開業までの最短5ステップ!個人事業の開業までにやること

開業・起業までの5ステップ
  1. 個人事業の屋号を決める
  2. 白色申告か青色申告を選択する
  3. 税務署へ開業届などを提出する
  4. 必要に応じて許認可を受ける
  5. 個人事業用の会計ソフトを用意する

1. 個人事業の屋号を決める

法人でいう会社名のように、個人事業にも屋号があります。
この屋号でこれから商売することになるので、まずは屋号を決めてしまいましょう。
請求書や領収書などの各種書類にも、この屋号を記入できます。

屋号を決めるのが面倒であれば、そのまま事業主の名前でも構いません。
屋号をつけずに開業することもできます。個人事業を運営していくなかで屋号を変更したければ、税務署への届出の提出で簡単に変更することができます。

>> 屋号の決め方

2. 白色申告か青色申告を選択する

1年間の売上や経費を申告して、税金を納めるための「確定申告」の方法には、
白色申告と青色申告の2種類があります。

青色申告は、白色申告よりも帳簿づけや確定申告の要件が厳しくなりますが、
節税につながる特典などを受けることができます。

何も申請しなければ自動的に白色申告の扱いになりますが、
青色で確定申告するためには、事前に税務署への申請が必要です。
定められた期限内に「青色申告承認申請書」を提出します。

開業届を税務署に提出するのと同時にこの申請書も提出できるので、
まずは白色申告にするか青色申告にするかを検討しておきましょう。
>> 白色申告と青色申告の違い

3. 税務署へ開業届などを提出する

屋号と申告方法が決まったら、開業届を税務署へ提出しにいきます。
基本的には事業所から最寄りの税務署が管轄の税務署になりますが、
以下のページで所轄の税務署を調べることができます。
>> 国税庁ウェブサイト - 国税局の所在地及び管轄区域

国税庁のホームページから開業届をダウンロード・印刷して持参することもできますが、
開業届は税務署にも用意してあるので向こうへ行ってから記入するのでも構いません。
事前に開業届の書き方に目を通してから行くとスムーズです。
>> 開業届の書き方

青色申告を選択したい方は税務署で開業届の用紙をもらう際に、
「青色申告をしたいので青色申告の申請書もお願いします」と呪文を唱えれば、
職員の方が青色申告申請書を用意してくれます。
こちらも事前に書き方に目を通してからいくと良いでしょう。
>> 青色申告申請書の書き方

開業届(と青色申告申請書)を提出すれば、晴れて個人事業主となります。
これをもって個人事業の開業です。

4. 必要に応じて許認可を受ける

商売をするにあたって許認可が必要な業種と、必要ない業種があります。
許認可が必要な業種であれば、実際に営業を始める前に許認可を受ける必要があります。

開業届や青色申告申請書の受付は税務署ですが、
許認可については業種によって受付となる窓口が異なります。

例えば、飲食店や食料品等販売、クリーニングや美容院などの開業であれば、
許認可の窓口は保健所となっています。
バーやリサイクルショップ、ゲームセンターなどは警察署が許認可の窓口です。

>> 開業にあたって許認可が必要な主な業種一覧と窓口

5. 個人事業用の会計ソフトを用意する

個人事業の経理は法人と比べると簡単なので、
自分で帳簿づけをして自分で確定申告をすることができます。

その際に紙の帳簿を用意して売上や経費を書き込んでいく方法でも良いのですが、
手書きではとても大変なので、個人事業用の会計ソフトを用意しましょう。
法人用の会計ソフトとは別に、個人事業の経理に特化した安価なソフトが販売されています。

こういった会計ソフトを使うことで日々の帳簿づけが簡単になり、
そのまま確定申告で提出するための書類も自動作成されるので便利です。
申告方法に応じて会計ソフトを選んでおきましょう。
>> 白色申告の会計ソフト
>> 青色申告の会計ソフト

個人事業の年間スケジュールをおさえよう

以上で、個人事業を開業するための5ステップは終了です。
あとは個人事業を運営するにあたっての年間スケジュールをざっくりとおさえておきましょう。

会社の場合は決算月を自由に決定することができますが、
個人事業の場合は1月1日~12月31日が事業年度と決まっています。

個人事業であれば、毎年12月が決算月になるということです。
なので1月を期首、12月を期末として売上や経費を会計ソフトに記録していき、
年明けに結果をまとめて、確定申告のための書類を準備し始める形になります。

新規開業の年は、開業した日から12月31日までの営業記録でOKです。
会計ソフトにコツコツと売上や経費を入力していけば、
確定申告で提出するための書類は大部分が自動作成されていきます。

それを自宅やコンビニのプリンターで印刷する、もしくは確定申告書類に書き写すなどして、
確定申告書類を2月16日~3月15日の間に税務署へ提出します。
(その年の曜日の関係で多少日にちが前後しますが、基本的にはこの日程です)
これが確定申告です。
>> 個人事業の年間スケジュール - 確定申告期間や税金の納付時期について

>> 個人事業の開業に関する情報まとめ - 個人事業主の起業準備