POS+ lite(ポスタス ライト)の特徴まとめ

更新日 2023年11月09日

POSレジ「POS+ lite(ポスタス ライト)」について

POSレジアプリのPOS+(ポスタス)は、電話でのサポートやスタッフ駆けつけサービスに対応しているなど、対面でのサービスに特化しています。業種や規模ごとに分かれた4種類のアプリを提供しており、小規模の飲食店向けが「POS+ lite(ポスタス ライト)」です。

「POS+」はサポートの手厚さが特徴

POS+(ポスタス)は他社のPOSレジのように無料サービスではない分、電話や駆けつけサポートで365日対応してくれます。「有料でいいから、しっかりしたサポートが必要」という事業者向けのサービスです。

  • 無料のPOSレジサービスではなく、有料サービス
  • 有料である代わりに、充実したアフターサポートがつく
  • 多言語(英語・中国語・韓国語・ベトナム語・タイ語)での表示に対応

POS+の場合、業種や規模でアプリが分けられています。今のところ対応OSはアプリごとに異なります。iOSとAndroidどちらにも対応しているのは、力をいれている「POS+ food」だけです。

アプリサービス概要対応OS
POS+ lite小規模の飲食店向けAndroid
POS+ food中~大規模の飲食店向けiOS/Android
POS+beauty理美容室向けiOS
POS+ retail小売店向けiOS

本記事では、一番上の「POS+ lite」を中心に説明していきます。個人事業主の事業規模であれば、このアプリが一番しっくりくると思われます。

小規模な飲食店専用のPOSレジアプリ「POS+ lite」

POS+が提供しているサービスのほとんどが中~大規模向けですが、2018年7月リリースの「POS+ lite」は小規模の飲食店向けにつくられています。

オーダーエントリーシステム(ハンディ用端末に注文を入力してキッチンプリンターに出力するシステム)を必要としない、比較的小規模な飲食店を「POS+ lite」は対象としています。

オーダーエントリーシステムのイメージ

オーダーエントリーシステムを導入した際の流れ

オーダーエントリーシステムが必要という場合は、中~大規模の飲食店向けアプリ「POS+ food」を選びましょう。

「POS+ lite」の初期費用と月額費用

安価でPOSシステムを導入できることがタブレット型POSレジの魅力なのですが、POS+の初期費用は他社よりも高めです。一方で、月額料金は他社よりも低めです。ランニングコストをおさえつつ、充実したサポートが欲しいという事業者におすすめです。

初期費用がやや高額なのは、タブレットをネットに接続する機器(Wi-Fiルーターなど)の購入費用が含まれているからです。ほとんどのPOSレジアプリはWi-Fiルーターのメーカーなどを指定をしていないのですが、POS+の場合は指定されたものが必要になります。

「POS+ lite」を契約する際に、指定されたWi-FiルーターかSIMカードを購入します。

初期費用月額費用
・Androidのタブレット
・Wi-Fiルーター or SIMカード
・レシートプリンター
・キャッシュドロア(金庫)
 など
・POS+ lite利用料
約150,000円6,600円

表示は税込料金

レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器は、POSレジ導入において必須ではないのですが、「POS+ lite」では基本的に購入を前提としています。

注意したいのが「無料期間中に解約すれば料金がかからない」というわけではないこと。定められた最低利用期間よりも前に解約すると、最低利用期間分の利用料金として79,200円(税込)を支払わなければなりません。

すっきりとした見やすいインターフェイス

「POS+ lite」のインターフェイスは全体的にシンプルです。レジ作業は、タブレットにインストールしたアプリから行います。売上情報を確認するには、SafariやChromeなどのブラウザからアカウントにログインします。

レジ画面売上グラフ
「POS+ lite」の会計画面
「POS+ lite」の売上グラフ
アプリ(タブレット)で操作ブラウザでアカウントにログインして操作

「POS+ lite」のサンプルモードでお試し可能

「POS+ lite」のアプリにはサンプルモードがあります。すでにAndroidのタブレットを持っている人なら、アプリをインストールするだけでPOS+の使い心地を試せます。(サンプルモードなので、実際の会計には使えません。)

他社に比べてアフターサポートが充実している

POS+はサポート体制の手厚さが売りです。電話サポートだけでなく、スタッフが直接店舗に駆けつけてくれるサービスにも365日対応しています。POSレジアプリのうち、ここまでのサポートを提供しているのはPOS+だけです。

電話サポート駆けつけ保守サービス
365日
10:00~22:00
365日
14時までの連絡で当日駆けつけ

駆けつけ保守サービスとは、14時までに連絡をするとスタッフが実際に駆けつけてくれるというもの。よっぽどのことがない限り、当日中に駆けつけてくれるようです。

回数の制限はなく、何回でも無料でPOS+のスタッフを呼べます。これほどまでの手厚いサポートを受けられるので、「タブレットに慣れていない」「POSレジを初めて使う」という方にもおすすめできます。

【終了】「軽減税率対策補助金」を利用してオトクに周辺機器をそろえる

「POS+ lite」を導入するには、レジ本体となるタブレットはもちろん、タブレットをネットに接続するWi-Fiのアクセスポイントやレシートを印刷するプリンターなどの機器が必要です。

  • Androidのタブレット
  • Wi-Fiルーター or SIMカード
  • レシートプリンター
  • キャッシュドロア

最大75%の導入費用を負担してくれる「軽減税率対策補助金」

「軽減税率対策補助金」を活用して、通常15万円くらいかかる負担を実質5万円程度におさえることができます。この補助金は、2019年10月1日実施される「軽減税率制度」までに、中小事業者のPOSレジ導入を支援するもの。

機器によっては、最大75%も導入費用を補助してもらえます。対象となる事業者は、「軽減税率制度」が実施される前にPOSレジを導入して、補助金の申請を済ませておきましょう。
>> 軽減税率対策補助金でお得にPOSレジを導入

「POS+ lite」に対応している外部サービス - モバイル決済と会計ソフト

「POS+ lite」と連携できる外部サービスは、他社と比べるとかなり少ないです。

「POS+ lite」と連携可能な外部サービス

モバイル決済サービスクラウド会計ソフト
STORES 決済(旧:Coiney)マネーフォワード クラウド確定申告

モバイル決済サービスは「STORES 決済」のみ

モバイル決済サービスと連携すると、会計時にカードや電子マネーでの支払いが受け付けできます。「POS+ lite」と連携できるモバイル決済サービスは「STORES 決済」。STORES 決済は初期費用をかけずに導入できるので、「POS+ lite」と同時に導入を検討すると良いです。

クラウド会計ソフトは「マネーフォワード」のみ

POSレジとクラウド会計ソフトを連携させることによって、経理にかける時間を短縮できます。会計時に入力した情報を会計ソフトが自動取得できるので、手入力で行う作業が減ります。連携できる会計ソフトは「マネーフォワード クラウド確定申告」。

まとめ - 小規模の飲食店用POSレジアプリ「POS+ lite」

POS+は有料サービスである分、駆けつけ保守サービスを行っているなど、サポートの手厚さが特徴です。中~大規模の事業向けのサービスが多い中、小規模飲食店向けに「POS+ lite」を用意しています。

「POS+ lite」を利用するメリットとデメリット

メリットデメリット
・365日対応の電話サポートが無料
・回数無制限の駆けつけ保守サービスつき
・多言語に対応
・初期費用が高め
・公式サイトのヘルプページなし
・連携可能な外部サービスが少ない

ネット環境はPOS+が指定するものを導入しなくてはならないため、他社よりも初期費用がかかってしまいます。しかし、月額費用は6,600円(税込)と有料POSレジのなかではリーズナブルです。

タブレットに不慣れな方やPOSレジ初心者でも安心

電話や駆けつけサービスを365日行っているのは、POS+ならではのサービス。14時までに電話をすればその日のうちにスタッフが駆けつけてくれるので、POSレジ初心者の方におすすめです。

ちなみに公式サイトにはヘルプページがなく、使い方や機能についての説明がほとんどないです。「自分で調べるのは面倒なので、分からないことがあったらスタッフに確認したい」という人向けのサービスです。

>> POS+(ポスタス)
>> 人気POSレジアプリ5社の比較