
後述のように、会計ソフトの料金設定に関しては肯定的な意見と否定的な意見があります。
- 無料版でも期限なしでデータ取得ができるので、1年分のライセンスを買わなくてもフリー版でまかなえそうなくらい
- 法人用のマネーフォワード クラウド会計に比べて、個人事業用のマネーフォワード クラウド確定申告は安価で手軽に導入できる
- サポートや法制度対応にともなうバージョンアップコストを考えれば、リーズナブルな料金設定で満足
その他の好評価レビュー
- 出先でレシートをスマホに読み取って、会計ソフトに同期してくれたのが良かった
- データの書き出しができるので、相性が合わなければ元のソフトに戻せる
- チャットサポートがあるので、その気になれば税理士がいらないかもしれない
- 電話とメールの中間のようなチャットサポートが地味に便利
- 豊富な画像による細かな説明、スライドによる説明により、導入から運用までの個人サポートは十分といえる
- CSVファイルのインポートができるので便利
- 収入源が複数あるので確定申告時期の入力が面倒だったが、 このソフトでは入力した内容を確定申告書類に自動反映してくれるので手間が省けた
- 弥生の会計ソフトのデータやCSVファイルを取り込めたので良かった
- 弥生などの会計ソフトは昔ながらの安心感があるが、SOHOスタイルのクリエイターなどMac派の会計にはこのソフトがマッチしている
- 口座登録が心配な場合は、取引データを一旦CSVデータでダウンロードしてから読み込む方法があるので安心できる
マネーフォワードに否定的な感想 - 評価の低いユーザーレビュー
データ自動取得のエラー / 対応状況に関して
低評価のレビューで最も目立ったのがデータ自動取得のエラー、個々の金融機関の対応状況に関してです。 環境によっては金融機関のデータを連携する際にエラーが発生することがあり、これが一部のユーザーを悩ませているようです。
同期のエラー
- 金融機関からのデータ自動取得にバグが発生し、20日間データの自動取得ができなかった
- 同期のエラーで苦戦した
- エラーが発生し、システムが不安定なのが唯一の不満。バージョンアップに期待するしかないのかな
同期の対応
- 海外の銀行を使っており、自動仕訳に対応していなかった
- 同期できる口座と同期できない口座があった
マネーフォワードにはフリープランが用意されているので、有料プランで使う前にネットバンキングやクレジットカードの同期を試しておくことはできます。
その他の低評価レビュー
- 医療費控除ぐらいの確定申告であれば、このソフトを使う必要はない。 税務署のページから書類をダウンロードして書けば十分。ほんのちょっとした作業にはオーバースペック
- CSVの出力対応はしているが、更新をしないと出力できないのが不満
- 毎年料金が発生するのが不満。個人事業主を対象にした商品だが、個人事業主はこんなものにお金をつかうほど儲かってない人が多いのでは?
- 自分にとっては使い方が難しく、これまで通りエクセルを駆使してやったほうがやりやすいという結論に達した
- 大した事業規模ではないので、仕訳の学習機能も対して有用だとは思えず、逆に面倒だった。 個人事業でもそこそこの事業規模があり、クレカ決済や口座取引が多い場合に使い勝手が良いのだと思う。
- チャットサポートを利用したところ返答は早かったが、一般的なユーザーヘルプの文章をひたすら繰り返すだけで、解決に至らなかった。アルバイトスタッフにマニュアルだけ渡して対応させているような雰囲気を感じた。
その他の感想 - 中立的なユーザーレビュー
その他、どちらとも言えない中立的なユーザーレビューです。 よくネットユーザーの議論の対象になるのは、セキュリティが信頼できるか否かという点のようです。 意見を二分する会計ソフトの利用料金に関しては、上述の通り、事業者の事業規模に応じてとらえ方が異なるという事に尽きます。
マネーフォワードに中立的なレビュー
- 月払いにした方が他のソフトに乗り換えやすいと思うので、月払いをおすすめする。
- ウェブサービスであることに弱点はあるが、総合的にこのデメリットはカバーできるのではないか。 メンテナンスによるサービス休止にしても、平日昼間というビジネス時間帯の稼働が確保されているので、たまにある深夜帯のメンテナンスぐらいは受け入れるべき。
- ワンタイムパスワードを使っている預金口座を登録してデータを同期できるか試したところ、 データを取得するたびにワンタイムパスワードの入力が求められるが、データの同期自体はできた。 ワンタイムパスワードがないカードの取引明細は自動で取り込んでくれている。
- 法人用と個人事業用があるのでメーカーに違いをたずねたところ、 法人のお客様は法人用、個人のお客様は個人事業用をお使い下さいという返事が返ってきた。。
- 基本的な信頼性という面からみて、金融機関のひも付けは怖くてできない。 入力数もそこまで多くないので手入力している。
- IEやFirefoxのブラウザで使っている。完全オフラインでも使えるようなオプションがあればより便利。
- マネーフォワードの性能、クラウド会計ソフトの利便性は承知しているが、 セキュリティに全幅の信頼をおくことはできないので、今後の動向を伺っている。
- あらゆるOS・端末に対応、法改正に伴うアップデート無料、自動取り込みと勘定科目の自動提案、確定申告書類の自動作成、レポート機能、こういった機能は非常に素晴らしいが、「セキュリティを信頼できるか」この一点だけがこのソフトの鍵といえる。「256bit SSL 暗号化通信を採用」が「金融機関と同レベルのセキュリティ」なのかどうか。
- 月額1,280円。これを高いと思うか安いと思うかは、事業規模とネット環境、スキルで決まる。 簿記の知識のあるなしも関係する。※
- これまで弥生会計を使用していた。試しにマネーフォワードを使ってみたところ、悪くはないが、弥生会計に慣れていることもあり、所々使いにくく感じるがダメではない。自動取得は便利だが、そのために乗り換えるかというと自分の場合はノーで、クラウドである必要性は感じなかった。個人差があると思う。
- 他の会計ソフトからのデータ取込に関して、「みんなの青色申告」は対応していないので、一旦CSVデータにしてからの取込となる。心配な方はまず月額会員としてはじめると良い。
※ 旧料金時のレビュー(現在の料金プランはこちら)
マネーフォワードの料金プラン
最後に料金プランをまとめておきます。マネーフォワードの会計ソフトは、個人事業用が「マネーフォワード クラウド確定申告」で、株式会社や合同会社などの会計で使える法人用が「マネーフォワード クラウド会計」です。
マネーフォワード (個人事業主向け) | マネーフォワード (法人向け) |
---|---|
マネーフォワードにはフリープランも用意されており、年間仕訳件数に制限があるものの、無期限で無料利用することができます。
月額プランは1,280円(税込1,408円)から利用でき、年額プランで加入すると割引になります。 レビューにもあった通り、まずはフリープランか月額プランで始めてみて、このソフトに確信が持てたら年額プランに切り替えるという方法がおすすめです。
法人用には、フリープランを合わせると3種類のプランが用意されており、事業規模に合わせて選択します。 フリープランの仕訳件数は年間で50件までであり、お試し利用の位置づけです。 小規模な会社であれば、スモールビジネスプランでまず問題ありません。 年度の途中でプラン変更することもできるので、こちらもまずは月額プランで始めることをおすすめします。