確定申告書類のダウンロード前に - 各申告書の説明
更新日 2022年1月26日

確定申告書類のダウンロードについて
確定申告書類は、下記のリンク先からPDFファイルをダウンロード・印刷できます。
このリンク先からダウンロードした確定申告書類のファイルは、自宅や職場で印刷してそのまま提出用の書類として利用できます。
>> 確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等 - 国税庁
確定申告書類は、税務署や確定申告相談会場、市区町村役場の税務課などでも受け取ることができます。
確定申告相談会場とは、主要な税務署が確定申告時期に設ける会場です。
(税務署以外の場所では、主な書類はひと通りある場合が多いものの、書類によっては備えつけていないものもあるので注意しましょう。)
>> 確定申告書類が入手できる場所について
各申告書類の内容をざっくりと理解する - 申告書類一覧
たくさんの書類が用意されていますが、この中から自分に関係のあるものだけをピックアップして提出します。 多くの個人事業主にとって重要な書類を太字で記載しています。順番に見ていきましょう。
書類の名称 | 内容 |
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申告書A | 所得の種類が、給与所得や公的年金等・その他の雑所得、
配当所得、一時所得のみで、なおかつ予定納税のない方が使う申告書。 会社員やアルバイトなどの給与所得者は、基本的にこの申告書を利用する。 |
申告書B | 事業所得や不動産所得がある方など、所得の種類にかかわらず、誰でも使用できる。個人事業主は、この申告書を提出する。 |
申告書第三表 (分離課税用) | 株や土地、建物の譲渡所得があった場合などに利用 (株や土地の譲渡は「分離課税」といって、他の所得とは切り分けて税金がかけられる) |
申告書第四表 (損失申告用) | 所得金額が赤字の場合などに利用 >> 赤字の繰り越しについて |
申告書第五表 (修正申告用) | 修正申告をする場合に利用。修正申告とは、確定申告にもとづいて納めた税金が少なかった場合や、 還付される税金が多すぎた場合に、訂正して申告すること。 |
収支内訳書 | 白色申告の場合に提出する決算書(個人事業用) 一般用、農業所得用、不動産所得用の3種類が用意されている。大抵の場合は、一般用で提出する。 |
所得税青色申告決算書 | 青色申告の場合に提出する決算書(個人事業用) 一般用、農業所得用、不動産所得用、現金主義用の4種類が用意されている。大抵の場合は、一般用で提出する。 |
住宅借入金等特別控除額の計算明細書 | 住宅ローン控除の明細書。一定の条件のローンを組んでマイホームを購入したり、特定の改修工事をした場合に、ローン残高に応じて計算した金額を所得税額から控除してもらうために利用する。 |
添付書類台紙 | マイナンバーの証明書や、源泉徴収票、各種控除の証明書を、のりづけして提出するための用紙。白色申告の場合でも、青色申告の場合でも、同じものを利用する。 |
たとえば、2021年分(令和3年分)の収支内訳書を作成する場合には、国税庁の該当ページで「令和2年分以降用」と記載されている収支内訳書を用います。
申告書には「申告書A」と「申告書B」があります。 個人事業主が利用するのは申告書Bです。主に会社員が申告書Aを使います(こちらは「令和3年分以降用」)。 >> 申告書Aと申告書Bの違いについて
申告書Aには、ふるさと納税をした方専用のものもあります。会社員でふるさと納税をした人は、その専用用紙を使いましょう。 個人事業主でふるさと納税をした人は、申告書Bの「寄附金控除」の記入欄に金額や詳細を記入します。
個人事業主が確定申告で提出する必要書類
個人事業主は、白色申告の場合、収支内訳書と確定申告書Bを提出します。 青色申告の場合には、青色申告決算書と確定申告書Bを提出します。 確定申告書B(申告書B)は、白色でも青色でも同じものを利用します。
白色申告で提出する書類 | 青色申告で提出する書類 |
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必要に応じてその他の申告書類を提出する
収支内訳書と青色申告決算書には、一般用・農業所得用・不動産所得用があります。 多くの人は「一般用」を使えばOKです。 農業を営んでいる場合には農業所得用、不動産を営んでいる場合には、不動産所得用を利用します。
また、青色申告決算書には「現金主義用」がありますが、これは事前に現金主義の申請を出した人だけ利用できます。 >> 青色申告の種類について
会計ソフトから確定申告書を印刷して提出することも可能
個人事業用の会計ソフトで帳簿づけをした人は、ソフトで作成した決算書や確定申告書を印刷することができます。 会計ソフトのデータから印刷した書類は、税務署への提出用として利用することができます。
ソフトで作成・印刷すれば、国税庁のウェブサイトから確定申告書のファイルをダウンロードしたり、 確定申告書を税務署まで取りに行く必要がありません。
これはマネーフォワード クラウド確定申告で、確定申告書を作成する画面です。
1年分の売上や経費を帳簿づけしていけば、確定申告書に自動で反映されます。
あとは事業所の情報などを手入力すれば、実際に提出できる確定申告書が出来上がります。
>> マネーフォワード クラウド確定申告
>> 個人事業の確定申告で提出する必要書類の詳細
>> 確定申告書類の書き方まとめ
>> 確定申告を簡単にする会計ソフト3選