源泉所得税の計算方法【10.21%】報酬額と源泉徴収税の早見表

更新日 2026年7月14日

源泉所得税の計算方法【10.21%】報酬額と源泉徴収税の早見表

外注先に報酬を支払う際の、源泉所得税額の計算方法を解説します。「源泉徴収する税額」と「実際に支払う金額」をパッと確認できる早見表も掲載しています。

源泉徴収税額の計算方法

  • 報酬額 × 10.21% = 源泉所得税
  • 報酬額 − 源泉所得税 = 実際に振り込む金額

>> 報酬額が100万円超だと計算方法が異なる

報酬額が100万円以下なら「報酬額の10.21%」を源泉徴収します。報酬から源泉徴収税を差し引いた金額が、外注先へ振り込む金額となります。外注先の事業者から見れば、振り込まれる金額がいわゆる「手取り」です。
>> 報酬の手取り金額とは?外注先の視点から整理

源泉徴収税の早見表

報酬額源泉徴収する税額実際に支払う金額
1,000円102円898円
3,000円306円2,694円
5,000円510円4,490円
10,000円1,021円8,979円
15,000円1,531円13,469円
20,000円2,042円17,958円
30,000円3,063円26,937円
40,000円4,084円35,916円
50,000円5,105円44,895円
60,000円6,126円53,874円
70,000円7,147円62,853円
80,000円8,168円71,832円
90,000円9,189円80,811円
100,000円10,210円89,790円

>> 源泉徴収税額の自動計算ツール - 自営百科

たとえば、報酬が10,000円の場合は下記のように計算します。

10,000円 × 0.1021 = 1,021円(源泉徴収税)
10,000円 − 1,021円 = 8,979円(実際に支払う金額)

源泉徴収税の小数点以下は切り捨てる

源泉徴収税に1円未満の端数が生じた場合は、小数点以下を切り捨てた金額を源泉徴収しましょう。たとえば、報酬額が25,000円のときは下記のように計算します。

25,000円 × 0.1021 = 2,552.5円

この場合は、0.5円を切り捨てて「2,552円」が源泉徴収税となります。

25,000円 − 2,552円 = 22,448円(実際に振り込む金額)

ちなみに、源泉徴収税には「所得税」と「復興特別所得税」が含まれていますが、それぞれ個別に切り捨て処理をするのはNGです。上記のように、所得税と復興特別所得税の合計額から切り捨て処理を行います。

源泉徴収税の仕訳方法【報酬を支払った時・納税した時】

外注先へ報酬を支払った時と、源泉徴収しておいた所得税を納める時の仕訳例を紹介します。まずは、先ほどの計算式を見直してみましょう。

  • 報酬額 × 10.21% = 源泉所得税
  • 報酬額 − 源泉所得税 = 実際に振り込む金額

報酬額は外注工賃などの勘定科目で経費計上できます。一方、源泉所得税は、支払い者がひとまず預かっている状態なので、「預り金」などの勘定科目で帳簿づけしておきます。外注先から預かった源泉所得税は、その報酬を支払った日の翌月10日までに、税務署へ納める必要があります。

複式簿記での仕訳例は以下のとおりです。まずは、報酬の支払いを行った時点で帳簿づけします。

源泉所得税の仕訳例【報酬を支払った時】

日付借方貸方摘要
20XX年3月25日外注工賃 10,000円現金 8,979円デザインA 支払い額
預り金 1,021円源泉所得税

この仕訳では10,000円の「外注工賃」を経費計上しますが、この時点で実際に出ていく現金は8,979円です。残りの1,021円はまだ事業主の手元にありますが、後に税務署へ納めることになります。

次に、預かっておいた源泉所得税を税務署に納付した時点で、下記のように帳簿づけします。

源泉所得税の仕訳例【納付した時】

日付借方貸方摘要
20XX年4月7日預り金 1,021円現金 1,021円4月分の源泉徴収額

源泉徴収した税金を納める時に使う用紙に必要事項を記入して、銀行や税務署の窓口で納付します。 この用紙はダウンロード・印刷して使えるものではないので、税務署へ取りに行きましょう。税務署から郵送してもらうこともできます。

>> 源泉徴収税の納付期限、納付場所、納付書の書き方など
>> そもそも源泉徴収が必要な報酬・料金等とは?
>> 個人事業主の源泉徴収に関するまとめ
>> 源泉徴収の自動計算ツール(自営百科)