新しくなった「Square Reader」の詳細まとめ

新型「Square Reader」について

「Square」は、導入スピードや入金サイクルの早さが特徴のモバイル決済サービスです。今後、日本国内の電子マネー決済(Suicaなど)についても対応が予定されています。

カードリーダーが一新 - 一段とスタイリッシュに

「Square」は、アメリカ発のモバイル決済サービス他社のサービスには無い洗練されたデザインが特徴で、店内イメージをオシャレに演出したい事業者の人気が高いです。

iPad用スタンド「Square Stand」と「Square Reader」

2019年3月26日にSquare独自のカードリーダー「Square Reader」を一新。旧型の欠点が改善されただけでなく、ユーザーのニーズが高い電子マネー決済に対応しました。

新型カードリーダーの特徴

  • 電子マネー決済に対応
  • フル充電すれば一日中使える
  • タブレットとの接続方法はBluetooth
  • 磁気カードの読み取りは付属の「磁気専用リーダー」を使用

もちろんカードリーダーが新しくなっても、以下のようなサービス内容に変わりはありません。

Squareならではの特徴

  • カードリーダーのデザインがシンプル
  • 主要国際ブランドの決済手数料が低い(JCB以外)
  • 申し込みをしてから最短当日でカード決済を導入できる
  • 決済した売上の入金は最短翌日から
  • ブラウザ決済や「Square 請求書」の機能がある

「ブラウザ決済」とは

ブラウザ決済とは、SafariやChromeなどのWebブラウザを介してカード決済を行う決済方法です。「オンライン決済」と呼ばれることもあります。タブレットやパソコンなどを使ってカード情報を入力するので、カードリーダーは不要です。

「Square 請求書」とは

Squareには、請求書の作成・送信が行える「Square 請求書」という機能もあります。この機能を利用すれば、顧客のクレジットカードに定期請求ができます。月会費の徴収などに活躍する機能です。

新型カードリーダーは電子マネーに対応

新しくなった「Square Reader」一番のポイントは、なんといっても電子マネー決済に対応したこと。カードリーダーにカードやスマホをピッとかざすだけで、電子マネーでの決済が完了する機能が実装されました。

電子マネーには、世界的に利用されている「Type A/B」と、日本国内で普及している「FeliCa(フェリカ)」2種類のタイプがあります。

「Type A/B」と「FeliCa」の電子マネー(一例)

Type A/B(国際標準)Felica(日本国内中心)
Visaのタッチ決済
Mastercardコンタクトレス
American Express Contactless
JCB Contactless
Suicaなどの交通系ICカード
QUICPay
iD
nanaco

両タイプの電子マネーで決済できる機能自体は備わっているのですが、日本独自のタイプ「FeliCa」での決済はまだできません。海外でおなじみのVisaのタッチ決済など「Type A/B」にはいち早く対応しているので、外国人旅行者のニーズにはいち早く応えることができます。

ちなみに公式では「電子マネー決済にも対応予定」とアナウンスされています。今後のアップデートで利用可能になる「FeliCa」タイプの電子マネーについては、どの種類(Suicaやnanacoなど)と提携するのか、現段階では不明です。

海外で普及している「Type A/B」の電子マネーとは?

欧米を中心とする海外で流通している「Type A/B」のVisaのタッチ決済やMastercardコンタクトレスとは、日本でいうQUICPayやiDのような電子マネーです。カードやスマホを決済端末にピッとかざすと、紐づけられたクレジットカードで代金を支払えます。

これらは、電子マネー決済用のカード(ICカード)を使用するか、Apple Payにクレジットカードを登録して使います。この点でも、日本のQUICPayやiDと似ていますね。

バッテリーが長持ちに - フル充電すれば丸一日使える

新型カードリーダーも従来型と同様、利用するには充電が必要です。とはいえ、フル充電すれば丸一日使うことができます。旧型の欠点であるバッテリー持ちの悪さが改善されました。

また、カードリーダーを別売りの専用ドックにセットすれば、充電しながら決済を受け付けられます。専用ドックには角度がついており、カードが差し込みやすいつくりになっています。

「Square Reader」専用ドック 2,000円(税抜)

「Square Reader」を専用ドックにセットする

新型カードリーダーはICカード専用 - 磁気専用リーダーも付属

カードには、ICチップが内蔵された「ICカード」と、カードの裏面に黒いテープがある「磁気カード(磁気ストライプカード)」の2種類があります。

ICカードと磁気カードの違い

一般的にモバイル決済のカードリーダーは、2種類あるクレジットカードどちらにも対応しています。「Square Reader」はICカード専用なのですが、購入時に磁気カード用の「磁気専用リーダー」もついてきます。ちなみに、現在発行されているカードのほとんどがICカードなので、磁気専用リーダーの出番はあまり無いはずです。

Square Reader磁気専用リーダー
IC
カード用の「Square Reader」
磁気カード専用の磁気専用リーダー
カードの種類ICカード磁気カード
接続方法Bluetoothイヤフォンジャック
充電必要不要

ICカード用の「Square Reader」

「Square Reader」はリーダーの隙間にICカードを差し込んで、カードの情報を取得します。タブレットとの接続はBluetooth(無線)で行うので、コードが絡まる心配はありません。

磁気カード用の「磁気専用リーダー」

「磁気専用リーダー」はイヤフォンジャック型のカードリーダーで、充電をしなくても使用可能です。端末の溝に磁気カードをスライドさせてカード情報を読み取ります。 ちなみに、後述する「Square Stand」なら、スタンド自体に磁気カードを読み取る機能がついているので、「磁気専用リーダー」は不要です。

専用のタブレットスタンドならレジ周りがシンプルにまとまる

「Square Stand」はiPad専用のタブレットスタンドです。下にある台座の部分で磁気カードをスキャンできるので、イヤフォンジャック型の「磁気専用リーダー」が不要になります。

「Square Stand」32,980円(税抜)

iPad用スタンド「Square Stand」と「Square Reader」

タブレットスタンドだけでなく、「Square Reader」や専用ドックも含んだセットで、価格は32,980円(税抜)です。

「Square Stand」なら、カードリーダーだけでなくiPadも充電しながら利用できるので、バッテリー切れの心配がありません。デザインも洗練されているので、店内の雰囲気を大事にしたいアパレルショップやカフェなどにおすすめです。

カードリーダー1台分が実質無料になるキャンペーン実施中(終了)

一定の条件を満たすと、「Square Reader」1台分の料金7,980円(税抜)がキャッシュバックされるキャンペーンが実施中。以下の条件をすべて満たした方がキャッシュバックの対象です。在庫がなくなり次第キャンペーンは終了です。

キャッシュバック対象の条件

  • 「キャッシュレス・消費者還元事業」に参加
  • Square公式オンラインショップで「Square Reader」を購入
  • 購入後90日以内に「Square Reader」で合計10,000円以上を決済

上記の条件を満たすと、Squareから「件名:【Square Reader キャッシュバック申請のお知らせ】」というメールが届きます。メールの内容に従って申請すると、申請した月の翌月末に料金が振り込まれる、という流れです。

「キャッシュレス・消費者還元事業」には、Squareのアカウントから参加します。ログインすると「キャッシュレス・消費者還元事業」申請の項目があるので、指示にしたがって入力するだけでOKです。カードリーダーは申請後に購入します。

「キャッシュレス・消費者還元事業」とは

2019年10月1日、消費税率が8%から10%に引き上げられました。それにともない、国全体のキャッシュレス化を促進する「キャッシュレス・消費者還元事業」を、経済産業省が実施します。事業と銘打っていますが、その実態は対象となる事業者などを支援する制度です。

Squareの場合は、2019年10月1日~2020年6月30日の間、通常は3.25〜3.95%のクレジットカード決済手数料が、国の補助により実質2.16%に。中小規模の事業者が対象の事業ですが、個人事業主でも条件に当てはまれば大丈夫です。

対象となる事業者の条件は、POSレジシステムの導入費用を最大75%も負担してくれる「軽減税率対策補助金」と似ています。ただし、事業者が利用できる制度はどちらか一つだけ。すでにPOSレジシステム導入済みの店舗は「キャッシュレス・消費者還元事業」に参加しましょう。
>> 「軽減税率対策補助金」の詳細

Squareのカードリーダーと連携可能なPOSレジアプリ

カードリーダーだけ持っていても、クレジットカードなどでの決済を受け付けられません。 タブレットなどにインストールして使うPOSレジアプリと連携させることで、決済が可能になります。

Squareに対応しているPOSレジアプリ

  • Square POSレジ
  • Airレジ
  • スマレジ
  • ユビレジ
  • Bionly
  • poscube
  • Orange Operation

Square専用のPOSレジアプリ「Square POSレジ」なら、「Square Reader」と簡単に連携できます。

「Square POSレジ」は無料のPOSレジアプリでありながら、有料POSレジアプリ並みの機能を使えます。 迷ったときは「Square POSレジ」をインストールしておけば間違いないです。
>> POSレジアプリ5社の比較はこちら

導入の流れ - 最短当日から導入できる【Squareの特徴】

Squareでの決済を導入するために必要なものは3つ。 まず、タブレットやスマホなどの「モバイル端末」と、Wi-Fiルーターなどの「ネット環境」。これらがすでにあるという方は、Square専用のカードリーダー「Square Reader」だけ用意すればOKです。

Squareの利用に必要なもの3点

Squareを導入するまでの流れは3ステップ。簡単に導入できます。

Squareを導入するまでの流れ

タブレットなどにSquare専用のPOSレジアプリ「Square POSレジ」をインストールして、商品の情報(名称や価格)の登録が終われば、タブレットをPOSレジとして使えるようになります。

申し込みしてから最短当日でカード決済を受け付けられる

Squareはブラウザ決済にも対応しているので、アカウントの作成さえ済んでいればカードリーダーが手元になくてもクレジットカードによる決済を受け付けられます。

最短当日から受付可能最短3日で受付可能
VISA
Mastercard
American Express
Diners Club
Discover
JCB

「VISA」「Mastercard」「American Express」の3つは最短当日からブラウザ決済が可能です。そのほかは審査を通過するまで、最短でも3日ほどかかってしまいます。とはいえ、他社サービスでは2週間くらいかかることもあるので、Squareの導入スピードは比較的早いです。

料金や入金サイクル - 売上は最短翌日に入金【Squareの特徴】

Squareの利用にあたって、初期費用や月額費用はかかりません。決済手数料として、売上の数%がSquareに差し引かれます。

国際ブランドの決済手数料

3.25%3.95%
VISA
Mastercard
American Express
Diners Club
Discover
JCB

JCB以外の決済手数料は3.25%。DinersとDiscoverの手数料がこれほどまで低いのは、他社のモバイル決済サービスと比べてもSquareだけ。一方で、JCBの決済手数料は3.95%。他社は3.74%なので、JCBに関してはSquareだけ高めです。

決済した売上は最短翌日に入金される

売上は決済をしてから最短翌日に口座へ自動で入金されます。ほかのモバイル決済サービスと比べても早いです。このとき、売上から決済手数料が差し引かれた金額が入金されるというわけです。

  • 三井住友銀行とみずほ銀行……翌営業日
  • その他の金融機関………………毎週金曜日(締め日は水曜日)

売上が口座に入金される際の振込手数料は、Squareが負担してくれます。細かな点ですが、こういったところも無料なのはうれしいですね。

モバイル決済サービス「Square」と新型カードリーダーのまとめ

「Square」は、カードリーダーやタブレットスタンドの見た目がシンプルなモバイル決済サービスです。デザイン性だけでなく、機能性の高さも兼ね備えています。利用料金はかからず、カード決済金額に応じて売上から3.25~3.95%が差し引かれるだけです。

Squareのメリットとデメリット

メリットデメリット
機器のデザイン性が高い
5大国際ブランドの手数料が3.25%
最短当日から導入可能
売上は最短翌日に振り込まれる
JCBの手数料が高い(3.95%)
FeliCa系電子マネーは未対応
専用スタンドはiPad用

2019年3月26日にカードリーダー「Square Reader」を一新、さらにiPad専用スタンド「Square Stand」も同時にリリースしました。新型カードリーダーは、旧型と比べて以下の点が変わりました。

新型カードリーダーの特徴

  • 電子マネー決済に対応
  • フル充電すれば一日中使える
  • タブレットとの接続方法はBluetooth
  • 磁気カードの読み取りは付属の「磁気専用リーダー」を使用

電子マネー決済に対応していなかったり、バッテリーの持ちが悪かったりといった欠点が改善され、より使いやすく進化しました。ただ、現段階では電子マネー決済の機能は使えません。クレジットカードのコンタクトレス決済には、すでに対応しています。

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