スマレジ「フードビジネスプラン」について解説
更新日 2024年11月14日
スマレジの「フードビジネスプラン」は、飲食店に特化したプランです。このプランには、テーブルで受けた注文をキッチンに伝票で知らせる「オーダーエントリーシステム」が含まれています。スマレジのPOSレジ機能と合わせて、飲食店の運営を低コストで効率化できます。
>> スマレジ(公式サイト)
- 「フードビジネスプラン」の特徴 - スマレジの飲食店向けプラン
- スマレジのオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」
- フードビジネスプランに「スマレジ・ウェイター」も含まれている
- スタッフの業務削減につながる「テーブルオーダー」
- オフラインになっても安心な「ウェイターBOX」
- スマレジと連携できる周辺機器 - キッチンプリンターなど
- 外部との連携 - 予約管理システムやクラウド会計ソフトなど
- まとめ - スマレジとウェイターがセットの「フードビジネスプラン」
「フードビジネスプラン」の特徴 - スマレジの飲食店向けプラン
スマレジには5つのプランがあり、その中でも飲食店向けに特化しているのが「フードビジネスプラン」です。
スマレジ「フードビジネスプラン」の特徴
- 月額料金は1店舗に付き12,100円(税込)
- 商品の登録点数は10万点まで
- 複数の店舗を管理できる
- 365日対応の電話サポート(9:00~22:00)
- オーダーエントリーシステム(スマレジ・ウェイター)搭載
小~中規模の飲食店では、上記に挙げたプラン内の機能だけで十分です。店のタイプや規模によっては、さらに「テーブルオーダー」や「ウェイターBOX」などの有料オプションを導入すると便利です。
最初からプランに含まれている機能 | 有料オプション |
---|---|
スマレジ・ウェイター (オーダーエントリーシステム) | テーブルオーダー (セルフオーダー) ウェイターBOX* (店内用サーバー) |
* 現在、新規受付停止中
スマレジのオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」
スマレジはPOSレジアプリのほかに、「スマレジ・ウェイター」(以下「ウェイター」)という飲食店向けアプリも提供しています。簡単にいえば、オーダーエントリーシステム(テーブルでの注文受け付け)専用のアプリです。
「オーダーエントリーシステム」を導入すれば業務の効率がアップ
テーブルで受けた注文を、その場でキッチンやレジと共有できるシステムが「オーダーエントリーシステム」です。ハンディ端末で注文を受け付けると、キッチンに設置したプリンターから注文伝票が印刷されます。会計の際は、レジで即座に注文内容を呼び出せるので、レジ打ちが不要です。
オーダーエントリーシステムの導入により、業務効率のアップやリスク低減につながります。たとえば、ホールスタッフが注文を受けたあと、いちいちキッチンへ伝えに行く手間が省けます。空いた時間で他の注文も取れるようになり、顧客を待たせにくくなるというわけです。
フードビジネスプランに「スマレジ・ウェイター」も含まれている
ウェイターのアプリをiPodやiPhoneなどにインストールすると、ハンディターミナル(テーブルで注文を入力する端末)として使うことができます。追加費用などはかかりません。利用料金は、スマレジの「フードビジネスプラン」月額料金に含まれています。
ウェイターとスマレジの比較表
スマレジ・ウェイター | スマレジ | |
---|---|---|
月額料金 (税込) | セットで12,100円 (1店舗あたり) | |
主な利用場面 | テーブルで注文を受ける | レジカウンターで会計する |
インストール推奨端末 | iPodやiPhone | iPad |
機能 | 注文の入力 注文内容の管理 テーブルごとの管理 キッチン用伝票の出力 | 基本的なレジ機能 商品の管理 売上データの分析 複数店舗の管理 |
アプリのアイコン |
両アプリとも無料で使うこともできますが、その場合はアプリ同士を連携させることができません。有料の「フードビジネスプラン」を選ばないと、ウェイターで入力した注文内容を、お会計時スマレジに呼び起こせない、ということです。
ウェイターもスマレジも、iOSの端末ならインストールできます。ただ、ウェイターはハンディターミナルとして使うので手のひらサイズの端末がおすすめ。スマレジはPOSレジとして利用するので、見やすい大きめサイズの端末にインストールすることをおすすめします。
スタッフの業務削減につながる「テーブルオーダー」
スマレジにはオプションで「テーブルオーダー」という機能があります。テーブルごとにタブレットなどを設置して、顧客自身に料理を注文してもらう機能です。「セルフオーダー機能」と呼ばれることもあります。居酒屋などでよく見かけるあのシステムです。
顧客が入力した注文内容は、ハンディターミナルで入力したときと同様、自動的にキッチン伝票として出力されます。配膳状況などはウェイターのアプリから確認が可能です。
こまめな注文が多い居酒屋などで導入すれば、注文を取る時間の削減につながります。多言語にも対応しているので、外国人観光客が多く来店する店舗にもおすすめです。
テーブルオーダーの利用料金
端末料金 (iPad) | 月額料金 |
---|---|
49,800円〜/1台 | 440~1,320円/1台 |
※価格はすべて税込
月額料金は、使用するタブレット端末の台数によって、以下のように異なります。
台数 | 1台あたりの料金(税込) |
---|---|
1~10台 | 1,320円 |
11~20台 | 880円 |
21~30台 | 660円 |
31台~ | 440円 |
たとえば、5つテーブルのある店舗なら、タブレット端末が5台必要になるので1,320円×5台、月額料金は6,600円です。そこに「フードビジネスプラン」の月額料金12,100円も加わるので、月々18,700円がかかります。
オフラインになっても安心な「ウェイターBOX」
- 現在、「ウェイターBOX」は新規受付を一時停止中です。(再開時期は未定)
ハンディターミナルを使って注文を受ける際、インターネットの環境が不安定でキッチンプリンターが反応しなかった……なんてことになったら一大事です。
ウェイターBOXを導入すれば、「ウェイター」で入力した注文内容はウェイターBOXを介してクラウドサーバーに送信されます。万が一インターネットの接続が切れてしまっても、伝票やレシートを出力できるので安心です。
ウェイターBOXの仕組み
オフライン時は、ウェイターBOXに注文データが蓄積されます。インターネットが復旧すると、蓄積されたデータはクラウドサーバーに同期されます。すべて自動で行われるので、切り替えの作業などを行う必要はありません。
ウェイターBOXの利用料金(1店舗に設置した場合)
端末料金 | セッティング | 月額料金 |
---|---|---|
インテル® NUC キットの価格による | 93,500円 | 3,300円 |
※価格はすべて税込
導入の流れは、まずスマレジの開発スタッフが店舗ごとに機器(インテル® NUC キット)の設定をします。その後、店舗への納品はスマレジの営業スタッフが行ってくれます。
スマレジと連携できる周辺機器 - キッチンプリンターなど
オーダーエントリーシステムを導入するなら、キッチンで伝票を印刷するプリンターは必須です。スマレジの場合、一般的なレシートプリンターで伝票を印刷できます。
レジ周りでは、必要に応じてレシートプリンターやキャッシュドロアを用意しましょう。キャッシュドロアは、レジカウンターに設置する金庫のようなものです。自動開閉タイプを選べば、会計時にしか金銭を扱えないよう設定できます。
接続方法は有線か無線か選べる
周辺機器には、有線で接続するものからBluetooth接続(無線接続)までさまざまなタイプがあります。レジ周りをすっきり見せたい場合は、コードレスのBluetooth接続タイプがおすすめです。
外部との連携 - 予約管理システムやクラウド会計ソフトなど
スマレジはいくつかの飲食業界向けシステムに対応しています。たとえば「TORETA」と連携すると、「スマレジ・ウェイター」で席の予約や顧客の情報を確認できるようになります。
飲食店に関連のある連携が可能な外部システム
外部システムの名称 | 概要 |
---|---|
TORETA | テーブルの予約情報を管理するシステム |
ぴかいちナビ | 商品や発注、勤怠などを管理できる外食産業向けのシステム |
FOODIT21 | 経営管理だけでなくレシピの管理もできるシステム |
経理面では、クラウド会計ソフトとの連携も可能です。スマレジで会計した情報を自動で仕訳してくれるので、経理業務がラクになります。
まとめ - スマレジとウェイターがセットの「フードビジネスプラン」
「スマレジ・ウェイター」と「スマレジ」がセットになっている「フードビジネスプラン」の月額料金は、1店舗につき12,100円(税込)です。この低価格で、大手チェーン店にも負けないレベルのオーダーエントリーシステムとPOSレジを導入できます。
店舗の業務形態に合わせて、有料オプションも追加できます。たとえば、1組の顧客が何度も注文する居酒屋のような店舗では「テーブルオーダー」を導入することで、顧客を待たせることなく注文を受け付けられます。
「フードビジネスプラン」の有料オプション
オプション名 | 概要 |
---|---|
テーブルオーダー | テーブル上のタブレットから顧客自身が注文するシステム |
ウェイターBOX (新規受付停止中) | クラウドサーバーから独立した店内用のサーバー |
30日間は無料でスマレジをお試し可能
アカウント作成から30日間は、スマレジとウェイターをセットで無料お試しができます。 自店舗への導入を迷っている場合は、この期間内で実際に試してから決めてもよいでしょう。
また、「スマレジ」では、東京・名古屋・大阪・福岡でショールームを開設しています。オーダーエントリーシステムの仕組みや、タブレット型POSレジの使い方について実際に体験できるので、導入後のイメージが湧きやすくなります。ショールームが近くにない場合、Google Meetなどのビデオ通話で使用イメージを確認できます。