確定申告書類はどこでもらえる?用紙の配布場所・入手方法まとめ

更新日 2025年5月26日

確定申告書類はどこでもらえる?用紙の配布場所・入手方法まとめ

確定申告書類の入手方法

確定申告書類の入手方法は大きく分けて3つあります。

  1. 国税庁のサイトからダウンロードする
  2. 税務署や役所に取りに行く
  3. 税務署に連絡して郵送してもらう

いちばん簡単なのは、国税庁のウェブサイトからダウンロードして印刷する方法です。なお、毎年1月中旬頃に税務署から申告書類が送られてくる人もいます(詳細は記事の後半で解説します)。

入手方法① 国税庁のサイトからダウンロードする

国税庁のウェブサイトから確定申告書類のPDFファイルをダウンロードして印刷すれば、提出用の確定申告書として使うことができます。パソコンやプリンターが使えるなら、これが最も簡単な入手方法です。
>> 確定申告書類のダウンロード - 国税庁

ちなみに、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」というサイトでは、わかりやすい入力フォームを使ってウェブ上で確定申告書類を作成できます。作成した書類は印刷して提出できますが、マイナンバーカード等があればそのままオンラインで提出(電子申告)することも可能です。
>> 確定申告書等作成コーナーの使い方をわかりやすく

入手方法② 税務署や役所へ取りに行く

確定申告時期に税務署に置いてある確定申告書類

毎年1月下旬以降に税務署や役所へ行けば、新しい確定申告書類が用意されています。特に手続きなどは不要で、山積みになっている用紙から必要なものを持っていけます。

確定申告書類をもらえる場所

  • 税務署
  • 市区町村の役所
  • 確定申告会場

税務署には全ての書類が用意されています。なお、確定申告書類を受け取るだけなら、居住地や事業所所在地以外の税務署でも問題ありません。なお、市役所や区役所にも申告書類がありますが、小規模の役所には備えつけがない場合もあるので注意しましょう。

「確定申告会場」とは、税務署が確定申告時期(毎年2〜3月ごろ)に設ける会場です。地域によって異なりますが、公民館・市民センター・コミュニティセンター・ショッピングモールなどに設置されます。確定申告時期だけに特設されるもので、常設されているわけではありません。

入手方法③ 税務署に連絡して郵送してもらう

特別な事情で前述の入手方法が使えない場合は、所轄の税務署に電話して、必要書類を送ってもらうこともできます。ただ、1月〜3月の繁忙期は対応に10日程かかることもあるようなので、日程に余裕のない方は注意しましょう。

あるいは、必要な書類をメモした紙を税務署へ郵送することで、申告書類を返送してもらうこともできます。この場合、返送に必要な金額の切手を貼り付けた封筒も同封しましょう。返送用封筒のサイズは、確定申告書がすっぽり入る「角形2号(横240mm×縦332mm)」がおすすめです。

1月頃に確定申告書類が届くこともある?

開業1年目の個人事業主や、前年も紙で確定申告をした人などには、毎年1月ごろに税務署から確定申告書類が届きます。送付時期は地域によって異なりますが、一般的には1月中旬〜下旬に送付されることが多いようです。日本郵便の「ゆうメール」で発送され、郵便受けに配達されます。

ただし、下記のような場合には税務署から確定申告書類が届きません。

税務署から確定申告書類が届かないケース(主な例)

  • そもそも開業届や確定申告書類を税務署へ出したことがない
  • 前回の申告で電子申告をした
  • 前回の申告で税理士に依頼して申告した
  • 前回の申告で確定申告相談会場で申告した
  • 過去の申告で「翌年以降送付不要」にチェックをした*

* このチェック欄は平成30年分から削除されています

ちなみに、届いた用紙を必ず使わないといけない、というわけではありません。電子申告(e-Tax)に切り替えたりしてもOKです。

確定申告の提出書類をおさらい - 個人事業主と会社員

個人事業主と給与所得者(会社員・アルバイト・パートなど)では、確定申告で提出する書類が異なります。

個人事業主の場合は、白色申告青色申告の場合でも提出書類が異なります。 基本的に、白色申告の場合には「収支内訳書」と「確定申告書」を提出します。 青色申告の場合には「青色申告決算書」と「確定申告書」を提出するのが基本です。
>> 白色申告と青色申告の違いについて

給与所得者の場合、基本的に決算書(収支内訳書や青色申告決算書)の提出は不要です。 下記のページに、給与所得者で確定申告をする義務がある場合、確定申告をした方がよい場合についてまとめています。
>> 給与所得者の確定申告について

いずれの場合も、税務署の窓口へ行って確定申告書類を受け取りたい旨を伝えれば、 あなたが使うべき確定申告書類を職員の方が用意してくれます。 確定申告時期(毎年2月中旬〜3月中旬)の少し前から税務署の玄関先に確定申告書類が並ぶので、 自分に必要な書類がわかっている方はこれらの書類をもらって行って構いません。

>> 個人事業主が確定申告で提出する必要書類
>> 確定申告書類のダウンロード・各申告書の内容について
>> 個人事業主の確定申告に関するまとめ