SOHO - 経費の考え方について

SOHOの経費の按分について

SOHOとは? - 自宅を仕事場にするスタイル

SOHO(ソーホー)とは、「Small Office Home Office」の略です。こじんまりとした自宅オフィス・自宅兼事務所のことを指します。

デザインやイラストなどのクリエイティブワーク、その他にパソコン・インターネットを使った仕事、税理士や弁護士など、 大きなスペースを必要としない仕事ではSOHOで働く人も多いです。

事業にかける初期投資をおさえることができ、毎月の家賃や光熱費など余分な固定費もスリム化できるので、 小資本の個人事業主にはおすすめの形です。

SOHOの経費 - 家賃や水道光熱費など

SOHOの場合、自宅で使っている電気代や家賃・水道光熱費は、 生活用と事業用の割合に応じて、その一部を経費に計上できます。これを経費の按分と言います。

例えば、賃貸住宅で自宅の一部屋を事業用として使っている場合、仕事部屋の面積が自宅全体の2割を占めるとすれば、 家賃の2割を地代家賃として経費に計上できます。

地代家賃の按分方法

按分の比率は、なんとなくではダメで、合理的に説明できる根拠をもっておく必要があります。 一般的には、作業場の面積比率や営業時間の割合などで按分します。 >> 按分とは?地代家賃での按分例・方法など

SOHOで按分できる経費の例

家賃の他にも、インターネット料金や携帯電話料金、電気料金などは、事業に使う部分を按分して経費にできます。自動車を使う仕事の場合は、自動車の購入費や自動車税などの一部も按分して経費にできます。

費用の一部を必要経費に按分できる具体例

ひとつのものを個人用と事業用で併用しているもので、使用割合が明確に分けられるものは、費用の一部を按分して経費にできるというわけです。

地代家賃の仕訳例 - 家事按分の記帳方法

例えば、賃貸住宅で自宅の一部屋を事業用として使っていて、 仕事部屋の面積が自宅全体の3割、残り7割のスペースが事業主の居住空間とします。 仮に月々の家賃が10万円の場合には、3万円を地代家賃として経費にし、 残り7万円は事業主貸の勘定科目を使ってプライベートな出費とします。

これを複式簿記で仕訳すると、下記のようになります。
やよいの青色申告オンラインの場合)

地代家賃の仕訳 - やよいの青色申告オンライン

この場合は、事務所兼自宅の家賃として事業用口座から引き落とされた10万円のうち、3万円が地代家賃、7万円が事業主貸に計上されたことになります。

毎月按分の処理をするのが面倒な方は、1年分を全て事業主貸として計上していき、 年末の12月31日にまとめて年間家賃の3割を地代家賃に按分するよう振り替える方法でも構いません。 その場合は、年末に按分処理して経費計上するのを忘れないように注意しましょう。

>> 按分とは? - 按分の基準と具体例について
>> 個人事業での必要経費の「範囲」について
>> 個人事業の確定申告書類に記載されている必要経費の一覧表