AirレジとSquarePOSレジの比較一覧
更新日 2024年8月30日
無料で使えるPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」と「SquarePOSレジ」の比較情報をまとめました。
- 料金・対応OS・サポートなどの比較
- 商品選択の画面を比較する
- 売上データの確認画面を比較する
- モバイル決済との連携
- 連携できる周辺機器 - レシートプリンターなど
- 外部との連携 - クラウド会計ソフト
- AirレジとSquarePOSレジの比較まとめ
料金・対応OS・サポートなどの比較
AirレジもSquarePOSレジも、アプリをインストールするモバイル端末とネット環境さえあれば、無料で導入できます。「POSレジに興味はあるけど、コストは最小限に済ませたい」という小規模事業者におすすめです。
AirレジとSquarePOSレジの比較表
Airレジ | SquarePOSレジ | |
---|---|---|
レジ画面 | ||
初期費用 | 無料 | |
月額費用 | 無料 | |
対応OS | iOS | iOS Android |
サポート | チャット メール | 電話 メール |
関連機能 | モバイル決済 シフト管理 順番待ちシステム 予約管理 など | モバイル決済 従業員管理 顧客リストの作成 ギフトカードの販売 クラウド請求書の作成・送信 など |
運営 | リクルートライフスタイル | Square |
アプリのアイコン |
リクルートグループが運営するAirレジ
Airレジはリクルートライフスタイルが運営しています。48万を超える店舗が利用しているPOSレジアプリで、圧倒的なシェアを誇ります。
POSレジアプリ以外にも、モバイル決済サービス「Airペイ」や、受付・順番待ち管理システム「Airウェイト」など、店舗を支援するサービスを展開しています。関連機能は、ほとんど有料で、飲食店向けのものが多いです。
SquarePOSレジはアメリカ発のサービス
SquarePOSレジには、POSレジ機能のほかにも独自のオプションが備わっています。オンライン請求書の作成・送信や、従業員の管理ができる機能などです。おおかたのサービスは無料で利用できます。
Squareはアメリカの企業で、2013年に日本へ進出しました。Squareもモバイル決済サービスを行っています。自社のモバイル決済サービスのユーザーを増やすため、2社とも店舗の業務を支えるサービスを提供しています。POSレジアプリも、そのサービスのひとつというわけです。
商品選択の画面を比較する
商品の管理画面は、それぞれ下記の通りです。お客さんに購入してもらった商品をタップしていけば、自動的に合計額が計算されます。
商品選択の画面を比較
Airレジ | SquarePOSレジ |
---|---|
Airレジは、カテゴリごとに色を分けて登録するので、カラフルに見やすくカスタマイズできます。商品点数が多い場合でも、商品画像を登録すれば、レジ打ち時に見つけやすくなります。
対するSquarePOSレジは、シンプルなデザインが特徴です。ぱっと見ただけでわかりやすく、最低限の機能で構成された画面なので、初心者にも扱いやすいレジです。
売上データの確認画面を比較する
POSレジといえば、売上データの分析機能。グラフレポートを利用すれば、その日の客数や人気の商品を把握することができます。
日別売上の画面を比較
Airレジ | SquarePOSレジ |
---|---|
Airレジのシンプルな売上グラフ
Airレジは、売上を時間ごとに確認する「日別売上」、商品ごとの売上状況を確認できる「商品別売上」の2つの視点で売上データの表示ができます。
売上データはアカウントを取得してから、過去10年分が保存されます。10年以上データを保管したい場合は、データをCSV形式に出力して、エクスポートする必要があります。
「Squareデータ」で売上情報を詳しく分析
SquarePOSレジの場合、「Squareデータ」という別のアプリから売上を確認できます。その日の売上だけでなく、従業員や店舗ごとのデータも確認が可能です。
Squareデータには、ウェブブラウザ版とアプリ版があります。POSレジと同様、こちらも料金はかかりません。Squareデータは、売上データの保管に期限はないので、安心です。ちなみに、こちらもCSV形式に出力できます。
モバイル決済との連携
AirレジSquarePOSレジも、提供している会社がモバイル決済サービスも展開しています。それぞれのPOSレジとカードリーダーの関係は下表の通りです。
POSレジアプリとモバイル決済の連携
カードリーダー | Airレジ | SquarePOSレジ | |
---|---|---|---|
Airペイ | ○ | ☓ | |
Square | ○ | ○ |
AirレジはSquareのカードリーダーにも対応していますが、SquarePOSレジはAirペイのカードリーダーに対応していません。
連携できる周辺機器 - レシートプリンターなど
POSレジアプリをインストールしたモバイル端末と、レシートプリンターといった周辺機器を接続すれば、従来のレジのようにレシートを印刷できます。有線か無線(Bluetooth)で接続します。
キャッシュドロアは、お金を保管しておく金庫のようなものです。従来の大きな据置型レジでは、レジと一体になっているタイプがほとんどでした。自動開閉タイプなら、普段はロックが掛かっていて、お会計のときに自動で開きます。
商品をバーコードで管理するなら、バーコードリーダーが必須です。Bluetoothで接続するものが主流なので、コードが絡まるようなことはありません。
周辺機器をすべてそろえる必要はない
さすがに「周辺機器まで無料」とはいきません。全部そろえると、結構な出費になってしまいますね。レジ会計の機会が少ない業種であれば、領収書の発行は手書きで行うなど、他の手段で代用することも検討したいです。
SquarePOSレジなら、電子レシートの発行も可能です。これはお客さんにメールやSMSでレシートを送る方法です。
外部との連携 - クラウド会計ソフト
クラウド会計ソフトとPOSレジアプリを連携させると、毎日の売上データがクラウド会計ソフトに自動連携されます。手入力だと大幅にかかる経理業務の時間を、大幅にカットできます。
連携できるクラウド会計ソフト
Airレジ | SquarePOSレジ | |
---|---|---|
マネーフォワード | ○ | ○ |
弥生シリーズ | ○ | ☓ |
freee | ○ | ○ |
「弥生シリーズ」と示している個人事業主向けのクラウド会計ソフトは「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」です。
AirレジとSquarePOSレジの比較まとめ
無料なのに、有料のものと同じくらい使い勝手のよいAirレジとSquarePOSレジ。搭載されている機能の違いなど、改めてまとめておきます。
AirレジとSquarePOSレジの比較
Airレジ | SquarePOSレジ | |
---|---|---|
レジ画面 | ||
初期費用 | 無料 | |
月額費用 | 無料 | |
対応OS | iOS | iOS Android |
サポート | チャット メール | 電話 メール |
関連機能 | モバイル決済 シフト管理 順番待ちシステム 予約管理 など | モバイル決済 従業員管理 顧客リストの作成 ギフトカードの販売 クラウド請求書の作成・送信 など |
カードリーダー | Airペイ Square | Square |
クラウド 会計ソフト | マネーフォワード 弥生シリーズ freee | マネーフォワード freee |
運営 | リクルートライフスタイル | Square |
アプリのアイコン |
飲食店におすすめなAirレジ
Airレジは、リクルートグループが運営していることもあり、順番待ちシステムや予約管理サービスなど、飲食店に向けた機能が目立ちます。ただし、オプション機能のほとんどが有料です。また、サポートはメールかチャットのみ。電話での相談は受け付けていません。
独自のサービスが充実しているSquarePOSレジ
店舗独自のオリジナルギフトカードが作成できたり、メールで請求書を送れるクラウド請求書サービスを行っていたりと、独自のサービスを展開しているSquare。しかも、無料で利用できる機能が多いのがうれしいところです。
連携が可能なモバイル決済のカードリーダーは、Squareが提供しているものだけ。Squareのカードリーダーは、ほかのモバイル決済と比較すると、全体的にスタイリッシュです。レジ周りをシンプルに演出したい方の人気を集めています。
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