Airレジのレジ画面や連携サービスなどについて
更新日 2024年8月29日
無料のPOSレジアプリ「Airレジ」は、画面の見やすさと操作の簡単さが特徴。有料アプリ並みの機能を無料で使えることから、国内で最も多くの店舗に利用されています。
- 高機能なのに無料で使えるPOSレジアプリ
- ユーザビリティが高いレジ画面
- 売上グラフはアプリからも閲覧できる
- レシートプリンターなどの周辺機器と連携できる
- Airシリーズが豊富なのはAirレジの特徴
- まとめ - 無料なのに高機能な「Airレジ」
高機能なのに無料で使えるPOSレジアプリ
レジ機能はもちろん、売上データの分析や在庫管理の機能も備わっています。無料で利用できますが、売上分析の方法が少ないなど、有料のPOSレジアプリよりも劣る点があります。
Airレジの特徴
- 初期費用と月額費用、ともに無料
- レジ機能だけでなく、顧客や在庫の管理も可能
- レジ画面のユーザビリティが高い
- 売上分析は日別と商品別のみ
- AirPAYなど、連携サービスの充実
Airペイなどのキャッシュレス決済端末や受付管理システムなど、連携サービスが豊富にそろっているのがAirシリーズの特徴です。ホットペッパーグルメなどを手がけているリクルートライフスタイルが運営しており、飲食店向けの連携サービスが充実しています。
iPhoneやiPadをPOSレジとして利用できる
対応OSはiOSのみ。iPhoneやiPadを持っていれば、すぐ無料で導入できます。利用方法は、Airレジのアプリをダウンロードして、アカウントの登録をするだけ。商品の設定をすれば、すぐにレジとして使えます。周辺機器は必要に応じて用意しましょう。
サポートはチャットとメールだけ
Airレジのサポートは、オンラインチャットかメールしかありません。電話でのサポートは新規向けのみで、Airレジ導入前しか行ってくれないのが残念なところ。
しかし、Airレジは公式サイトのFAQが充実しています。大抵の疑問はここで解決できるので、メールなどのサポートを利用する機会はあまりないかもしれません。
ユーザビリティが高いレジ画面
商品を入力する画面はシンプル。商品のカテゴリごとに色分けして表示できるので見やすいです。ちなみに、下のレジ画面では商品名しか表示されていませんが、商品画像とセットでの表示もできます。
商品を選択する方法
①の「タイル」「リスト」「検索」「カスタム商品」いずれかの方法で商品を選択します。
名称 | 選択方法 |
---|---|
タイル | 商品のタイルをタップして選ぶ |
リスト | 選択したカテゴリの一覧が表示されるのでそこから商品を選ぶ |
検索 | 商品の名前かバーコードの番号を打ち込んで検索する |
カスタム商品 | 電卓のような画面に切り替わり自分で料金を打ち込む |
上のレジ画面では「タイル」から商品を選択しています。②から商品をタップすると、③に選んだ商品が表示されます。同じ商品の個数を増やしたい場合は、個数と同じ数だけタイルをタップするか、③に表示されている個数を変更します。
商品を登録できる上限は10,000件です。「タイル」と「リスト」で表示できる商品は800件まで。取り扱う商品数が少ない場合は「タイル」か「リスト」だと操作しやすいです。商品数が多い場合、「検索」を選んでからバーコードリーダーで商品のバーコードをスキャンします。
売上グラフはアプリからも閲覧できる
POSレジを使って会計した売上情報は、パソコンなどのWebブラウザ(「Safari」や「Google Chrome」など)を用いて閲覧するのが基本ですが、Airレジは、ブラウザだけでなくアプリからでも売上データを確認できます。
アプリ版 | Web版 |
---|---|
アプリ版とWeb版を見比べるとわかるように、両者に大きな違いはありません。すっきりとしたグラフで、売上の状況が見ただけでパッとわかります。
データの表示方法は「日別」と「商品別」の2つ
Airレジは、時間ごとに確認できる「日別売上」と、商品ごとの売上を把握できる「商品別売上」2つの視点からデータを分析できます。他社アプリでは可能な客層別や曜日別などでの表示機能はなく、あくまでも大まかにしか見られません。
データの保存期間はアカウント取得後、過去10年分です。10年以上保管したい場合は、CSV形式にエクスポートしておきましょう。
レシートプリンターなどの周辺機器と連携できる
従来の据え置き型POSレジでは、レシート出力機能や金庫がレジと一体になっていました。タブレット型POSレジの場合、レシートプリンターやキャッシュドロアといった周辺機器を用意します。有線で接続するものより、Bluetoothで接続(無線接続)するものが主流です。
Airレジと連携できる周辺機器の料金
周辺機器 | 料金 |
---|---|
レシートプリンター | 21,780円~ |
キャッシュドロア | 8,240円~ |
バーコードリーダー | 38,280円~ |
表示は税込料金
Airレジは、周辺機器・マニュアル・クラウド会計ソフトの無料クーポンなどがセットになった「スターターパック」を提供しています。
「SII レシートプリンターセット」の内容
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- レシートロール(レシート印紙)
- カンタン使い方マニュアル
- 弥生会計 オンライン(最大14カ月無償クーポン)
- 起業・経営に役立つマニュアル
Airシリーズが豊富なのはAirレジの特徴
Airレジは、キャッシュレス決済サービスの「Airペイ」や、受付管理システム「Airウェイト」など、Airシリーズと連携可能です。
名称 | 概要 | 料金 |
---|---|---|
Airペイ | キャッシュレス決済サービス | 基本無料 (決済手数料を取られる) |
Airペイ QR | QR決済を受付可能にするサービス | 基本無料 (決済手数料を取られる) |
Airペイ ポイント | ポイントシステムの導入サービス | 有料 |
Airウェイト | 受付の順番待ち管理システム | 有料 |
Airレジ オーダー | オーダーエントリーシステム(飲食店向け) | 有料 |
レストランボード | 予約台帳アプリ(飲食店向け) | 一部有料 |
Airリザーブ | お店の予約管理システム | 一部有料 |
Airシフト | 従業員のシフト管理システム | 3カ月目から有料 |
有料サービスがほとんどの「Airシリーズ」
Airシリーズの多くは有料のサービスです。Airレジなどの高機能なアプリを無料で提供することで関連サービスの利用者を増やし、収益化するというビジネスモデルです。事業が軌道にのっていれば、関連サービスを検討しましょう。
初期費用と月額費用が無料な「Airペイ」とも連携が可能
Airレジとキャッシュレス決済サービスを連携させるには、「Airペイ」か「Square」のカードリーダーが必要です。Airペイなら運営会社が同じこともあり、連携しやすいです。
Airペイは、Airレジと同じく初期費用と月額費用が無料。そのかわり、クレジットカードや電子マネーで決済をした売上から3.24~3.74%の決済手数料を差し引かれるという形です。
まとめ - 無料なのに高機能な「Airレジ」
Airレジは、無料サービスがゆえに機能やサポートが限られている面もありますが、ユーザビリティにおいて優秀です。簡単で使いやすいのがAirレジの特徴と言えるでしょう。
Airレジをチョイスするメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・F&Qが充実している ・シンプルで見やすいレジ画面 ・売上データはアプリでも閲覧可能 ・連携サービスが豊富 | ・電話サポートなし ・売上分析は日別と商品別のみ ・連携サービスの利用料は総じて有料 |
電話サポートが導入前のみというのが、無料サービスであるAirレジの難点です。とはいえ、公式サイトのFAQは他の会社に比べて充実しており、チャットとメールでスタッフに直接相談できます。
キャッシュレス決済サービスの「Airペイ」を筆頭とした、リクルートライフスタイルのAirシリーズ。ネット予約と電話予約を一元管理できる「AirRESERVE」や、スタッフのシフト管理サービス「Airシフト」など、関連サービスが充実して互換性が高いのも同シリーズの特徴です。
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>> AirレジとSquarePOSレジの比較