【個人事業主向け】預金利息の勘定科目は?受取利息の仕訳方法まとめ

更新日 2026年7月23日

【個人事業主向け】預金利息の勘定科目は?受取利息の仕訳方法

個人事業主・フリーランスは、事業用口座に預金利息が振り込まれたら「事業主借」の勘定科目で仕訳しましょう。「受取利息」という勘定科目もありますが、これは基本的に法人企業が使うもので、個人事業主はあまり使いません。
>> 事業主貸・事業主借とは?仕訳方法をわかりやすく!

預金利息の仕訳方法 - 事業主借で帳簿付け!

個人事業主は、事業用口座に預金利息が振り込まれたら「事業主借」として仕訳します。たとえば、93円の預金利息が振り込まれたら、複式簿記では下記のように帳簿付けしましょう。

【仕訳例】預金利息が振り込まれたとき

日付借方貸方摘要
20XX年5月20日普通預金 93事業主借 93銀行利息

事業主借とは、事業所得に含まれない入金を処理する際などに使う勘定科目です。預金利息は、事業所得ではなく利子所得に該当するので、事業の収入とは区別しておく必要があるわけです。

ちなみに、預金利息はあらかじめ税金が源泉徴収されたうえで振り込まれます。ですから、基本的に預金利息について確定申告をする必要はありません(これを源泉分離課税といいます)。預金利息を事業上の収入に含めてしまうと、二重で税金がかかることになってしまうので注意しましょう。

>> 事業主貸・事業主借とは?仕訳方法をわかりやすく!

【例外】税引き前の利息が入金される場合について

銀行によっては、源泉徴収前の利息が入金される場合もあります。この場合は、たいてい同日に税金分の金額が引き落とされています。通帳にそのように記載されているので、見れば分かるはずです。

このようなケースでは、振り込まれた預金利息を「事業主借」で仕訳して、引き落とされた税金は「事業主貸」で仕訳すればOKです。(税金は基本的に国税と地方税に分けて引き落とされます)

【仕訳例】源泉徴収前の利息が振り込まれたとき

日付借方貸方摘要
20XX年5月20日普通預金 115事業主借 115銀行利息(税引き前)
20XX年5月20日事業主貸 17普通預金 17銀行利息の国税
20XX年5月20日事業主貸 5普通預金 5銀行利息の地方税

なお、ここで使っている事業主貸とは、簡単に言うと「事業とは関係のない支出」を示す勘定科目です。事業主"貸"と事業主"借"で意味が異なるので注意しましょう。
>> 事業主貸・事業主借とは?仕訳方法をわかりやすく!

会計ソフトでは「受取利息」の勘定科目を使う?

会計ソフトでは「受取利息」という勘定科目が用意されている場合もあります。これは「事業主借」のサブ科目のような位置づけになっている場合が多いので、個人事業主でも使ってOKです。

たとえば「やよいの青色申告 オンライン」には、あらかじめ「受取利息」という勘定科目があります。これは「事業主借」の一部として扱われる設定になっています。

預金利息の帳簿付け - やよいの青色申告オンライン

やよいの青色申告 オンライン」の帳簿付け画面

「やよいの青色申告 オンライン」では、下図のように「受取利息」が事業主借に含まれる勘定科目として位置づけられています。受取利息で記帳しても、事業の収益や所得として反映されるわけではないので安心してください。

受取利息は、事業主借と同じ位置づけ

このように、会計ソフトに「受取利息」や「預金利息」といった名前で勘定科目があらかじめ用意されている場合は、その位置づけを確認したうえで使いましょう。

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