スマレジ「フードビジネスプラン」について解説
更新日 2020年8月27日

スマレジの「フードビジネスプラン」は飲食店に特化したプランです。このプランには、テーブルで受けた注文をキッチンに伝票で知らせる「オーダーエントリーシステム」が含まれています。軽減税率対応なので、スマレジのPOSレジ機能と合わせて、飲食店の運営を低コストで効率化できます。>> スマレジ(公式)
- 「フードビジネスプラン」の特徴 - スマレジの飲食店向けプラン
- スマレジのオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」
- フードビジネスプランに「スマレジ・ウェイター」も含まれている
- スタッフの業務削減につながる「テーブルオーダー」
- オフラインになっても安心な「ウェイターBOX」
- スマレジと連携できる周辺機器の料金 - キッチンプリンターなど
- 「軽減税率対策補助金」を利用すればお得に導入できる
- 外部との連携 - 予約管理システムやクラウド会計ソフトなど
- まとめ - スマレジとウェイターがセットの「フードビジネスプラン」
「フードビジネスプラン」の特徴 - スマレジの飲食店向けプラン
スマレジには5つのプランがあり、その中でも飲食店向けに特化しているのが「フードビジネスプラン」です。
スマレジ「フードビジネスプラン」の特徴
- 月額料金は1店舗に付き10,000円(税別)
- 商品の登録点数は10万点まで
- 複数の店舗を管理できる
- 365日対応の電話サポート(9:00~22:00)
- オーダーエントリーシステム(スマレジ・ウェイター)搭載
小~中規模の飲食店では、上記に挙げたプラン内の機能だけで十分です。店のタイプや規模によっては、有料オプションの「テーブルオーダー」や「ウェイターBOX」を導入すると便利です。
このプランに含まれた機能 | 有料オプション |
---|---|
スマレジ・ウェイター (オーダーエントリーシステム) | テーブルオーダー(セルフオーダー) ウェイターBOX(店内用サーバー) |
スマレジのオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」
スマレジはPOSレジアプリのほかに、「スマレジ・ウェイター」(以下「ウェイター」)という飲食店向けアプリも提供しています。簡単にいえば、オーダーエントリーシステム(テーブルでの注文受け付け)専用のアプリです。
「オーダーエントリーシステム」を導入すれば業務の効率がアップ
テーブルで受けた注文をすぐにキッチンに伝えることができるシステムが「オーダーエントリーシステム」。ハンディ端末に注文を入力すると、キッチンに設置してあるプリンターから注文伝票が印刷されます。
会計の際は、POSレジのアプリから注文内容を呼び起こすことができます。何度も同じ注文内容を入力しなくて済みます。

注文を受けた後、その都度キッチンへ伝えに行く手間が省けるので、業務の効率がアップします。伝票を手書きで記入するとヒューマネラーが発生しがちですが、こういったリスクを軽減することにつながります。
フードビジネスプランに「スマレジ・ウェイター」も含まれている
ウェイターのアプリをiPodやiPhoneなどにインストールすると、ハンディターミナル(テーブルで注文を入力する端末)として使うことができます。利用料金は、スマレジの「フードビジネスプラン」月額料金に含まれています。
ウェイターとスマレジの比較表
スマレジ・ウェイター | スマレジ | |
---|---|---|
月額料金(税別) | セットで10,000円 (1店舗あたり) | |
主な利用場面 | テーブルで注文を受ける | レジカウンターで会計する |
インストール推奨端末 | iPodやiPhone | iPad |
機能 | 注文の入力 注文内容の管理 テーブルごとの管理 キッチン用伝票の出力 | 基本的なレジ機能 商品の管理 売上データの分析 複数店舗の管理 |
アプリのアイコン | ![]() | ![]() |
両アプリとも無料で使うこともできますが、その場合はアプリ同士を連携させることができません。有料の「フードビジネスプラン」を選ばないと、ウェイターで入力した注文内容を、お会計時スマレジに呼び起こせない、ということです。
ウェイターもスマレジも、iOSの端末ならインストールできます。ただ、ウェイターはハンディターミナルとして使うので手のひらサイズの端末がおすすめ。スマレジはPOSレジとして利用するので、見やすい大きめサイズの端末にインストールすることをおすすめします。
スタッフの業務削減につながる「テーブルオーダー」
スマレジにはオプションで「テーブルオーダー」という機能があります。テーブルごとにタブレットなどを設置して、顧客自身に料理を注文してもらう機能です。「セルフオーダー機能」と呼ばれることもあります。居酒屋などでよく見かけるあのシステムです。

顧客が入力した注文内容は、ハンディターミナルで入力したときと同様、自動的にキッチン伝票として出力されます。配膳状況などはウェイターのアプリから確認が可能です。
こまめな注文が多い居酒屋などで導入すれば、注文を取る時間の削減につながります。多言語にも対応しているので、外国人観光客が多く来店する店舗にもおすすめです。
テーブルオーダーの利用料金
端末料金 | セッティング | 月額料金 |
---|---|---|
29,800円/1台 | 80,000円/1回 | 400~1,200円/1台 |
※価格はすべて税抜
端末は、Androidのタブレット(ONKYO TA2C-M8)を指定されています。料理のメニューデータを端末内に設定するセッティングは、スマレジ側が行ってくれるので安心です。月額料金は使用するタブレット端末の台数によって異なります。
台数 | 1台あたりの料金(税抜) |
---|---|
1~10台 | 1,200円 |
11~20台 | 800円 |
21~30台 | 600円 |
31台~ | 400円 |
たとえば、5つテーブルのある店舗なら、タブレット端末が5台必要になるので1,200円×5台、月額料金は6,000円です。そこに「フードビジネスプラン」の月額料金10,000円も加わるので、16,000円になります。
オフラインになっても安心な「ウェイターBOX」
ハンディターミナルを使って注文を受ける際、インターネットの環境が不安定でキッチンプリンターが反応しなかった……なんてことになったら一大事です。
ウェイターBOXを導入すれば、「ウェイター」で入力した注文内容はウェイターBOXを介してクラウドサーバーに送信されます。万が一インターネットの接続が切れてしまっても、伝票やレシートを出力できるので安心です。
ウェイターBOXの仕組み

オフライン時は、ウェイターBOXに注文データが蓄積されます。インターネットが復旧すると、蓄積されたデータはクラウドサーバーに同期されます。すべて自動で行われるので、切り替えの作業などを行う必要はありません。
ウェイターBOXの利用料金(1店舗に設置した場合)
端末料金 | セッティング | 月額料金 |
---|---|---|
85,000円 | 85,000円 | 3,000円 |
※価格はすべて税抜
機器本体の種類は、インテル(インテル® NUC キット NUC8i3BEH)に定められています。実際の導入ですが、まずスマレジの開発スタッフが店舗ごとに機器の設定をします。その後、店舗への納品をスマレジの営業スタッフが行ってくれます。
スマレジと連携できる周辺機器の料金 - キッチンプリンターなど

オーダーエントリーシステムを導入するなら、キッチンで伝票を印刷するプリンターは必須です。また、会計のレシートを印刷したい場合、レシートプリンターをタブレットに接続する必要があります。
キャッシュドロアは、レジカウンターに設置する金庫のようなものです。自動開閉タイプを選べば、会計時にしか金銭を扱えないよう設定できます。
接続方法は有線か無線か選べる
周辺機器には、有線で接続するものからBluetooth接続(無線接続)までさまざまなタイプがあります。レジ周りをすっきり見せたい場合は、コードレスのBluetooth接続タイプがおすすめです。
「軽減税率対策補助金」を利用すればお得に導入できる【受付終了】
「軽減税率対策補助金」の対象であれば、iPadは1/2、プリンターなどのレジ周辺機器は1/4の価格で導入できます。

たとえば、32,600円(税抜)するレシートプリンターの実質負担額は、8,150円(税抜)。3/4にあたる24,450円は、国が補助してくれるのです。
軽減税率対策補助金とは、複数の税率を扱う中小事業者をサポートする取り組みです。2019年10月1日から軽減税率が実施されましたが、それよりも前にレジのシステムなどを対応しておきましょう、ということです。ひとまずおさえておきたい主な要件は、下記の2点です。
- 軽減税率対象品目(テイクアウト食品など)を取り扱うために対応レジを導入する
- 一定の中小企業と小規模事業者
このほかにも細かな要件があります。申請の期間は、補助金の種類によって異なります。なるべく早めの申請を心がけましょう。
外部との連携 - 予約管理システムやクラウド会計ソフトなど
スマレジはいくつかの飲食業界向けシステムに対応しています。たとえば「TORETA」と連携すると、「スマレジ・ウェイター」で席の予約や顧客の情報を確認できるようになります。
飲食店に関連のある連携が可能な外部システム
外部システムの名称 | 概要 |
---|---|
TORETA | テーブルの予約情報を管理するシステム |
ぴかいちナビ | 商品や発注、勤怠などを管理できる外食産業向けのシステム |
FOODIT21 | 経営管理だけでなくレシピの管理もできるシステム |
経理面では、クラウド会計ソフトとの連携も可能です。スマレジで会計した情報を自動で仕訳してくれるので、経理業務がラクになります。
まとめ - スマレジとウェイターがセットの「フードビジネスプラン」
「スマレジ・ウェイター」と「スマレジ」がセットになっている「フードビジネスプラン」の月額料金は、1店舗につき10,000円(税別)。この低価格で、大手チェーン店にも負けないレベルのオーダーエントリーシステムとPOSレジを導入できます。

追加できる有料のオプションもありました。1組の顧客が何度も注文する居酒屋のような店舗では、「テーブルオーダー」を導入すると、作業効率がアップします。インターネット回線の安定性に不安のある方は、「ウェイターBOX」の導入をおすすめします。
「フードビジネスプラン」の有料オプション
オプション名 | 概要 |
---|---|
テーブルオーダー | テーブル上のタブレットから顧客自身が注文するシステム |
ウェイターBOX | クラウドサーバーから独立した店内用のサーバー |
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アカウント作成から30日間は、スマレジとウェイターをセットで無料お試しができます。また、スマレジは東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の5都市にショールームを開設しています。
オーダーエントリーシステムの仕組みや、タブレット型POSレジの使い方について実際に体験できるので、導入後のイメージが湧きやすくなります。ショールームが近くにない場合、Skypeでのビデオ通話で使用イメージを確認できます。