100円未満、1,000円未満の切り捨てについて - 税金の計算

税金の端数切り捨て

1,000円未満切り捨て・100円未満切り捨てについて

所得税、個人事業税、消費税、住民税、固定資産税など、多くの税金では、
課税標準額から1,000円未満切り捨て、納税確定額からは100円未満が切り捨てとなります。

  • 課税標準額から1,000円未満切り捨て
  • 納税確定額から100円未満切り捨て
(課税標準額とは、税率をかける前の金額です。)

例えば、課税標準額が3,508,921円となった場合
1,000円未満に当てはまる921円は切り捨てとなり、
3,508,000円に税率をかけて納税額を計算することになります。

ちなみに、納税額は切り捨てとなりますが、還付を受ける場合には1円単位まで支払ってもらえます。つまり、納税者にとっては有利な税制となっているのです。

確定申告で提出する書類にも、
端数切り捨ての項目には下のケタにあらかじめゼロが並んでいます。

所得税の切り捨ての例 - 所得税・復興特別所得税の計算例

所得税の計算例でみてみましょう。所得税は以下の計算式で算出します。
(税率と課税控除額は、課税所得金額に応じて決定します。
詳細はこちらを参照して下さい→ 所得税の計算方法について

所得税の計算式
収入 − 必要経費 − 各種控除 = 課税所得金額
課税所得金額 × 税率 − 課税控除額 = 所得税額

売上 5,000,000円 経費 1,829,223円 控除額 520,000円の場合

5,000,000 − 1,827,223 − 520,000 = 2,652,777(課税所得金額)
2,652,777 → 1,000円未満切り捨て → 2,652,000
2,652,000 × 10% − 97,500 = 167,700(納付する所得税額)

ちなみに、平成25年から平成49年までは、復興特別所得税(2.1%)も合わせて納税します。
(基準所得税額 × 2.1% = 復興特別所得税額)
167,700 × 2.1% = 3,521
3,521 → 100円未満切り捨て → 3,500円(納付する復興特別所得税額)

特に、復興特別所得税は税率が2.1%で端数が出やすいので、
納税額の端数は切り捨てになることを覚えておくと良いでしょう。

消費税相当額の切り捨て、切り上げ、四捨五入について

上記の税金計算とは別に、商品の税込み価格を決定する際には、 商品価格に消費税を掛けて算出した金額の小数点以下を、どのように処理すれば良いのでしょうか?

結論から言うと、この処理はその事業者の任意で決めて良いことになっているので、
切り捨て、切り上げ、四捨五入、いずれにしてもOKです。
“ 「税抜価格」に上乗せする消費税相当額に1円未満の端数が生じる場合がありますが、その端数をどのように処理 (切捨て、切上げ、四捨五入など)して「税込価格」を設定するかは、それぞれの事業者のご判断によることとなります。” (財務省ウェブサイト - 総額表示Q&A Q7

一般的には、消費税相当額の1円未満は切り捨てにしている会社が多いです。
例えば、商品金額155円・消費税率8%の場合
155円 × 1.08 = 167.4円
この場合は、0.4を切り捨てて「167円」に設定している会社が多いということです。

>> 所得税の計算方法や税率・控除額について
>> 確定申告書類の書き方