STORES レジを使ってみた!連携機能や使い方など

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更新日 2024年1月16日

POSレジアプリ「STORESレジ」のレビュー

POSレジアプリの「STORES レジ」を実際に使ってみました!使用感や機能について、他社との比較を交えつつ解説します。

STORES レジの特徴まとめ

STORES レジ」は、iPad専用のPOSレジアプリです。「iPad・iPad mini・iPad Air・iPad Pro」などで利用できます。iPhoneや、Androidのスマホ・タブレットでは使えません。

STORES レジの外観

結論から言うと「STORES レジ」は、とくに「STORESでネットショップを開いている or 開きたい」という店舗向けのPOSレジアプリです。実店舗のレジとしても使いやすいアプリですが、なんと言っても「STORES」で作成したECストアとの連携機能が強みです。

STORES レジの主な特徴

  • 初心者にもやさしいシンプルなレジ画面
  • 売上分析機能は、他社と比べるとやや少なめ
  • 「STORES 決済」と連携して、キャッシュレス決済にも対応できる
  • 有料プランなら「STORES」で作成したネットショップとの在庫共有が可能

そもそも「STORES」は、無料でネットショップを開設できるオンラインサービスです。「STORES レジ」は実店舗で使えるPOSレジアプリですが、「STORES」で作成したオンラインストアとの連携も可能です。

料金プランは2つから選ぶ

STORES レジ」のアプリは無料でインストールできます。そのまま無料で使い続けられる「フリープラン」と、月額料金がかかる「ベーシックプラン」があります。

STORES レジの料金プランと主な機能【比較表】

フリープラン ベーシックプラン
月額料金
(税込)
無料 4,950円
初月無料
基本機能
バーコード読取 ×
キャッシュレス対応
STORESとの
在庫共有
×

「STORES レジ」の料金プランを詳しく

フリープランとベーシックプランの主な違いとして「バーコード読み取り機能」の有無があります。これは、お会計の際にバーコードスキャナ(iPadのカメラでも可)で商品バーコードをピッと読み取る機能です。特に、取り扱う商品数の多い小売店などで重宝します。

実店舗だけで使うなら、フリープランでも十分です。店舗とネットショップで在庫を一元管理するなら、ベーシックプランへ加入する必要があります。フリープランでは、ネットショップ(STORES)との在庫共有ができません。

初心者でも操作しやすいレジ画面

レジ画面 - STORES レジ

STORES レジ」は、お会計時の商品登録画面が非常にシンプルでわかりやすいです。上図のように、商品画像を登録することもできます。レジ初心者でもすぐに使いこなせそうです。

ちなみに「STORES レジ」に登録した商品情報は、そのまま「STORES」のネットショップにも反映できます。実店舗とネットショップで同じ商品を販売する場合も、EC用に改めて商品を登録する必要はありません。

売上分析の項目は最低限

売上分析 - STORES レジ

「STORES レジ」には、売上データを自動で集計して、グラフや表にまとめてくれる機能もあります。ただ、他社のPOSレジアプリと比べると、分析機能の切り口はやや少なめです。

売上分析機能で閲覧できる項目

  • 全体の売上(日別、月別)
  • 商品ごとの売上(店舗別、バリエーション別)
  • 商品カテゴリごとの売上(店舗別)

他社のPOSレジアプリでは、たとえば「時間帯別の売上」や「スタッフごとの売上」などの切り口でも売上分析が可能です。「STORES レジ」のユーザーがこうした売上分析を行うには、自力でExcelの計算表を作ったり、専用の外部ツールを導入する必要があります。

「STORES」のネットショップと在庫共有できる

在庫共有 - STORES レジ

STORES レジ」の有料プランは、同社が運営するECサイト「STORES」との在庫共有が可能です。実店舗とネットショップで同じ商品を扱う場合、この機能で在庫管理がラクになります。

在庫共有とは?

在庫共有とは、店舗とECの在庫を一括管理する機能のことです。店頭での販売や入荷の処理に連動して、ネットショップの在庫数を自動で更新してくれます。この機能があれば、例えば「もう在庫がないのにECで注文が入っちゃった!」などというトラブルを防げます。

「STORES 決済」でキャッシュレスにも対応可能

「STORES レジ」の運営会社は「STORES 決済」というモバイル決済サービスも提供しています。「STORES 決済」の決済端末を購入すれば、店頭でスムーズにキャッシュレス決済を受け付けられるようになります。

STORES 決済のイメージ

「STORES 決済」の決済端末は、通常19,800円です。ただし、以下の条件さえ達成すれば、端末代は無料になります。

  • 「STORES 決済」で決済した売上額が、合計10万円以上になること
  • 申し込みから180日以内の達成が必須
  • クレカや電子マネーなど「STORES決済」が対応する全ての決済方法の売上が対象

後述するキャッシュレス決済の利用客が見込めそうなら、端末無料を狙ってもよいかもしれません。

「STORES 決済」の対応決済 & 決済手数料

QR・バーコード 電子マネー クレジットカード
【3.24%】
・WeChat Pay
【1.98%】
・交通系電子マネー(全9種)
【3.24%】
・VISA
・Mastercard
・Amex
【3.74%】
・JCB
・DinersClub
・Discover

「STORES 決済」は、他社のモバイル決済サービスと比較して、交通系電子マネー(Suica・PASMOなど)の決済手数料が安いです。他社のサービスだと、交通系電子マネーの決済手数料は「3%」程度が一般的ですが、「STORES 決済」では「1.98%」で利用できます。

QR決済のバリエーションを増やしたい場合

現状「STORES 決済」は、QR決済の対応数が少なめです。バリエーションを増やしたい場合は、別途で「PayPay」や「d払い」を個別に導入しましょう。たとえば「PayPay」は、公式サイトから申し込むと1〜2週間ほどで店頭掲示用のQRコードが届きます。

まとめ

STORES レジ」は、ECサイト作成サービス(STORES)が運営するPOSレジアプリです。レジアプリとしての基本的な機能を備えつつ、特に「STORES」との連携機能が優れています。

料金プランの比較【STORES レジ】

フリープラン ベーシックプラン
初期費用 無料
月額料金
(税込)
無料 4,950円
初月無料
レジの基本機能
バーコード読取 ×
キャッシュレス対応
STORESとの
在庫共有
×

実店舗だけで使うなら「フリープラン」でもOKです。基本的なレジ機能は揃っているので、小規模なお店なら十分に活用できます。

ネットショップ(STORES)を運営するなら「ベーシックプラン」にしましょう。月額料金はかかりますが、店舗の業務効率がアップします。商品のバーコード読み取りなど、小売店向けの機能も備わっています。

>> STORES レジ(公式)
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